呆れるほどの無駄なジェラシー(ホテル編) 2

お~今回は♪

夢を乗せて~どうなるかなぁ(笑)

PWの御連絡。

本朝7時までに申請いただいた方には返信してます。

残念ながら若干申請の注意点をご理解頂いてないままに申請をされてる方がいらっしゃいます。

『Pwに関するご案内』の記事を確認の上再度申請をお願いします。

*

「ママと一緒に寝る」

なんて、突然乱入してくるチビも今日はいない。

俺達の間をうめる体温が一回り熱い湯たんぽを、いつもなら抱きしめる腕も今は俺の背中を抱きしめる。

余裕があるのは俺もつくしも一緒。

首筋をなぞる唇。

「クスグッタイ」と機嫌のいい声はそのまま柔肌を俺に押し付ける。

「んっ・・」

仰け反る白い首筋が艶めかしく俺を誘う。

「まだ陽が高い」なんて、野暮なことは言わせねぇ。

胸元に誘う様につくしの腕が俺の後頭部を引き寄せる。

ほっそりとした指先が髪の先に絡みつくようにうごめく。

「ねぇ・・・」

ん?

呆れるほどの冷静な声。

ここで冷めるってスゲー侮辱だぞ。

シャツのボタンにかけた指先を止めるつもりもなく外してる俺の指先をつくしに掴まれた。

いいとこだぞッ!

さすがにムッとする表情を隠せない。

合わさった視線はすぐに俺から離れ後ろにそらせながら動いた視線が俺を誘導する。

テーブルの上に置かれた銀色のワインクーラーからのぞく黒曜色に輝くビンが見えた。

「ただのワインだろ」

果物だの飲み物だの部屋の中に準備されてるのは良くあることえ、珍しいことじゃない。

「あのね、いつも泊まってるスイートじゃないの。普通はワインが準備してあるってないんだから」

俺を布団を蹴り飛ばす様に押しのけてつくしがベットを降りる。

俺への興味はワインより下かッ!

クーラーからワインを手に取ってつくしが眺める。

ワインに嫉妬するつもりはないが、いいところで中断させられたのは嫌な展開。

結婚前も、結婚後も邪魔されるのよくあるんだよ。

仕事に、西田に、子供達・・・

つくしの道徳心、つーのもあった。

ワインを持つつくしの手からワインのボトルを手に取る。

20××年。

俺達の結婚した年。

ビンテージの高級ワイン。

まだ青臭い味が年月を置いて芳醇な香りを咲かせるまでに開花。

そんな評価が聞かれるワイン。

屋敷のワインセラーにも同じものが何本かあったはずだ。

ここまでチビたちが気を回せるはずがない。

チビたちの今回のプレゼントの予算はあいつ等の着ている服より安い低予算だしな。

「西田だな・・・」

「西田さん?」

「さすがにチビたちが準備するのは無理だろう」

「ケーキならわかるけどね」

誕生日にお祝い事があるとつくしとチビ達と鼻についたクリームを舐めあいながらつってるもんな。

邪魔してるのあいつかよ。

西田!

あいつも部屋に入ってすぐにベットの上に転がる俺たちを想像できなかったってわけか。

読みが浅いんだよ。

がつがつする必要はないんだけどな。

明日の朝までまだたっぷりの時間はあるのだから。

「折角だから飲もうよ」

飲むって・・・

お前!

わーーーッ!

栓を開けるなッ!

空腹のまま飲んだらそのまま熟睡パタンだろうがぁぁぁぁぁ。

「食事の後にしろ!」

あわててワインをとり上げてクーラーの中に押しこんだ。

どうせなら先に甘いナマモノのデザートを!

少し不満な顔は、ボタンを押し間違うとヤバイ。

理解しすぎてる自分が笑えてしょうがなかった。

拍手コメント返礼

あずきまめ 様

いよいよと思わせて♪

ちょっと休息~。

まだちょこっと書きたらなくて~。

あと数話お話にお付き合いをおねげ~しますだぁ~。

ご褒美は苦難の後で♪

おいおい(^_^;)

かよぴよ様

いえいえ、私もそこまで意地悪くないですから~。

ここはしっかり10周年に4周年企画ですからね。

出来ればお星様マークも付けたいですしね(*^_^*)

そこに行くまでにもう少しちょろちょろさせてもらいます♪