呆れるほどの無駄なジェラシー(ホテル編)3

この作品は4周年記念作品!!

忘れそうになってます。(^_^;)

1.2話の短編で終らせる予定が短期集中連載になってしまってます。(^_^;)

他の連載が進まない。

申し訳ありませんが今しばらくお付き合いをお願いします。

たくさんいただいた4周年のお祝いコメント。

ぼちぼちと返信しているところです。

嬉しいですね。

頑張ろうという気持ちを再燃させていただいてます。

元気玉ドラゴンボール ふるっ~)いっぱい!いただきました。

*

クーラーの中に鋭く突き刺さるワインの瓶。

クーラーの中から飛びだしたひとかけらの氷が床に転がった。

もう、乱暴なんだから。

円形の瓶の底が鋭利な刃物化してるように見えた。

瓶にヒビ・・・入ってないよね?

「私だって、酔うほど飲もうなんて思ってないわよ」

「一口で十分だって思っただけだし・・・」

「お前が途中で中断させるからだろうが!誘ったのお前だろ」

クルッと背中を見せた司がクーラーからワインを取り出してコルクの真ん中にスクリューを突きさして回す。

不機嫌というよりは拗ねてる背中。

キュキュッ! ポン!

コルクと瓶が擦れる音が可愛く響く。

「それなら味見させてやるよ」

ワイングラスを無視した注ぎ口はそのまま司の口内に吸い込まれる。

上下する喉仏に喉の奥に流こむ赤い液体が見えた気がした。

いや、そうじゃない。

一口の液体は司の口の中で停滞しててそのまま司の手のひらが私の後頭部を包み込んだ。

わずかに首を傾げて角度を変えた唇が私の口を塞ぐ。

唇に滲むようにかすかに薫るワインの香り。

ゆっくりと司の唇からわずかに漏れる果樹の甘味。

その甘みを唇から滴るの拒むように開いた唇の隙間から液体が流れ込む。

穏やかな酸味に司の味が絡まって渋みも苦みも何処にあるのかわからない。

最期の一滴まで残らず私に含ませたと滑り込んできた舌先。

クチュッと舌を吸い付いた感覚を残して空洞を作る。

「おいしかったか?」

口角をわずかに上げて細める瞳。

不敵な笑みに、拗ねていた司は見えなくなっていた。

可愛く思った事は撤回!

味なんてわかるわけない。

キスを返しそうになったところで置き去りにされたままの熱が物足りなさを身体に残したままだ。

「味見させてくれるんなら普通に飲ませて」

「口移しの方がおいしそうだろう」

腰に回され腕から逃れるように背中を反らす。

「もう、いい!味は分ったから!」

顰めた頬に近づく熱。

この距離で逃げ切れるものじゃないってことくらい分ってる。

ゆっくりと開いた瞼の先でご機嫌な笑み。

見ているこっちが照れくさくなるような破顔。

世間では苦悩を一人で抱え込んでる孤独さを漂わせてる司が私だけに見せる素直な感情。

この笑顔が見られるだけで得したっていまだに思える。

「今から、YESだけしか言うなよな。それ以外は受け付けないから」

意地悪な傲慢な言葉が甘く危険に耳元に響く。

耳孔をなぞる艶のある響きにビクッと肌が反応した。

「まずは腹ごしらえが先だな」

部屋の電話のプッシュボタンを押す司の指先の動きを私の肌をなぞる動きに重ねて見てる。

「6時に食事の予約をお願いしたい」

受話器を置いた司が私を振り返るまでの時間を長く感じてる。

6時まであと一時間足らずだ。

このドキドキ感はなんだッ。

まるで初めての時に戻ったみたいな緊張感と高揚感。

司が動くたびにビクッと身構えていた自分を思い出す。

時計を見ながら何を確認してるのか。

「シャワー、先に使うぞ」

「えっ?あっ・・・どうぞ」

余裕たっぷりの表情は今にも鼻歌を口ずさみそう。

突き放されてみたいで、がっくりきてる自分に戸惑ってる。

焦らされてるのは今は私みたいだ。

「おっ!」

グッと握られた肘が強引に引き寄せられる。

なななに?

「一人で入るのつまんねェだろ」

クルリと回された身体はすっぽりと背中から司の胸の中に羽交い絞めにされてしまった。

「YESだけしか受け付けないって言ってるからな」

えっ!

おっ!

わっ!

身体を押されるままに浴室にと追い込まれた。

拍手コメント返礼

ツックー 様

まだまだこの程度の刺激では司君の野獣度数は計れませんよ~。

ただ今上昇中♪

あさみ 様

そうそう、一人でシャワー浴びるわけない(笑)

りん様

思い通りになるのかどうか~

記念日ですしね。

別館ありがとうございます。

ボツネタなどをあちらに掲載してます。

最近は滞りがちですが本館共々宜しくです。

二次小説のブログは二つだけです。

後は日常のことを時々書いちゃってるブログを細々とやってます。

マリエ 様

エロ全開の司が好きって~

刺激的なコメントにドキッ。

もっと刺激的にエロを強調!

出来るかな?(^_^;)

びーちゃん 様

お祝いコメントありがとうございます。

私の頭の中でもすっかりドラマ化してます。

しょうもない私の脚本で楽しんでもらえるなんてうれしいです。

もっと楽しくお話をかんがえなくちゃっと意欲だけは満々で~す♪

Gods & Death 様

思わせぶりと言えば思わせぶりで~

私が?司君が?

ドラクエ10やってるんですね。

ドラクエやりだすと夢中になるので手を出さずにいます。

私は最近アイフォンでパズドラに夢中。