BITTER SWEETS (つかつく パートⅡ)

最初から決めてました2月14日はつかつくのお話をUPすると。

バレンタイン当日ですからね。

ということは・・・あきらと葵は?

どうしよう・・・(^_^;)

連載を首を長くして待ってる方もいるだろうしなぁ。

何処に連れ去られたのかつくしに類。

新たに登場した女性はどうなる?

早くサイモンをやっけてよ司君。

鮎川さんの会ってる男ってだれ?

舞ちゃんと佑は元の関係に戻れるの~

もうしばらくお待ちください。

 *

道明寺と婚約してから迎える2度目のバレンタイン。

大学に入学してから花嫁修業の為に道明寺の屋敷に通うことも多い。

夜遅くまでのその分野一流の教師がついて指導を受ける日々にも慣れた。

通う時間ももったいないといつの間にか道明寺の屋敷にお泊りすることも多くなった。

客間から道明寺の私室に私の居場所が変わったのは半年前から。

しばらく改装するとか言われて2週間ぶりに道明寺の屋敷に訪れた。

どうだ!と言わんばかりに自信満々に胸をはる道明寺に案内されたのは道明寺の私室。

今までなかったドアが隣りの部屋と仕切る壁に新しく設置されていた。

ガチャ。

ゆっくりと開らく扉。

楕円径の高い天井。

キラキラと光る眩いほどのシャンデリアは煌々と広間を照らし磨き抜かれた床はその光を反射していっそうきらめきを放つ。

その奥には存在を十分に示すキングサイズのベッド。

「ねぇ・・・これって・・・」

寝室を挟んで道明寺の書斎と私の書斎が続くと嬉しそうに道明寺が説明した。

「結婚する時のことを考えて改装した」

結婚って!

まだ2年も先じゃないの!

早ければいいってものじゃない。

この寝室だけでも私の家族の住むアパートより広い。

目を見張る光景は楽園に迷い込んだ異邦人になった気分。

「バレンタインの俺からプレゼント」

背中から道明寺の腕が私を包み込んで胸元で交差する。

耳元から頬にスライドして重なる頬。

唇が形を変えてるたびに感じる道明寺の息使いが私に甘えるように触れてくる。

もっ!

何も反論できないままにベッドに押し倒されてしまった。

プレゼントが部屋の改装って・・・

どう思付けばそうなる?

それにッ、バレンタインのお返しはホワイトデーでいいじゃない。

ホワイトデーでこの部屋を見せられても1か月の時期の差の違いだけか・・・。

もしかして!

ホワイトデーも道明寺へのお返し希望って事なのかな?

なんとなくこのまま道明寺の部屋に閉じ込められそうな気がしてきた。

バレンタインは明日なんだけど・・・

これは前夜祭か?

慣れた仕草で道明寺の指先がシャツの裾から侵入してきて胸のふくらみを包み込む。

流されるまま、されるがままって、たぶん今の状況の私。

「久し振りだから抵抗するなよな」

道明寺の唇が耳元で囁いて乱暴に唇を塞いだ。

目覚めるとバレンタイン当日の朝。

うっすらと開いた瞳が一面に捉えたのはきめ細やかな肌の色。

触れた頬が直に感じる体温。

逞しい背中にしがみ付いた格好で道明寺の身体に回した腕。

道明寺の胸元で指先が感じた硬くなってる感触・・・。

私って、無意識に何してたんだろう・・っ。

今までの私なら恥ずかしくて直ぐにでもベッドの中から道明寺を突き出していたに違いない。

今はただ・・・

この温もりを離したくなって道明寺の温もりを感じていたくてしょうがない。

背中を向けたままの道明寺の寝息を伝えるように上下する肩甲骨。

背骨のラインを確かめるように人差し指でなぞる。

ピクッとなった道明寺にあわてて指を引っ込めた。

そのまま寝返りをうった道明寺。

私の目の前に向きを変えた道明寺の精鍛な顔。

安心しきって寝息をたててる道明寺の無邪気な表情がそのまま私を包み込んでギュッと抱きしめられてしまった。

これじゃ動けないよ。

カーテンの向こう側で明るくなる日差しを感じながら目を閉じる。

もう少しこのまま道明寺の腕の温もりを感じたい思いから抜け出せなかった。

完全に明るくなった日差し。

さすがに起きなきゃヤバい。

道明寺を起こさない様にそっとベッドから抜け出す。

洗面を済ませて服を着替えてもまだ道明寺は起きる気配を見せない。

寝室の扉を開けるとリビングにはしっかり二人分の朝食が整えられていた。

私が泊まってるの分ってるんだろうけど・・・

道明寺と一緒に夜をすごして、乱れたベッド。

寝室は朝食を食べてる間にしっかり片づけられちゃうんだもんな。

道明寺が早く起きてくれればその痕跡は私が隠せるのに。

いまだにこの状況には慣れなくていたたまれなくなる。

「道明寺・・・どうみょうじ・・・」

早く起きてよ。

道明寺の寝起きが悪いのは今に始まったことじゃない。

一歩間違えるとすご~く機嫌の悪いふて腐れた表情を見せる。

「もう、そろそろ起きてよ」

寝ぼけた顔で私を見て不満そうなため息をもらす。

今日は何時もより優しく起こしてるつもりなんだけど。

乱暴に道明寺の身体を揺らしてないし、枕も取り上げてないでしょう!

「まだ、眠いの?」

機嫌を損ねない様に道明寺の顔を覗き込んで優しく作る笑み。

これでも私は結構、頑張ってるんだからね。

ここでむくれた表情見せられたら我慢の限界だぞ。

「今日は天気もいいしさ、気持ちいいよ」

寝てるのもったいないし、久し振りにゆっくり二人で過ごそうって言ったのは道明寺で、その事忘れてないよね?

「俺を起こしたきゃ、キスで起こせ」

頭を起こしてキスをせがむように唇を私の前に付き出された。

とに、これが最後の譲歩だから、しっかりと目覚めてよね。

我儘にせがむ道明寺をかわいく思えてしまう私はどれだけ道明寺が好きなのか、自分でも呆れるよ。

クスッと笑ったまま唇を重ねた。

道明寺を感じたくて角度を変えるように両手で道明寺の頬を包み込む。

甘えガミを上唇に繰り返すキス。

僅かに開いた唇の奥から流れ込む道明寺の吐息。

道明寺が私に応えるようにキスを返す。

「もう、目が覚めたでしょ?」

これ以上は無理。

道明寺のキスから逃げるように唇を離した。

「折角準備してもらった朝ごはん冷めちゃうよ」

朝から刺激が強よすぎ。

これ以上道明寺に触れられたら可笑しくなっちゃうよ。

「早く食べようよ」

道明寺の顔がまともに見れなくなりそうで、誤魔化す様に大きく笑う。

白々しいくらいに。

食事の味なんてわからなくなりそう。

道明寺へのバレンタインチョコ。

いつ渡そう。

渡すタイミングを考えながらパンをちぎって口の中に放り込んだ。

拍手コメント返礼

いの様

朝からどうもです♪

UPするのがほぼ午前中が98%なのでどうしようもないんですけどね。

実写で見たら二人はどう表現してくれるのでしょう?

ドラマの頃より大人になってるからな。

DVDを見直すと特におもえますね。

二人とも大人になったなぁ。

道明寺の財力があれば本当に続編作って欲しいですよね。

あずきまめ 様

お返しはしっかりその場でつくしちゃん。

でもまだつくしちゃんお部屋はいらないだろうなぁ。(笑)

次はホワイトデーに向けて下ごしらえをしておかなきゃ~。

あきらくんのお話で今年のバレンタインは終了になるかな。

リクがあると燃えるんですよね。

Gods&Death様

誕生日月を覚えてもらっていただけで感激してますよ。

当日おめでとうと娘しか言ってくれませんでしたもの~。

新しい機種に慣れるのって苦労しますよね。

最近私はメガネかけてると近くが見えにくくなってきました。

もしやこれが老眼か?

そのうちPC眺めるのも億劫になりそう。

理子様

ふらふらとあちらこちらのお話を考えちゃう私の落ち着きのなさが悪いんです。(笑)

今日はあきらのお話Upします。

他のお話もそろそろはじめなきゃいけないんですが、すっかりどう進めるか忘れちゃってます。

どうしよう・・・(^_^;)

ゆきこ様

雪すごいですね。

私のところは雨でした。

県北は宮崎も雪が降って臨時休校になった学校があったみたいで、娘が羨ましいと言ってました。

妄想で楽しみながらお部屋改装してそうですよね。

そういうことはつくしちゃんの危険も取り入れながら進めないといけないんだぞ~。

Mステ~

実は宮崎やってないんです。(/_;)

音楽番組はほぼ放映なしの僻地です。

嵐ブローカーさんのブログにお邪魔して楽しませてもらってます。

俺様なJみたいですが私も爽太のキスシーンはしっかり小説に取り入れさせてもらってます。

良いイメージが出来て楽しめますよ。

さわね 様

期待有り難うございます。

もう少し入り込んでお星様つけるまでいくか!!

と、思ったところも少しあったんですけどね押さえてしまいました。(笑)

そうそう、今日5話です。

最終話の頃は何時も2週くらいの遅れになるんだけど今回はどうなのかな~。

同郷なんですね。

福岡在住の同郷の方何人かいらした記憶があります。

はぴまりもぜひ最終話まで読んでくださいね。

最期まで飽きさせないコミックって久し振りでした。

最終話が近いと知ってすぐに二次始めちゃいましたからね。

花男は随分後で二次にはまったですからね。(^_^;)

花男は完全に原作よりドラマの影響が強いんですよね。