whitedayに花束を(つかつく 2 おまけの話)

バレンタインと一緒の展開になってしまいました(>_<)

お星様要望に弱い私。

文章を作るのにすごくエネルギー消費するんで実は避けたい!!!

それも週末。

時間が心配。

今回はPWはなしで書いてます。

PWの御連絡

本朝8時までに申請された方には返信してます。

確認をよろしくお願いします。

 *

わたしと道明寺の二人だけの乗ったエレベーター。

各階に止まることなく最上階を目指して上昇。

タダ黙って点滅する数字を見つめる道明寺。

少しはこっち見てよ。

エレベーターに乗る前。

薔薇の花束を道明寺からもらってうれしいと告げただけなのに・・・。

他の奴にもらったことあるのかと眉を眉間に寄せて不機嫌に見つめられた。

西門さんに美作さん、それに花沢類。

3人にもらっても意味合いが違うでしょ。

比べる必要もない。

不機嫌になった道明寺は扱いにくくてしょうがない。

折角のホワイトデー。

道明寺の私を思ってくれる心がうれしくて、気持ちに感動してるから今日はあんまりケンカはしたくない。

「あっ、でも道明寺の花束が今までで番うれしいから」

「あのな、俺以外から受け取るな」

不機嫌な声はちょっぴり子供っぽい拗ね方に聞こえて道明寺が私に甘えてる気がした。

何時も横柄で尊大な道明寺が私だけに見せる幼い我儘。

うれしくて、くすぐったくて自然と笑みがこぼれてしまってる。

「本当にうれしいよ・・・」

自分でも驚くほどの優しい声。

道明寺の瞳に籠る熱がすぐに私を包み込む。

「言葉じゃなくて態度で示せよ」

傲慢な色合いの強い言葉でも拒否できそうもない甘さが滲んでる。

唇で唇を軽く噛んで啄む様なキス。

小鳥のじゃれ合いの様なキスが心地よくって、可笑しくて、離れたくなくって、そのキスに答えて同じような啄むキスを返してた。

ライトが照らす明るさが頼りの地下駐車場。

そこから数倍は明るくなったエレベーター中。

なんとなく顔を見れないのは多分一緒だね。

整った横顔が私を無視するように数字だけを見つめるの寂しいって階を上るたびに思い出してる。

何時もより我儘に道明寺に甘えてる自分に気がついた。

今日は良いよね。

ソッポを向いたままの道明寺を振り向かせる様に道明寺の右腕に自分の腕を撒きつけた。

この続きからちょっぴり大人の表現を使用してます。

興味がない方はそのままスルーでお願いします。

突然自分の存在を知らせるように牧野が俺の腕にしがみ付く。

押しつけられて感じる胸のふくらみ。

イケない妄想を振り払おうとしてる俺には余計過ぎる。

食事が終わるまでは我慢しようって覚悟すでに崩壊気味だ。

無碍に振り払うなんてことが出来るわけない。

この緊張感、初めて牧野を抱いた時と似てるな。

何度抱いても飽きずにこいつを求めてる。

抱けば抱くほど離れられずにもっと欲しくなって、求められたくてしょうがない。

「黙ったままだと怖いよ」

俺のことちっとも怖がってない表情がしたから覗き込む。

わざとやってんじゃねぇだろうな。

牧野に邪心は無いからまだ達が悪い。

俺を追い込むなよな。

思ったことと裏腹に、牧野を壁に押しつけて強引に唇を重ねた。

もうどうなっても知るかッ!

無造作に指先がスカートの裾をたくし上げる。

それを拒むように俺の手首を華奢な指先が抑え込む。

「道明寺・・・無理だよ・・・」

とぎれとぎれの唇は俺を誘う様にそう呟いた。

触れる息が近くなる距離に合せて牧野の瞼がゆっくりと閉じる。

ちいさく小刻みに震える睫毛も俺を誘う。

唇を押しつけたのは俺じゃなくて牧野の方。

これを拒めるほど俺は紳士じゃない。

エレベーターがドアが開きかけたのに気がついて閉るのボタンを指で押さえた。

エレベーターがついたことに気がついたらこいつは俺から離れるのだろうか。

部屋に入ったほうが自然なのに早急に高まる熱はそれさえも余計だと拒む。

「んっ・・」

唇から洩れる吐息。

「どうみょ・・・っ」

苦しそうに呟く声。

「ダメ・・っ、やめッ!」

下肢に与える刺激に現実に戻った牧野がマジで睨んだ。

「もう少し我慢してよ」

動きを止められた腕はたいしたよく抑制にもならない非力さ。

「我慢てどのくらい?」

そうつぶやいた俺に牧野は耳元まで真っ赤に染まる。

「もっ」

牧野は俺の後ろに身体をまわしてエレベーターの外に押しやる様に背中を押した。

部屋まで続く廊下には俺たち以外の人影はない。

クツクツと俺の笑い声。

「笑わないでよ」

俺をたしなめるような牧野の声が俺の笑いを増長させる。

「部屋、何処?」

「1206」

指に挟んだカードキーを素早く奪い取って牧野が先に部屋のドアを開けた。

目の前で閉まるドア。

オートロックで閉まったドア。

おい!

こら!

遊ぶな!

開けろッ!

拳でドアを叩こうとした瞬間ガチャリとドアが開く。

「ドキッとした?」

しねぇよ。

開いた部屋の先。

テーブルの上に用意されたシャンパンと2人分のディナー。

湯気をたてる温かな料理。

なんか邪魔。

空腹に押しやられた色気。

そんな表情が浮かぶ牧野。

「食べるか?」

ウンと大きく頷いた満面の笑み。

俺の我慢・・・

あと最低一時間は必要だな。

そんな我慢も悪くない。

その後は二人でこの部屋で朝まで過ごせるはずだから・・・

窓辺にもたれて見おろす都会の明かり。

ビルの合間からこぼれる光はそのまま淡く輝いて瞬く。

小さく動く光は車のライト。

「夢みたいだよね」

そう小さく呟いてコツンと額を窓に当てる。

浴室から出てきた俺に気がついて聞こえた声は物静かで大人びた音色。

「夢って、何が?」

背中から抱きしめるように胸元で交差させた腕。

その腕を牧野がそっと握りしめた。

「こんなに幸せで、幸せ逃げちゃわないかな?」

「道明寺と知り合ったのも、一緒に過ごすのも目覚めたらみんな夢だとか・・・」

馬鹿げてるとか思わないでよね。

そんな瞳が俺をみつめる。

「来年はもっと幸せだって思わせてやるよ」

「一生の愛を誓って一緒に居るはずだから」

「お前が大学を卒業したら直ぐに結婚式あげるってこと忘れるなよな」

顎のラインをそのまま指でとらえて上向きに向けて唇にキスを落とす。

「覚えてないといけないこと多すぎでしょう」

目線の下で見せる微笑。

緩む頬がどうしようもなく制御できずにいる自分に気がつく。

誰にも見せられないような表情してる俺に牧野もまた幸せな笑みを浮かべてる。

バスローブの胸元から滑り込ませた手の平。

指先が捉えた膨らみをその形に添ったままに包み込む。

這い上げる指の動きが牧野の柔肌から衣を足元に滑り落とす。

しがみ付くように向きを変えて首に回された腕。

ゆっくりと離れた腕はそのまま俺の頬を包み込んで牧野の熱い視線が俺を捉える。

性急に上り詰める欲情。

そのままに牧野の身体をベッドに押し倒した。

 

拍手コメント返礼

キャサリン

本当のところを言うとお星様をつけるところまで書く時間がなくて~断念してソフトタッチになりました。

それもまた一興♪

Gods & Death 様

今の時期確定申告で忙しい時期なんですよね。

サラリーマンのわが家にはほぼ無縁。

さわね 様

ギリギリラインの方がドキドキ感ある気もするんですよね。

たまにはこの手で更新しよう。♪

体力はぎりぎりで~

これ以上はタイムアウトで断念した土曜のお昼でした。

ひーまー 様

オートロックがあのまま開かなったら・・・

司君壊して乱入したかな?

いや~直ぐに支配人を呼びつけてカギを開けるだろうなぁ。

かよぴよ 様

最上階物語。

なんだかが題名がそこに置き換えられる私です。(笑)

合言葉は最上階!!!

ゆきこ 様

ラインでの妄想。

「無理だよ~」

いや~ドラマ見たらまた違ったイメージでしたね。

あのサエコの誘う演技。

携帯を持ってる事態で誘う気満々じゃないですか。

それを拒めないのが普通の男なんですよね。

男性なら俺も無理だわとなる流れだな、あれは・・・。

つくしじゃ無理。

司からのあのセリフは引き出せないだろうな。

そうなるとヤッパリつくしちゃんですね。

わが家の週末は朝は旦那はテレビ、私はPCの前~。

甘えてくるのは我が家の愛犬だけです!!!