DNAに惑わされ 28

ロスについてから進んでませんでした。(-_-;)

鮎川さんのママさんいよいよ登場。

椿お姉さまとどちらが美人なんでしょう。

気になる~

松嶋菜々子 VS ?????

昨日末っ子の名前を絞るつもり上位を発表しましたが。

既に登場させていました。

凛は蒼の妹の名前。

芽衣は甲斐夫妻の愛娘の名前。

陽菜は佑君の妹。

一度か二度登場させたオリキャラ

何処かで見たことあるって思ってたのはすでに使ってたからなのね。

陽菜は気がついてたんですけどね。

まさかほかにもあったとは・・・(;_;)

優奈

結衣

美雨

投票数100票超えたこの辺になるのかなと思ってます。

カリフォルニア州の南部に位置するロサンジェルス

小さい頃からなんども訪れたことのある馴染みのある場所。

ニューヨークに次いで日本人滞在者の多い都会。

友達も結構いる。

地中海気候のロスは一年をとして温暖なのは僕が説明するまでもない。

ロサンゼルス国際空港から市街地へ向かうフリーウェイ。

マルホランドドライブから見た夕焼けに染まるロサンゼルスのパノラマ。

遠く左から連なる山並みはサンタアナ山脈。

赤く街並みは最高に美しいと思う。

鮎川と一緒にその風景をみたいと思う。

椿さんが迎えに来てくれてるのは何となく予感あった。

じゃなきゃ簡単に西田さんが僕を日本から送り出すとは思えないものなぁ。

今頃は父さんも母さんも僕の目的も目的地もしっかりと伝わってるはずだ。

彼女を追いかけてきた。

それもすぐに日本に帰るとは思わなくて連れもどそうと必死になって空港に向かって飛行機に大した荷物も持たずに飛び乗った。

パスポートと財布があればなんとかなるの軽量のリュック。

ヒッチハイクでもしそうな僕は今、鮎川と一緒にリムジンに座ってる。

道路の左右に並ぶヤシの木。

この前に来た時は伸びていた葉がカットされて気の上にパイナップルが並んでるように見えて可笑しくなった。

鮎川を見つけることが出来なかったら今の僕はそんなことを思い浮かべる余裕もなかったと思う。

「なんだか、楽しそうだけど?」

「心配事が解決したから心が軽い」

おどけた感じで鮎川に微笑んだ。

「そういえば鮎川のお母さんの住所ってどこ?」

車が走りだしてから気がつくってどれだけ僕は浮かれてるのか、鮎川を送るって行ったのは自分なのに呆れるよ。

「それは心配ないわ。ロスも案外狭いのよ」

目の前に座ってる椿さんが優雅な笑みを浮かべる。

「日本人同士の付き合いもあるけど昔からのお友達なの。

でも、まさか、駿の彼女が彩華の娘だとは思わなかったけどね」

そうだよな、長年ロスに在住する椿さんの交友関係を甘く見くみる必要はないわけだ。

椿さんと女優の鮎川彩華。

鮎川の母親に接点がないと考えるほうが無理がある。

知り合いというより長年の友だという言葉に、偶然が偶然を呼んで必須となるつながりを感じずにはいられない。

もし僕が英徳を飛び出さなくても・・・。

同じ学校で、同じクラスにならなくても・・・。

痴漢のいる電車に乗らなかったとしても・・・。

監督と一緒に仕事をしなくても・・・。

僕と鮎川は、必ず巡り会える運命なんじゃなかったのだろうか?

そんな風に思えて僕を喜ばしてくれる。

海沿いの高層のコンドミニアムが建ち並ぶ一角に僕たちを乗せた車は止まった。

セキリュティの良さを表すようにしっかりと閉ざされた重みのある金属製の作りの門。

備え付けのカメラがじっとボクらを値踏みするように見据えてる。

すぐに開いた門の中に車は吸い込まれていった。

噴水を真ん中にロータリングできる広めの庭。

玄関に続く大理石の石畳。

止まった車にすぐに気がついて寄って来たドアマンが躊躇なくドア開けて出迎える。

「今日はありがとう」

ゆっくりと車から降りた鮎川が車の中の僕を覗き込むように少し腰を折る。

「それじゃ」

「待ってッ」

すぐに見送ろうとする鮎川の手首を思わず僕の指先が掴む。

まだ鮎川と離れたくない思い。

日本からずっと一緒にいたはずの時間じゃ全然足らなくて、このまま鮎川と離れたくないって思いが湧き上がってくる。

「連絡してもいいかな?」

好きだと告白した時より今の方が緊張してる。

ドクンと胸を打つ響きは外から聞こえる噴水の水音にも負けない気がした。

「待ってる」

少しはにかんだ鮎川の微笑み。

ドアを閉めて動き出すリムジン。

後ろの窓から手を振る鮎川はいつまでを見送ってくれいていた。

その横に鮎川と同じくらいの背丈の影が並ぶのが見えた。

ピピッと鳴ったのは椿さんの携帯。

「ごめんなさい。明日にでも寄らせてもらうから」

話しながら相手は鮎川の母親だと椿さんが声を出さずに唇を動かす。

「駿を紹介してくれるの楽しみにしてたのにって、かなり怒ってたわ」

「これで、明日会える約束をしたようなものだから感謝してね」

時間を待たずにすぐに鮎川を下ろしたのはこのため?

椿さんはすっかり僕で楽しむことに決めてるって態度だよね?

僕の恋愛を楽しまれてる気がする。

味方してくれる心強さより羞恥心の方が勝ってる。

それでも明日も鮎川と過ごせる予定は魅力的だ。

一晩寝たら全部夢で僕のマンションのベットだったってことはないよな?

「いてっ」

ツネッた頬に感じる鈍い痛み。

僕の小さな声に椿さんがくすっと唇で微笑んだ。

拍手コメント返礼

アーティーチョーク 様

そうか・・・

二人がこのままうまくいけば親戚になるんですよね。

椿さんと彩華ママがタッグを組めば順調にいきそうな予感がします。