逆襲のファンタジー  番外編

突然番外編!!!

某所のトークで盛り上がりを見せてました。

終わった話でもここまで盛り上がってくれる友に感謝。

別館で書こうかなどと悩みながらやっぱりこっちでUPします。

きょうは子供の日なのでここは駿サイドでお届け~。

まだまだトークのお話には追いつけてません。

ごめんなさい~。

あっ・・・番外編どこまで続く・・・

僕を真中に右手に大きなお父さんの手。

左にはあったかなお母さんの手が僕をしっかりと握って離さない。

本当はいつも舞と翼が羨ましかったんだ。

うしろで千葉さんとか相葉さんが僕の手を握る。

うしろからお兄ちゃんだから仕方ないって我慢してた。

今日は舞は類パパにべったりで翼は自分の好き勝手に動いちゃって迷子になっていた。

直ぐに見つかって本当に良かったよ。

僕がパパといたいって我儘いちゃったから翼がいなくなったのかもって泣きたくなったんだ。

「今日は駿だけのパパとママだ」

翼と舞と離れるのは不安だったけど、パパ達も楽しめって言ってくれた。

大きな掌はクシャッと頭をUFOキャッチャーのおもちゃを掴んだみたいに僕の頭をグラグラと揺らした。

今日一日だけの僕の我儘。

怒られるかと思ったら僕よりお父さんの方が嬉しそうにクシャッ笑う。

「いつも寂しい思いさせてごめんね」

お母さんはそう言って僕をギュッと抱きしめた。

少し苦しかったけどお母さんにギュゥとされるのは好きなんだ。

良い匂いがするもん。

アトラクションまで走って乗って大声を上げた。

右に左にくるっと向きを変えて動く乗り物。

「あっ!」

「キャ!」

お母さんと僕が一緒に声を上げる。

同じに驚いて声を上げて笑ってる。

お母さんとお父さんが笑うたびに可笑しくもないのに僕も笑ってしまう。

丸い顔に丸い耳の形の窓のレストラン。

パフェを頼んで3人で食べる。

「駿、ついてる」

何時もならお母さんに注意されるのは翼や舞。

僕の鼻の頭にお母さんの指が伸びてその先を僕はじっと見てる。

鼻のてっぺんに白い物が見えた。

指ですくったクリームはを指に付けたお母さんがそれをぱくっと舐めた。

お母さんが僕だけを見てくれてるって嬉しいんだけど恥ずかしい。

「自分で出来るよ」

鼻の頭を手の平でつまんで拭く。

いつもは一人でできるんだからね。

「それじゃだめよ」

お母さんの腕がまた伸びてきて今度はハンカチで拭いてくれた。

素直にされるままになる僕。

それが嫌じゃないから困る。

僕はお兄ちゃんなんだから。

いっぱい遊んで楽しくて思い切り走り回ってあっという間に時間が過ぎた。

みんなとの待ち合わせの時間まであと少し。

千葉さんと灰原のおねえちゃんと翼がいた。

「今日は悪かったな」

珍しい。

そんな表情でお母さんが父さんを見つめてる。

「これやるよ」

内ポケットから取り出した白い封筒を父さんが千葉さんに渡す。

封筒の中身を取りだした千葉さんの手が震えてる。

青くなったり赤くなったり。

何か言いたそうに父さんを見てるのに口が動いてない。

どうしたんだろう?

「ねぇ、なにを渡したの?」

母さんがものすごく気になるという素振りで父さんの袖を引っ張る。

「ディナー付きホテル宿泊券」

千葉さんの驚きには遠いけど母さんも驚いてるのが分る。

「司でもそんな気の利いたこと出来たんだ」

「邪魔したからな、千葉も感激してるぞ」

「いや・・・あれはどうしていいか分からなくて固まってるだけだと思う・・・」

満足なお父さんに心配そうなお母さん。

千葉さん・・・

喜んでる・・・の・・・かな?

僕にはわからない。

そんな千葉さんの横で翼はクルクル動き回ってる。

灰原さんが翼の相手で追いかけて遊んでくれていた。

その後に舞もパパ達も優紀ちゃんや滋ちゃんに桜子さんがやってくる。

最初集まった時はお母さんは居なかったんだよね。

見あげた僕にお母さんがにっこりと笑ってくれた。

ギュッと握りしめた手を母さんもギュッと握ってくれている。

舞は佑と手つないでグルグル回して単純に遊んでる。

「今日はこいつら俺達が、最後まで面倒見て連れて帰るから、まだ独り占めしてていいぞ」

じゃあなと総パパとあきらパパが舞と翼を連れてパレードの中に消えて行った。

色んな光の中で踊るキャラクター。

花火もパッと真っ暗な空に広がって僕たちを明るく照らす。

父さんの肩車の僕とその僕を見上げたお母さんとで凄いとか、きれいとか、一緒に声を上げた。

いつの間にか、お父さんの背中におんぶされて、歩くたびに揺れる背中が広くて大きくて気持ちよくてしょうがない。

「駿、あと何かしたいことあるか?」

父さんの声が父さんの背中から聞こえてくる。

「ネズミさんの電車に乗りたい」

希望は言ったけど気がついたら朝で・・・

いつものベッドで目が覚めた。

僕は電車に乗れたのかな?

おはようの後にお父さんに聞いてみよう。

拍手コメント返礼

ゆきこ様

某所でもいつもお付き合いありがとうございます。

グループを結成して初めてLINEが楽しいと思いました。

それまではほぼ連絡網のやり取りしか使ったことがなかったからなぁ。

拍手コメ変わってました?

なんだろう?

駿君のパパママ独占はきっとこれだけじゃないでしょうね。

たまにはねェ~

司が一番楽しんでたりしてね。

連休の次は母の日にパパの日もあるなぁ・・・

メガネちゃん 様

コメントありがとうございます♪

今回は駿君にとっては忘れられない想いでの一日ですよね。

千葉君のこの後の運命は!!

取材を頼んどかないといけないですね。(笑)