ANSWER 3
ここで真打ならぬ大内クン登場です。
恭介君。
スッカリ自分がつけた名前忘れちゃってました。
確か一度名前は登場してたはずと前回はブログ内を検索をかけて探しました。
この忘れっぽさどうにかならないかな・・・。
恭介と言えば『きまぐれオレンジロード』を思い出しちゃいます。
知ってる方は同年齢かな?(^_^;)
「そばにいなくていいのか?」
「そんな勇気、翼にはあるか?」
会場中央に出来た人垣。
その中心には道明寺HD会長道明寺楓とその孫道明寺 舞。
もう一人の双子の片割れ道明寺翼は俺の横で二人を眺めている。
二人を取り囲んでる相手はどこかで見た顔が並んでる。
時々俺に疲れたと愚痴る様な表情を送ってくる舞。
頑張れの声援を送る俺にちょっぴり頬を膨らませて唇を尖らせる。
あと少ししたら助けるよ。
それは、ちょっとした強がり。
本当はずっと舞の側にいたいって思ってる。
舞を見つめたまま目を離せずにいる。
上品な装いにかわいらしい雰囲気は周りを穏やかに包み込む。
気がつくと目で追ってしまってる自分に気がつく。
行けよ
いまはいい
そんな肩の突きあいを翼と何度か繰り返してる。
まわりに認識される付き合いも俺達の役割って知ってるところもあるからあの二人の中に俺らが割り込むのは場を読むってことも必要だと分かってる。
「本当に翼はいかなくていいのか?」
今回の舞と会長の組み合わは珍しいと言えば言えなくもない。
舞がパトーナーを務めるのは道明寺つくしの代理的意味合いが強くて、その横に並ぶのは道明寺司、その長男道明寺駿の場合が多い。
「俺は、勝手にやってればいいの」
「ほら、舞がさっきから紹介されてる相手って俺らの親父の年齢が多いことに気がつかないか?」
片手に持ったグラを突きだしながら翼がちいさく俺に耳打ち。
若い男が舞の前に手を差し出して握手を交わすのが見えた。
「舞の花婿候補じゃなきゃいいけどな」
俺をからかう口調で翼がつぶやく。
「まあ、舞も佑も一人しか見てないから大丈夫だとは思うけど・・・」
翼、お前、絶対面白がってるよな?
睨み付ける俺に翼がクスッと頬を緩めた。
「なぁ、佑、舞もそろそろ飽きてきてると思うけど・・・」
あくびをかみ殺した舞と視線が重なる。
頬を赤くした舞が恥かしそうにその視線を外した。
チラリと俺を盗み見る視線。
視線が重なるたびに舞の頬が赤くなる。
耳まで真赤。
実はさっきから舞を連れ去るタイミングを狙ってる。
立ち止まった二人に一人の男性が近づくのが見えた。
途切れた人垣は逆に3人の邪魔をしない配慮というか遠慮というかそんな雰囲気が出来あってる。
きっとこの会場での重要な立場にいる大物だろう。
相手が若い男なら落ちついて眺める事なんてできなかったって思う。
この男性が立ち去ったら舞の元に行こうかと考えを巡らせる。
舞たちから視線をそらして振りかって男性の後を追う様に舞が視線を向ける。
舞の背中がビクンと緊張したように見えた。
「おい、あれって・・・」
翼の動揺した声が俺の頭の中をすり抜けて聞こえる。
「大内・・・恭介・・・」
小さく動く唇が言いたくもない声を作る。
今、俺が一番不愉快だと感じる相手。
怪我した舞を抱き上げてたあいつを必要もないのに思いだしてしまってる。
押さえられなくて、体中を駆け巡る苛立ち。
あの時、初めて知った嫉妬の感情。
吐き出した苛立ちは舞を傷つけてしまった。
後悔したはずなのに・・・
あいつを目に前にしたらどうしようもなく落着けなくなる自分が目を覚ます。
冷静にいられなくなる感情。
思考が俺を制止するのを拒む様。
気がつくと、俺の腕を握っていた翼の腕を振り払う様に舞の元に早足で歩き出していた。
拍手コメント返礼
やなぎ 様
良いな若いって!
と、親に思われる恋愛をしてもらいたいものです。
goemon 様
楓おばあ様は佑君をどう思ってるのか?
どうするんでしょうね。
二人の思いは知ってるのかしら?
いろいろ設定を変えながらどうしようかと悩んでるところです。
このお話のカギを握ってるのは楓さんだったりして・・・。
ヨーキー 様
恭介、優柔不断な男の子でしたね。
超能力が使えたりしてたんですよね。
まどかとひかるちゃんの間で揺れ動いてましたが最後はまどかを選んだんですよね。
あの後どうなったのかしら?
やっぱキュンと来るのは司だなぁ。
ときめきトナイトの真壁君私も好きだったな。
昔の漫画でもお話が盛り上がっちゃいますね。
ゆきこ 様
大内君のこころの内はまだ分りませんからね。
舞ちゃんのことをどう思ってるのか、それとも興味がないのか?
佑君のジェラは楓さんの前でどうなるのか?
何があっても楓さんがまとめてくれるでしょうけどね。
どうまとめられるかが問題ですけどね。