一秒ごとのLove for You 31

このまま☆マークに突入!

いえいえここはサラリとソフトに流して♪

もともとお☆さまもそれほどエロさはないのですが・・・(^_^;)

司君の艶がただ漏れに感じていただけたらガッツポーズできます。

海岸に建つコテージ。

プライベートビーチに続く白い砂浜には波の後だけが残る。

波の音以外には聞こえてこない静かな佇まい。

隣りに見えるコテージは小さく見えて、歩いて行くのには遠すぎる距離。

隔離されてる空間に思えて他人を寄せ付けず二人だけで楽しめる雰囲気がある。

ヤシの木の下の影に敷いたシート。

そこに座ってただ黙って見つめてるのは、コテージから続く二つの足跡。

一回り大きな足跡の横に小さめの私の足跡が並んでる。

歩幅はずいぶんと違うはずなのに同じ間隔で並ぶ足跡を見て目を細めてる。

歩くたびに道明寺の肩が私の頬に触れた。

腰に回された腕に誘われるように同じように道明寺の腰に私も腕を回す。

シートの上には軽めの昼食。

台所で一緒に作ったサンドイッチ。

「このくらいなら作れる」

サンドイッチを作ってる私を背中から腕を回して私の手に道明寺が手を添えてきた。

手伝てると言いうよりは邪魔されてる感じ。

パンに触れてるより、私の肌に触れてる時間の方が長いんだもの。

さっきまでの熱を・・・

道明寺の唇から洩れる吐息を思い出して、作業の手順があやふやになりそうで困る。

「ついてんぞ」

道明寺の手が私の手を捉えて指先に道明寺の唇が吸い付く。

指先に付いたマヨネーズを道明寺の舌がすくう様に動いてくすぐったい。

何時もより時間がかかったサンドイッチはバスケットとに入って私の道明寺の間に置いてある。

バスケットを見ただけで台所のことを思いだしてしまってる。

赤くなりそうな顔を道明寺に知られたなくてフォードをかぶった。

頬を腕で支えてゴロンと横になった道明寺。

海を見つめているのか、それとも私と同じように二人の足跡を見つめてるのか・・・

同じ気持ちで入れたらいいのにって、そう思ってしまう私がいる。

何も言わなくても・・・

見つめあわなくても・・・

触れあってなくても・・・

全ての五感で道明寺を感じてる。

静かに流れる時の中で一緒にいられるって、それだけで幸せな気がした。

「なぁ」

「ん?」

道明寺が身体を起こす気配を感じる。

「なんで隠してる?」

伸びたきた指先はフードを私の頭から脱がせた。

「日差しが強いから焼けたくないの」

「日陰で陽は当たってねぇのに?」

下から覗き込んだ瞳は完全に私をからかって遊んでる。

「俺に見られたくないとかねぇよな?隠すなよ」

「別に隠したわけじゃないから」

動揺を隠す様に少し怒った口調になってしまった。

「俺がずっと、見ていたいって思える女はお前だけだからな」

頬に触れた指先はそのまま私の唇をなぞる様に動く。

私の身体に寄せるように道明寺の腰が動く。

えっ・・・

誰もいないからって・・・

ここでって・・・

外!海!砂浜っ!

反射的に後ろに引いた背中。

「チッ」

道明寺の唇から洩れる舌打の音。

私から身体を離した道明寺が短パンのポケットからとりだしたのは携帯。

私の携帯は使えなくしたのに自分の携帯は肌身離さず持ってるわけ?

何かムカつく。

道明寺が携帯に出た瞬間に取り上げて思いっきり海に向って投げた。

拍手コメント返礼

なる 様

仕事前の拍手コメありがとうございます。

このお話は甘々で終らせたいんですが・・・

そのままじゃ終わらないんですよね。(^_^;)

メガネちゃん 様

まわりに誰もいないと大胆になれるのかしら?

うんと甘えるつくしちゃんを見たいような気もしますが司が甘えてたりしてね。

みわちゃん 様

携帯投げられたくらいじゃ司も怒れないでしょう。

これ以上仲よくなるとしたら、どんなシュチュがあるかなぁ・・・

さわね様

べつに慌てて帰る必要はねェし。

西田が焦って迎えに来るまで連絡を絶つ。

文句言われたらつくしが携帯を壊したって理由もある。

なんてこと司君が考えていそうです。

この際だから時間のある限り二人で籠るとかね。

つくしちゃん墓穴掘ったかも♪