DNAに惑わされ 32
駿君~
忘れてるわけじゃないのよ~
佑君とレインとひつじが邪魔してるのぉ~。
最近カメの更新ですいません。(^_^;)
台風の影響はいかかでしょうか?
市内の学校は9、10日と臨時休校なりました。
一日中家に娘がいるのは久し振りです。
さすがに部活もやすみだしな~
ということで近くのレンタル店に行ってDVDを借りてくるという手に出ました。
DVD見てる間は邪魔されずにブログを更新できるという魂胆です。
幼稚園の時からの手が中学生でもまだ使えた。(笑)
父さん・・・
唇がちいさく動いて言葉を止める。
意外そうな表情を浮かべた僕に「よっ」と、笑顔を僕に向けた。
多種多様な人種の行きかう国際空港でもはっきり言って人目を引く存在。
この人込みの中でもすぐに見つてられるってどれだけのオーラを発光してるのだろう。
自分の親ながらその存在感は群を抜くと思う。
なんで・・・
忙しいはずの父さんが空港に迎えに来てるのかそれは壮大な謎。
学校を無断で休んだってたいしたことにはならない。
それだけの学習能力と教師からの絶大な信頼は得ている。
人から非難されることには慣れてないんだ。
それとも・・・
黙って海外まで飛び出したことを非難されるのか?
真面目な性格の僕が少し引け目を感じるのはこんなとこ。
「たく、誰に似たんだ」
そう言った父さんの手のひらが僕の頭のてっぺんを抑え込んで髪の毛をくしゃくしゃにした。
「つくしが迎えに来るより俺の方が駿も気が楽だろう」
僕を迎えに来た理由を簡単にそう説明された。
日本を飛び出した理由が鮎川を連れ戻すためだからな。
落ちついて考えると確かに親に報告するのは照れる。
必死だと何も気にならなったものが落ちついてくるとどうしようもなく恥かしいものに変わる。
「迎えに来なくても良かったのに」
帰国したらまずは屋敷に帰るつもりではいた。
親に黙って行動したことは褒められるものじゃないって事は分ってる。
「俺が来なかったらつくしが来てたぞ」
「なにもないって分っていても親は心配するもんなんだ」
外で僕達に接する時の父さんは道明寺HDのTOPとしての威厳と厳格さで厳しさを示す。
外では見せたことない家族だけに見せる温かさ。
肩を包み込んでくる温かさを感じたのは小学生の以来だろうか。
「一人で帰って来たのか?」
「決着はつけたらね」
笑って冗談ぽく伝える僕。
「俺様の息子が迎えに行ったんだ断る奴いるわけねぇか」
冗談を冗談で返してきた父さんに心が軽くなる気がした。
「ごめん、勝手に行って、でも後悔はしてないから」
謝らなきゃいけないことはきっと、たくさんあるはずで、まずは心配かけてごめん
そう言いたいはずなのになぜか言えなくて言葉を飲み込んだ。
「それは俺も分る。高校の頃追いかけたことあるし」
「それって・・・母さんだよね?」
「あいつ以外の女にそこまでする気は昔も今もない」
堂々とした態度で照れもせずに、それも息子に宣言できるのは流石というか・・・
僕はどう反応したらいいのか迷うよ。
「つくしが待ってるぞ」
「あっ、舞も翼もな」
ニンマリとした楽しんでる表情を浮かべるのはやめてほしい。
僕がフラれて、落ち込んで立ち直れないくらいなって帰国したらどうしてたのか。
帰ったら・・・
僕は家族に質問攻めにあうのだろうか。
家族だけじゃなく、タマさんに、西田さん、運転手の里井さん執事の丸山さん・・・
パパスターズに桜子さんとか滋さんの顔まで浮かぶ。
どこまで僕の行動はばらされてるのだろうか。
だんだんと10本の指じゃ足りない気がしてきた。
あとは蒼!
あいつが一番しつこく聞いてきそうだ。
鮎川が帰国する頃にはこっちはすっかり落ちつてるのだろう。
一緒に帰ってこなくて良かったかもしれない。
ロビーから見上げた視線は発着版の掲示が切り替わってNYから東京の飛行機の発着を伝えてる。
鮎川が帰ってくるのはもう少し先。
表示された飛行機に乗ってればいいのにって願ってしまってた。
拍手コメント返礼
アーティーチョーク様
こんな司を見たら誰でも驚くでしょうね。
このツーショット見れるならなんでもするなぁ。(笑)
上手くいったんだからからかわれても説教されても大丈夫でしょう駿君。
ゆきこ 様
空港で人だかり出来たりして~♪
SPは人だかりを警戒中。
それをいつものことだと思っちゃって気にも留めない親子。
自分たちだけのつもりで家路に向う。
ここから某所の妄想のお話つなげたら一話出来上がりますね。
そして家ではつくしが仁王立ち「遅い!」とおかんむり。
こんなオチでどうでしょう?
司を無視して駿にお帰りのハグのつくしちゃんも捨てがたいなぁ。