ANSWER 4

いよいよご対面♪

誰と誰が?

佑君?駿君?司?はたまたF4?

この後に誰を登場させるかでお話変わっちゃうんですよね。

どの対決が見たいですか?

ご要望はお早めに♪

「初めまして」

その言葉で御礼の言葉は言えなくなった。

別に初対面を演じる必要があるのだろか。

同じ学校なんだから知っていても不思議じゃない。

「なんだ、同じ学校なのに知らなかったのか?」

以外にも不思議そうな表情を浮かべたのは大内先輩の父親。

「こんな、かわいい御嬢さんを知らないとはお前はどこに目をつけてる。

英徳に通わせてる意味がない」

大企業、政治家の子供達が幼稚舎から集まる英徳。

成人した後のつながりを考えて英徳を選ぶ親も少なくない。

英徳でもTOPクラスの道明寺を知らない生徒なんてほぼ皆無の状況。

ここで接点を持ってないって言えば親からなにやってるって言われても仕方のない。

大内恭介。

最初から私というより道明寺も他の子息も令嬢も興味ないって態度を示してた。

今も目の前の先輩は表情を崩さないままに澄ましてる。

どうやればこの表情を崩せるのか。

無性に挑戦したくなってきた。

さっきまでのドキドキはなんだったのだろう。

ドキッとした胸元は熱く闘志に変わってる。

「あの時はありがとうございました」

ニッコリと笑顔で軽く会釈。

私のこと思い出させてやるから。

「なにかあったの?」

「ちょっと、学校で怪我した時助けてもらってんです。

たいしたことじゃないから忘れてらっしゃるみたいですけど」

おばあ様の声にスラスラと流暢に言葉が流れてる。

「あぁ、二階から飛び降りた子?」

忘れたいたことを今やっと思い出したような顔で大内がつぶやく。

それって、私がとんでもないことをしでかしたように聞こえる。

私の横のおばあ様の眉がピクリと動いたのが見えた。

「追いかけられて、逃げ場がなくて思わず飛び降りただけだから」

おばあ様にこんな言い訳で納得させることが出来るのだろうか。

「怪我をしたことは聞いた気がします」

道明寺の娘としての品格を考えなさい。

おばあ様の声にならない心の声が私に迫る。

「ちょっと、お借りします」

グッと伸ばした指先で大内先輩の袖先を掴む。

これ以上この場にいたら私はどこまでおばあ様を落胆させることになるのか。

この場から離れるのが最優先に思えてきた。

私だけじゃなく大内先輩も連れ出さなきゃ意味がない。

おばあ様の姿の見えなくなった会場の隅まで移動して二人で向き合う。

「知らない振りする必要ないじゃないですか」

「抱き上げて保健室に連れて行ったお礼を言われるとは思ってなかったから」

それは私の記憶から消したい失態。

そこを言う?

意地悪で優しくない。

「あのね!」

冷静に丁寧に言葉で返そうと思うけど苛立った感情だけが先走る。

小さくフッと緩んだ唇。

細めて私を見つめる瞳は、怪我をした時に心配そうに私を覗き込んできた瞳と重なった。

「礼を言われる必要はないから」

ドキン。

意地悪な態度が突然姿を無くしてやさしく変わるから心がついていけなくなる。

「舞」

聞き慣れた優しい声が背中越しに聞こえる。

焦ったような、ホッとしたような自分でも分からない感情のままに私の名前を呼ぶ相手に振り向いた。

拍手コメント返礼

さわね様

>大内先輩~♪を応援したくなります(*≧∀≦*)ギャップにドキッとやられちゃうぅ~

その言葉待ってました♪

これで書く速さ倍増しちゃいそうです。

つくし同様舞ちゃんもいい男にもてちゃうのよ~。

台風はそれほど影響なくすぎちゃいました。

学校いけるぞと思いつつ娘は二日休校でのんびり。

何処か連れてってと我が家の中3も言ってましたよ。

部活が昼から入って助かりました。

やなぎ 様

ここで佑君がビシッと決めたらお話が・・・終わっちゃうような気がします・・・。

まだまだ試練は続く?