ANSWER 6

すっかり忘れてしまいそうになるなぁ舞ちゃんと佑君。

佑君なにやってるの~

早く舞ちゃんのナイト役に戻らないと~

駿くんが側にいるから大丈夫なのかな?

大学生の駿君の活躍も見たいと思う今日この頃。

もちろん想像はドラマの中のJです。

本日久々に別館更新してます。

千葉君の憂鬱 4

「勝手なことするな」

「あら、遅れてきたわりには相変わらずの挨拶ね」

外見はにこやかに会話を続ける俺とお袋。

視線を合わせればきっと火花が飛び散る。

「舞にはまだ早いだろう」

「あら、あなたが婚約したいと言ったのはつくしさんが高校を卒業する直前よね」

「それとこれは別だろう」

「そうかしら?」

ニッコリと笑みを浮かべるおふくろの油断できない微笑。

「会社同士のつながりを強めるための付き合いはしなくてもいいくらいの業績は上げてるよな」

「それとこれとは別でしょう」

俺がさっき言った言葉をお返しだとばかりにおふくろがつぶやく。

「いろんな男性と知り合うのもいい勉強になるはずよ」

「まさか、俺の時みたいに勝手に婚約者だとか言い出すんじゃねえだろうな」

そこは断然拒否の睨みでお袋に視線を向ける。

舞の横には駿が並んでおふくろの差し向けた男はそこから離れた。

流石は駿だ。

つーか、あいつも舞を猫かわいがりしてる。

ヘタな男を近づけるはずがない。

いつの間にか舞の周りには翼も佑も集まってる。

その姿はつくしを守る様に取り囲んでいた頃の俺達と重なった。

まて・・・

ということは・・・

あの中に舞と付き合うやつが現れるって前兆か?

翼と駿は論外。

て、ことは・・・

佑?

「司、顔が険しくなってるわよ」

おふくろの視線が俺の視線を追ってあいつらの元にたどり着く。

「美作 佑 。あの子なら舞の相手でも釣り合いがとれるわね」

「あのな、俺はあきらと親戚にはなるつもりはねェよ」

その前に舞の相手を探す必要はねぇし。

俺に挨拶にするために集まりだした招待客。

相手をすることを余儀なくされてしまった。

産まれた末っ子への祝辞に、つくしが何時から復帰するのかとかの質問攻め。

奥様に会えるのが楽しみでなんて抜かす赤ら顔。

場を和ませて話題に富んだトーク

人の心をつかむのは俺以上にあいつは上手い。

老若男女人気があるのは今も昔も変わらないやつ。

舞の人なっこさは母親譲り。

警戒心がないのも似なくていいのに似やがった。

人が途切れたところであいつらを探す。

見付けたのは駿と翼の二人。

「おい、舞は?」

それに佑もいないぞ。

「疲れたから帰るって」

「一人で帰らせたのか?」

「いや、佑が送るって」

「お前らがなんでついて行かない」

低音がやけにどす黒く聞こえる。

「佑なら安心して任せられるよ」

呑気に笑う駿にムカつく。

「あいつも男だろうが」

「あのな、舞のお目付け役に俺と佑を巻き込んでるの父さんだろう」

「おかげで初等科から高等部まで俺達3人いつも一緒。クラスまで今まで同じって、普通偶然でもあり得ないって」

「不満か?」

軽いノリで俺に突っ込んできた勇気は認めてやる。

・・・が、翼!100万年早いんだよ。

「追いかけろ」

「ハイ」

身体を垂直にピンと張った勢いで翼から声が返ってきた。

それはまるで海軍の上官と部下の関係。

敬礼されなかったのが不思議な感覚。

「父さん、佑ならいいんじゃないの?」

はあ?

「ほかの知らないやつより断然安心だと思うけど」

おい・・・

まて・・・

頭がくらくらしてきた。

「舞と佑って・・・そうなのか・・・?」

「高校じゃ遅いくらいでしょう」

呑気に納得した駿の声。

「佑は舞を大事にしてるから大丈夫だって」

その、あいつらを祝福してるような結果論を堂々と良く俺に言えるな。

「まだ、澪もいるわけだ・・・し・・・」

俺の殺気に駿が気がついたように唇の動きが止まる。

そんな問題じゃねェだろう!

「連れ戻してくる」

「やめた方がいいよ。もう家に帰り着いてる頃だ」

俺の目の前で駿が俺を取り押さえる格好を作って身構える。

まだお前に負けるわけねェだろう。

気分を落ちつかせるように下に向けた顔。

唇から長く、ゆっくりと息を漏らす。

確かに・・・

舞も・・・

高校生で・・・

俺がつくしと出会って好きになった年齢に近い。

駿にしても翼にしてもそれぞれ恋愛を楽しんでるのは知ってる。

分っていても娘ってのは平常心じゃいられない。

胸の奥のザワツキ、それは嫉妬と同じ。

誰が認めるか!

拍手コメント返礼

メガネちゃん 様

司も親ですよね。

そうそう、自分のことを思い出せばねェ。

俺を倒したら舞をやるよ」

って言われたら佑君どうするかしら?

かわりにつくしちゃんに殴ってもらいましょ。

ゆきこ 様

佑君書きたくてうずうずしてるのねなかなかたどり着かないの~。

佑君、待っていて。

やっと舞ちゃんと2人での場面までやってきましたから~~~~

そうですよ。

きっと気がつきたくないから気がついても考えない様にしてたとか?

つくし同様舞ちゃんに気がある男は瞬時に排除しそうじゃないです?

翼君のフォローじゃ確かに心もとないかもですよね。

ここは頼りになる長男坊で♪

みわちゃん様

司が邪魔することで二人の結びつきが強くなったりして・・・(^_^;)

FOO 様

司パパここからどうするつもりでしょうね。

引き裂かれる辛さは自分が一番知ってるからなあ。

そんな辛さを舞に味合わせるつもり?

このつくしの一言でグッとなりそうな気もします。

でも俺様だからなぁ~

ずんこ 様

まとめ読みありがとうございます。

貴重な時間を割いてお付き合いしてもらい感謝です。

司も普通のパパですよね。

絶対嫁にはやらん!

つくしのまで唸ってそうですけどね。

しにょ 様

駿君ここでワザとばらしたのなら確信犯?

いや~勇気ありますよね。

誰にでもは出来ないぞ。

やなぎ 様

ここからが本当の正念場かもしれませんよ~。

ななみ 様

司君は気がついてる事とに気がつきたくなかっただけだと・・・(^_^;)

それを分ってるから駿くんがとどめを刺してくれただけですよ~。

頼もしい長男に育ってますよね。

かよぴよ 様

隠してる方が痕が心配だと思っちゃってるかもです。

だいたい鈍感なつくしが気がついてるんですもの、司にばれないはずがない。

司のレーダーは瞬時に察知してるはずなのになぁ~。

翼君の能天気さ私も好きです。

最初の登場ではこんな性格じゃなかった時はずなのにいつの間にか次男らしくなっちゃったな。