Rainy Blue 25

F4登場!

ここで何が起こる?

司君がやりたいこと、やれなくなる可能性ありです!

「テメェら!誰の許しでここまで入ってきた」

近付きたくないどす黒いオーラを背負って立ちふさがった道明寺。

リビングまで入ってきた3人は涼しい顔で「牧野」と答えた。

聞こえた呼び鈴にすばやく反応してマンション入り口のドアと玄関を一瞬で解除したのは私。

だってさ・・・・

だってさ・・・っ

だって!

床に倒れ込んだ私の上に道明寺がいて・・・

私に体重がかからない様に支えてる道明寺の腕が私の身体の左右を肘をついて・・・

道明寺の熱が・・・

顔が・・・

吐息が・・・

近すぎるくらい近づいて・・・

気がつけば道明寺が目の前を覆って・・・・

道明寺が私の側にいることを感じたくて・・・

視線と指先が伸びて、気が付くと道明寺の顔に触れていた。

熱を感じる視線にドキッとなって、

心臓が壊れそうなくらいドキドキとなった。

「重くて窒息しそうだよ。

離れて」

道明寺の重みで窒息するわけはないのに、自分から離れることが出来なくて、バカなお願い。

「このまま、一晩中私の上にいるつもり?」

「それはいい提案だな」

この流れなら道明寺がキスして設け入れちゃうよ。

このままいったら道明寺の言葉にほだされて寝室に直行って雰囲気で・・・

丁度いいとこに来てくれたんだもん。

「謝ったからって簡単に許さないってとこ見せなきゃダメだからね。

つくしちゃん分ってる?

最初が肝心。

あまい顔を見せたら舐められるわよ。。

ここは調教だと思って!」

この部屋を決めた時のお姉さんの言葉。

両肩をガツンと掴まれて外せなかった視線。

道明寺を調教って・・・

道明寺はサーカスのライオンか?

なんて思いながらうなずいた私。

「ここには、お前以外の奴絶対入れねェからって、俺言ったよ?」

道明寺が私に背中を向けたまま少しだけ首を後ろに逸らして私を見た。

凄みの帯びた目つき。

冷酷に人をみくだした刃物のような鋭さを持つ視線。

出会ったころの道明寺がそこにいた。

冷たい汗が私の背中にツッと流れた。

でも!

どうして私がここで道明寺の不機嫌にさらされるわけ。

ここはまだ愁傷義務道明寺にはあると思う。

「司、まあ落着け」

「今回の事は全部類から聞いてる」

「「「司に、怒る資格ねェだろう」」」

3つの声が完璧に重なる。

「牧野、ここは司を追い出して今日は俺達とここで楽しく過ごすってどうだ?」

西門さんが私の肩に手をポンと添えた。

「司やったことと同じことをやればいいだよ」

道明寺を挑発する様に美作さんが呟く。

「これで、牧野にどれだけの想いをさせたか司に分るんじゃないの」

ソファーの前にスタスタと歩いて来て花沢類が腰を下ろす。

「俺はなにもしてねぇし、それに女一人だし、

多過ぎだろうが!」

「それじゃ、司は一人ならいいんだ」

「そんなことは言ってねぇだろうが」

花沢類まで道明寺を刺激する。

「そう聞こえたよな?」

「なぁ」

美作さんと西門さんが互いに顔を見合わせた。

このまま道明寺を追いだして朝までこの3人と過ごすって無理でしょう!

なにかあるってわけじゃないけど道明寺が荒れるのは間違いない。

後で苦労するのは私なんだから。

道明寺の機嫌をとるのはまっぴらごめん。

「あのさ・・・みんなで過ごすっていうのは・・・どう?」

上司にお伺いをたてる部下の気分。

「牧野・・・それじゃ俺達が来た意味ないよ」

ククッと美作さんが喉を軽く鳴らした。

「この部屋が嫌なら、俺達のホテル連れて行こうか?」

なんだか爽やかに西門さんに口説かれてる気分。

「ホテルなんて行かせるわけねェだろう!

それなりに卑猥な妄想・・・いや違う・・・

心配して眠れなくなるぞ!」

「司・・・卑猥の意味わってるか?」

「どんな卑猥なこと考えてんだ?」

そう卑猥卑猥って連呼してほしくない・・・

どうしようもないことを言い出した道明寺を一発殴りたくなった。

「道明寺!ッ」

ボクッ!!

拍手コメント返礼

ゆきこ 様

類も総二郎もあきらも司のこと一番理解しちゃってるから責めてるはずなのに遊んじゃってる~。

2人から口説かれる態度見せられたらねぇ。

ポッとなっちゃいそう。

「類だけじぇねえのかっ!」

司のイラッとした嫉妬煽って欲しいわ。

丁度今世間で某うちの県の前知事が不倫を騒がれてますが・・・(^_^;)

なにもなかったは世間じゃ通じないから~~~~

なる 様

楽しさでプチいただけるだなんて~

そのコメントが最高に嬉しいです。

お仕事頑張ってください。

今日もテンションが上がるお話がお届けできるといいな。

still・・・ 様

前回からの続きでF4がキタ―――――というのは分ってますけどね。

こんなやり取りを考えるのもたのしくてしょうがありません。

花男はヤッパリF4がそろう雰囲気が最高ですね。

そしてパンチで続く。

司君どうなってるかな~

うさこ 様

「目には目を!」

目には目薬。

司君正解~

このあと、二階から目薬ってことにならなきゃいいけど・・・(^_^;)

事がなかなかうまくいかなくてもどかしい感じに陥っちゃう司君になる確率は何パーセントでしょう?

akko

黙って無視!

つくしちゃんにそんな態度とらせるっていうのもいいお仕置きですね。

司がだまって引かないでしょうけどね。

連休また台風ですね。

どうなるんだろう。

災害がないことを祈るだけですね。

mizuta 様

司分ってるようで根本間違ってるから。

大声で言ってやりましょう。

許されることじゃないから!!!!!

何処の何方を泊めたのか?

そこ!

そこが大事ですよね。

え?

再度の挑戦?

書き込み消えちゃったんですか?

それは痛い。

私も消えちゃったことありますよ。

立ち直るエネルギー半端ないです。

カットされた部分きになるぅ~