Rainy Blue 26

パンチ飛びだしちゃったつくしちゃん。

この後はどうなるのかな？

一発じゃ足らないぞ～。

台風の影響はいかがでしょう？

こちらは少しづつ風が強くなってきてます。

まだまだ台風は遠いのに、巨大台風っていうのは本当だなぁ・・・(^_^;)

被害が出ないことを祈りつつ。

「ワザとじゃないのか？」

「でもほら、ここ、大きなたんこぶになってるし・・・」

ソファーの上で横になる俺。

黙って身動きもしない俺の頭の下には柔らかな牧野の太もも。

いわゆるひざまくらってやつをされてる。

そして心配そうに俺を覗き込む牧野の右手に握られてる氷嚢が俺の後頭部に当てられてる。

殴られた拍子に運悪く倒れたとこにあったテーブルの足に目から火花が散る思いで後頭部を打ちつけた。

死ぬかと思ったんだからな。

「一瞬、血が出てないか気にはした」

「音だけは確かにすごかったしな」

「司ならテーブルの方が壊れるだろう」

「病院連れて行った方が良くないか？」

好きかって言ってるこいつらは怒鳴りつけたくなる。

それを留まらせてるのは牧野の甲斐甲斐しい姿。

不安いっぱいの瞳で俺を覗き込む牧野。

「ごめん」震える声で呟く声にわずかに良心が痛むが、それより今のこの満足感をもう少し味合っていたい。

「このまま、しばらく入院させとけばいいんじゃねェか？」

「病院に閉じ込めていた方が平和かも知れねぇし」

「救急車呼ぶぞ」

あいつ等の会話が俺を追いこむ。

救急車呼ばれてたまるか！

「いい加減にしろ」

「５分」

怒鳴ってソファーの上に起き上がった俺の目のまで総二郎が腕時計で時間を確かめた。

「くそッ、俺３分に賭けてたんだけどな」

悔しがる素振りのあきら・・・

こいつら・・・

「司、バレバレだから、牧野は本気で心配してたけど」

類は俺を通り越して後ろの牧野を微笑みかける。

その背中の視線はさっきのそれとは変わって鋭く尖った突き刺す視線。

「道明寺ッ！本気で心配したんだから」

後頭部に目がけて飛んできた氷嚢。

氷嚢の中で氷がぶつかる音が聞こえて床に転がった。

「本当に痛いんだぞ、コブが出来てるのは本当だろうがぁ」

牧野に向ってコブを強調。

もう騙されないの態度で牧野はソッポを向く。

「司、タヌキ寝入りヘタ過ぎなんだよ」

「薄目開けて牧野見てるし、口もと緩んでんだよ」

「テメェらが病院とかいい出さなきゃ、牧野には気付かれなかったんだろうが」

「今は司の味方は誰もいないから」

「もう、いい。私、今日はホテルに泊まる」

「こんなバカ心配して損した」

「おい、本当に俺、頭打ってんだからな。

夜中に気分が悪くなって意識がなくなったどうするんだ」

ソファーから下りかけた牧野の腕を掴んで引きもどす。

「珍しく、司がまともなこと言ってる」

「頭を打って良くなったか？」

総二郎とあきらが顔を見合わせて意外そうな表情を浮かべてる。

「そうだね。頭を打ってるのは本当なんだし、一人で置いておくのも心配かもな」

類！そこ！もっと強調！

「俺が泊まろうか？」

類っ・・・。

この部屋キングサイズのベッドが一つしか置いてな居の知らねェのか？

お前に添い寝されたらそっちの方が気分が悪くなる。

「泊まるんなら牧野だろうが」

えって

ハトが豆鉄砲食らった表情を浮かべる牧野。

もともとこっちに来たら俺の部屋で過ごすつもりだったんだから問題ねえだろうがぁ～

その驚きかた傷つくぞ。

「司俺達は帰ってもいいけど、暴れたり、夜の運動なんかしたら本当に病院に行く羽目になってもしらないからな」

夜の運動って・・・

「暴れねェから心配するな」

こいつら帰ってくれるのか？

湧き上がる期待感は半端ねェッ！！！

「俺を傷物にした責任は牧野に取ってもらう」

「傷物ってね」

「ほら。ここ！スゲー腫れてる。痛いんだよ」

後頭部のコブを指で示して牧野の鼻先に付きつける。

牧野がグッと唇を噛みしめるのが分かった。

卑怯でも今お前を逃がしたら絶対後悔する。

だから、逃がしたくない。

あとは総二郎とあきらと類が察していなくなればいい。

てめらー

この先は邪魔すんな。

拍手コメント返礼

still･･･ 様

おっと～ここでボールを奪った道明寺。

一気にゴールに突き進む。

ここで立ちはだかるディフェンス陣の３人。

ボールの奪い合いの攻防！

ゴールを奪うことができるのか！

がっちり入れられるかな～（笑）

サーカーで語る花男・・・

無理があるなぁ・・・(^_^;)

台風はまたまた通勤に影響与えそうですね。

仕事だと本当に困りますよね。

被害がちいさいといいんですけどね。

こちらは土曜日から風が強くなってます。

昨日は３日分の買い出しにいってきました。

うさこ 様

子供じみた司の必死さに笑っていただけたら嬉しいですね。

ほんと大丈夫か道明寺ＨＤ。

つくしちゃんおいて行かれるのかな・・・(^_^;)

Gods &Death 様

稲刈りご苦労様です。

うちの実家も無事台風前に刈り終わりました。

そちらは台風の影響どうですか？

こちらは風の影響が長すぎですよ。

リンク気がついちゃいました？

パスはのヒントは知ってる人にはすぐわかりますから～

そうですね。一人じゃない安心感が素敵かな。

みわちゃん 様

責任取らなきゃならない傷じゃないってね。

傷を言えばつくしの方が大きいから～

「責任取る」

司君なら喜んでそう言うだろうなぁ。

なる 様

必要なのは安静ですよね。

夜の運動は無理だからね～。

司君そのとこ理解してるかな？

どう巻き込むかの算段に必死かもな。

akko 様

ばれなきゃ、ひざまくらの流れでどうにｋなったかもしれないのになぁ～。

直ぐにばれる設定にしてしまうのは私のせいじゃありません。

司君がつくしに殴られたくらいで気を失うとは思えなくて～

台風近付いてきましたね。

早く通りすぎてくれるといいですね。

かよぴよ 様

司君には刺激が強い一言をいつも残す総ちゃん♪

意地悪だなぁ～

つくしちゃんは意味分ってるかな～

司が分ってなかったら面白いんだけどなぁ。