ラストシーンは夢の中 4

どうして類がつくしの元に?

司は?総二郎は?あきらは?どこに!

疑問をそのままにしばらく放置しちゃってました。

連載がなぜか増えていく現象。

管理人は今、狼狽えております。

今さらながらに次々と思い浮べたままに書くのはそろそろやめようと思っちゃいます。

ドラえもん~タイムマシン貸して~

過去に行って新作書くのを止めてくるから。

いや、未来に行ってから書いたものをコピーしてくるって手もありますね。

某所本部の『もしもBOX』の影響が、

私にも出てる気がするぅ~。(^_^;)

「司・・・

心配してたよ。

牧野と連絡がとれないって」

船の船体に打ち返す波が作る泡を眺めながら呟く挨拶みたいな軽めの声。

その内容は十分に私をドキドキさせてる。

「道明寺、怒ってた?」

聞くまでの事はないのに確かめたくなる。

「俺達3人呼びだされて、牧野の行方探したから」

フッと小さく微笑を見せながら花沢類が私を見た。

もしかして!

道明寺が来てるの!

そうだよ。

知られたんならあいつが乗り込んできても何の不思議もない。

キョロキョロと辺りを眺めて思わず実を乗りだして海の中まで道明寺を探してしまった。

「大丈夫だよ。

今この船には俺しかいないから」

澄んだ瞳と優しい微笑がホッとした吐息を私から引き出す。

「道明寺と一緒いる。

家にはそう連絡したんだよね?

司にばれるとまたバイトの妨害されるんじゃないか・・・。

牧野が考えたのはそんなとこ?」

道明寺に内緒でバイトをするのはこれが初めての事じゃない。

制服の丈は短いとか。

男の客が多いとか。

俺以外に愛想よく笑顔をみせるなとか。

注文が多くて困る客は道明寺の方。

お客が増えて売り上げが上がると店長が喜んでも私にはいい迷惑だ。

だから、こそっと道明寺に内緒でバイトをすることも私にとっては珍しくない。

タダ・・・

今回は家を数日空けることになったからとっさに道明寺と一緒って言葉が出た。

親も最近うるさくてしょうがない。

「バイトよりほかにやることがあるだろう。

道明寺さんに嫁ぐって事は大変なことだぞ」

ようは、無事に私が道明寺と結婚できるように花嫁修業を優先させたい親の気持ってやつ。

道明寺と一緒って事にして置けば何かと親の小言からは逃れらる。

ダカラつい今回も道明寺を言い訳にしてしまった。

それが道明寺の耳に言ったとしたら・・・

親より道明寺を納得させる方が難しい。

「もともと、俺はこの船に乗る予定だったんだ。

仕事の関係で途中でヘリを飛ばして乗船してきた。

もちろん司にはこの船に俺が乗ることは内緒だよ。

総二郎とあきらには事情を話して協力してもらってるけどね。

いきなり司が怒鳴り込んで来たら牧野困るでしょう」

花沢類がこの船にいる理由は分った。

道明寺を連れてきてないことは感謝できる。

でもよくあの道明寺がここに飛んでくるって言わなかったものだ。

嬉しいのに何となくさびしい気もする。

「秘書の西田、あの人に協力を頼んで直ぐに身動きできない様に程よく仕事を入れてもらってるから」

「居場所も、理由も分ってるのだから慌てて追い掛けて行くのはこの先甘く見られます。

自分が夢中だと想わせるより相手の方に夢中にさせる方が得ですって秘書に言われて、司納得しちゃってさ」

反論できずに押し黙って司がおもしろかったと花沢類はすごく楽しそうに私に話した。

西田さんなら上手く道明寺を黙らせることができるだろうと私も納得できる。

でも・・・

このあたりの抜け目のなさは花沢類よりあの二人の謀じゃないのだろうか。

西門さんと美作さんが道明寺に付いていれば大丈夫だとは思うけど、この二人には結構遊ばれてるから、そのあたりの不安はある。

「俺じゃ、不満?」

「全然そんなことないよ」

「道明寺が現れたらここで大ゲンカしそうだもの」

大げさに反応を見せる私に何もかも見通してるって表情を浮かべる花沢類。

自分がピエロになってる気がしてくる。

私のこと私以上に分ってくれてるんだから。

「司、次の寄港先で手ぐすね引いて待ってるはずだから覚悟していた方がいいと思うよ」

花沢類にしてはイタズラな微笑を見せる。

不機嫌に私を睨み見付ける道明寺が頭の中にうかぶ。

数日私の命は伸びただけか・・・

もうひたすら謝ろうかなぁ。

「でも牧野、その格好はどうしたの?

従業員て感じじゃないよね」

「あっ、これ。

これはね」

理由を話そうとした瞬間に私を呼ぶ萩野の奥様の声が聞こえた。

「ここにいたのね。探したわよ」

ニッコリと極上の微笑を見せたのは私にじゃなく花沢類へ。

「類君、お久しぶりね」

花沢類も軽いあいさつ程度の言葉を親しく返している。

「牧野、知り合いなの?」

身体を少し屈めて小さく私に耳打ちする花沢類の声。

「えーと・・・

一応・・・

知り合いのお嬢さんてことになっちゃてるんだけど・・・私」

気まずさを感じながら私はそう小さい声で答えた。

花沢類が呆れた顔をしてそうで見れないよ。

拍手コメント返礼

うさこ 様

いつでもどこでも花沢類♪

ちょこちょこ類君登場させちゃってます。

類君が登場すると面白さ増すんですよね。

>『実は、お見合の予定でね、勿論すっぽかすつもりだったけど、牧野が乗ってるってわかって、急いできたんだよ』

>『俺の部屋から見える海の景色、すごい綺麗でさ、ちょっと見に来ない?』って強引に手を引っ張られ・・

きゃーこの後どうなっちゃうんですか?

珍しく強引な類君にドキドキ。

禁断!の愛!

いやいや、まだ結婚してないし・・・(^_^;)

司君が登場するまでに何かあるのかなぁ~

なる 様

司が知ったら・・・

豪華客船沈没させちゃうかも~

バイトより類といることを重要視しちゃうのは司君間違いないでしょうね。

嫉妬の嵐炸裂!!