恋人はSecurity Police 4

このお話5話くらいで終んないかなぁと思ってたんですけど~

終りそうもないなぁ~

そろそろ5周年のイベント開催の準備もやりたいのに準備が終わらない。

そう言えばこのお話始まりまい2様の5周年記念のお祝いだったんですよね。

ありがたく頂戴し過ぎちゃったなぁ~(笑)

「おい、何があった?」

ホテルの最上階の高級レストラン。

入り口の前で私を止めたのはSPの先輩、千葉さん。

仕事に就く前に「まず大事なことは代表の機嫌を損ねない事だ」

それが一番大事だと指導を受けた。

あっ・・・

殴っちゃいました。

でも殴ったとこは誰にも見られて無いはず・・・。

「代表、やけに機嫌いいだよな」

興味深々の顔で人懐こい笑顔を見せる先輩SPに私の心も和む。

あったと言えば私にキスして私が殴っただけの事だけ。

それ以外になにかあったかな?

思い浮かばない。

「あの・・・あれで機嫌いいんですか?」

偉ぶった態度は人に頭を下げられてる事に慣れてる傲慢な態度にしか見えずに私は好きじゃない。

「お見合い場所に向う時は何時もブリザード吹いているからな。

ほら、席を案内してる支配人の後素直について行ってるし、いつもなら邪魔だって睨み付けるところだから」

お見合い今日が初めてじゃないのか・・・

案内される道明寺が私が付いてきたないことに気が付いたように後ろを振り返った。

少し眉を釣り上げた表情が私を見て緩やかな笑みを浮かべる。

一瞬で魅入るだけの魅力が備わってるって思える顔立ち。

あんな表情向けられたら目が離せなくなくなる。

「おい、なにしてる。俺から離れんじゃねェよ」

私の側に引き返してきてグッと腕を掴まれた。

なによ!

さっき思ったこと撤回。

横柄な声は横暴な性格を丸出しで私を威圧してくる。

「自分の役目忘れてないよな?」

息が唇にかかるほどまじかに近づいてきたことにあわてるように首を後ろに引っ込める。

カメなら頭ごと甲羅に隠せるのに、たいした距離がとれるわけない。

慣れてないんだって!

男の人が熱を感じる距離にいることに身体がジンとしびれてくる。

なんだか、熱くないか?

心臓も少し早くなってきちゃってるし・・・

「これ以上私に触れたら別料金頂きます」

「唇に触れたらいくらだ?」

「いくらって・・・」

現実的に別料金を考えていたわけじゃない。

ついとっさにこれ以上触れられているのに耐えられなくて出てきた言葉。

「1万円!」

時給の3倍程度。

我が家なら1万円が十日分の夕食代だぞ。

「そんなもんか?

それならそれ以上先に触れても値段はしれてるな」

ニンマリと意地悪く微笑んでるのに、私を見つめてる瞳はやさしくて頬が熱くなる。

それ以上って・・・。

なに?

「自分を安く見過ぎだろう。お前に触れられるんだったら全財産つぎ込んでもいいぞ」

これ以上の上機嫌は見られないって極上の笑顔を向けられた。

いつの間にか私の背中が壁に触れる。

頭の横で壁にもたれかかる様に突いた上腕。

その上から覗き込む真直ぐな瞳。

感じる息遣いに胸が苦しくなってガシッと目をつぶる。

このまま見つめられていたらどうにかなりそうで耐えられそうもなかった。

「とにかく、役目は果たしてもらおうか」

ふわっと離れた圧力。

一瞬で身体の熱が冷めた感覚。

ホッとしてるはずなのに、身体が感じる熱が奪われた喪失感も感じてる。

「行くぞ」

その声と同時に握られた手のひら。

道明寺の温もりが手の平から身体に流れ込んで私を包み込む。

手をこうやってつないだの・・・

初めてかも・・・

ヤバイ、また心臓が騒ぎ出した。

テーブルには一人の若い女性がもうついていた。

いかにもお嬢様って感じの品の良さ。

かすかに微笑んで立ち上がって軽く会釈をする。

頭を上げた視線が私と道明寺をつないだ手を凝視した。

振り払おうとした手はしっかり道明寺に掴まれたまま私を引き寄せる。

「彼女のことは、気にしないでくれ。

いや、気にしてもらわ無いと困るのか・・・」

椅子に腰かけた道明寺の横で呆然としたまま立ち竦んでる私。

「座れよ」

道明寺の視線が自分の横の席を私に促してる。

目の前の女性は怒りに震えるように顔を真っ赤にしてテーブルの上で握りしめた拳がブルブルと震えてる。

見合の席に女性同伴で現れるって考えたら、これ以上に失礼なことはないって思う。

座れるものじゃない。

出来るなら逃げ出したい。

「いいから座れ」

道明寺が私の腕をグイと引っ張ったその時、後ろに人の気配を感じた。

「少し、遅かったか」

背中から当たる照明は3つの影をつくりテーブルの上に映し出す。

「本気で結婚するつもりは司にはないから」

「総二郎・・・」

道明寺の横に立つ男性。

花を背負って書かれる背景の漫画の主人公ってこんな人。

艶やかない雰囲気は一瞬で人を引き付ける魅力。

「見合しても無駄だろう」

私と道明寺の間に立って私に向ける微笑。

今にも私の掌にキスを落としそうな紳士的な柔らかい雰囲気。

睨み付ける道明寺の「あきら」と名前を小さく呼んだ。

「俺達以上に司のこと理解できる相手がいるとは思えない」

チラリと冷めた視線を私に向けた整った顔立ち。

吸い込まれそうなビー玉の瞳が童話の中の王子様を思い浮かばせる。

「お前ら、来たのか・・・」

スッカリ忘れていたって雰囲気の道明寺。

なんだか焦ってるみたいで・・・

強引な雰囲気が曇ってきてる。

「あきらと俺は男でも女でもイケるけど司は類じゃなきゃダメだから」

「結婚しても実生活は伴わない」

ガタン!

立ち上がった女性は真っ青の表情で席を早足で離れた。

「以外に簡単だったな」

空いた席に何事もなかったように座る3人。

え・・・と。

私の右に坐る彼が道明寺の・・・ってこと?

ちょっと待て!

私は見合を断るための恋人役の設定じゃなかった?

私の立場はどうなってる?

カッコいい男はゲイが多いって聞くけど。

目の前のイケメン4人全部って事・・・?

男性不信に落ち知りそうな展開に笑うしかない。

「司、この子誰?」

「俺の恋人だ」

道明寺の声に思わず二度見した私。

この人が本当の恋人じゃないの?

それはショックだけど・・・。

「え!」

「司、お前のタイプって、こんなチンコロ?」

「色気もねェし」

驚いた顔は一瞬で直ぐに遠慮なしの品評会化してる。

そこまで言われる筋合いはないツーの。

だんだんとムカついてきた。

「お前ら、言いたいことはそれだけか?」

「牧野を俺の彼女として扱えって言ってんだよ」

グイッと肩に回してきた腕が私を道明寺の方に引き寄せる。

もしかして・・・

私の役って・・・

男性の恋人をカモフラージュするってことなのかな?

頭がこんがらがってきた。

だったら、あのキスはなんだったんだ?

 

拍手コメント返礼

ゆきこ 様

そうなの~

一人よりここは全員の方がたのしいと♪

司は類だけってところに反応されてる方多いみたいですよ。

総ちゃんとあきらくんがバイでその相手はもっぱら総ちゃんとあきらくん♪

この二人ならバラを背負ったお話が読めそうですよね。

書かないけど・・・(^_^;)

司君が全財産つぎ込むって言ってもつくしちゃんならいらないと突っぱねるでしょうね。

絵梨 様

ここは類が司の恋人と勘違いしてドキドキする設定にしちゃおうかなと思案中です。

つくしちゃんの心は一番に掴むのは誰でしょう?

司君ゲイに勘違いされたままどこまで頑張れるかが見ものです。

みわちゃん 様

こちらでの葉っぱ君は先輩ですね。

そしてつくしは可愛い後輩に~♪

キスで一万円もらえてその相手が司だったらすぐに大金持ちになりそうです。

お金もらわなくていいから~

いや私の方が払っちゃうかぁ。

ミントン様

コメント途中でキレちゃったのかな?

なる様

キスで1万円はいいお値段ですよね。

でもファーストキスだったんだからもっと高くても司君なら払ってくれますよ。

このままいけば禁断の花園まで突き進んでも問題ないんでしょうけどね。

私には無理だ~~~~~~

うさこ様

司と類。

うわぁぁ 想像しちゃいました?

F4なら許せそうですけどね。

カッコよくなければ許せないBL。

受け身は少年とか女の子ポイ男の子の設定が多いですよね。

F4の場合は誰?

これが迷うなぁ~

ゆみん 様

初のゲイ設定?

私の能力じゃカン違いさせるのが精いっぱいです。(笑)

やなぎ 様

壁ドン

F4ならどなたでもOKなんですけど~。

Gods & Death 様

現実逃避のご訪問ありがとうございます。

私も綺麗ならOKです。

でもやっぱり男女がいいなぁ。

akko

チンコロ発言

もっと食いついていいですよね。

食いつけない状況になってますけどね。

見合にF4が現れて~

総ちゃんとあきらくんでお持ち帰り♪

これで十分崩れると思います。

お見合いを断れてもF4が見れれば満足できそうな気持わかりますね。