Happy life (5周年記念作品 2)
末っ子誕生の話を書いた後にいただいたコメント。
両親のイチャコラを見て見ぬふりしてる3人。
翼君が 『親父、ソッコウかよ。よく母さんで勃つな』
のコメントが私にはバカ受けで~。
子供達の3人のお話もおもしろそうだと考えていたら・・・
末っ子誕生の10カ月の前のお話が気になると・・・
頭のピンクを追い出すために書いた小話は双子はまだ小さい時のお話。
末っ子の生れる前は邪魔する子供は大きくなってますからね。
何年たってもやることは一緒だしということで小話をショートに昇進させてお届けします。
あれは・・・
満月の夜。
夜空に浮かぶ月の周りには雲一つなく月の光を遮るもの何もない。
ふと窓辺から見上げた瞳が捉えるムーンライト。
ざわざわと産毛も逆立つ感覚が全身を包み込む。
うっ・・・
うをぉぉぉぉ!!!!
身体をかきむしる様に苦しみだして奇声を上げる。
「司・・・」
不安げな声が不安そうに俺を見る。
月の光は不思議な力を、欲情を生むって知らねぇのか?
この全身からあふれ出るエネルギー。
発散するしかすべがない。
「なにやってんのよ」
「今度、翼が劇で狼男をするって言うからよ」
「見本を見せたんだよ」
つくしがの視線が俺を追いこしてその奥に注がれる。
その視線の先で舞と翼が今にも泣き出しそうな瞳で互いを守る様に震えて抱きあってた。
やべっ。
泣くな!
泣く前につくしから一つ二つの小言が飛んでくるのが想像できる。
「脅かしてどうするのよ」
ほらきた。
「翼の役は狼男じゃないくて大君だからね」
大君?
「神話のお話!」
キョトンとした俺に呆れた様なつくしの声。
え???
神話・・・?
2人を抱きかかえてつくしは部屋を出る。
月明かりが照らしだすのは部屋にポツンと取り残された俺。
ガオゥッと狼男の真似して揚げた両手。
これどうすんだよ。
腕を下ろすのが恥ずかしくなってきた。
一人部屋のソファーに座りつくしの帰りを待つ。
もう1時間は経ったぞ!
遅いッ!
子供達と一緒に寝ちまったか?
つくしを少し怒らせてしまったしな。
しょうもねぇ小さな反抗ってやつ。
今度は俺がお前を子供部屋から寝室に運んでやるよ。
立ち上がって向かった先には子供達だけが寝入るベッド。
いない!
まさか!
俺らの主寝室は入り口が2つあることを忘れてた。
互いの書斎から主寝室につながるドアがある。
キングサイズのベッドに左端が人一人分の膨らみを作る。
寝るなら声かけろよな。
足元からそっと布団を剥ぐ。
そこから顔を足元から上に滑る様に身体を中に潜り込ませた。
「え?」
寝ぼけた身体が驚いて起き上がる。
「ちょっ、なに?」
驚く声は直ぐに布団を剥がした。
「なにやってんのよ」
「お前が一人で寝てるから起こしてやったんだろうが」
俺を置き去りにしての不満タラタラの感情をのせて呟く声。
「その格好で凄まれても笑えるんだけど」
ゲラゲラと遠慮なく俺に大口を見せるつくし。
這いつくばった格好でつくしの身体の左右に手足を突く俺。
乱れた髪の毛に少し荒い息。
障害物競走で網をくぐると出来上がる格好とあまり変わらない。
「寝るの早いだろ」
そのままつくしに覆いかぶさる様に身体の位置を変えた。
「くすぐったい」
笑が止らないのか普段なら吐息に変わるはずの触れ合いもやめてとくすぐったさを強調されてる。
自信無くすぞ。
「司が、怖がらせるからあの子達なかなか寝なかったんだから」
笑っていた声が落ち着きを見せて拗ねる様に呟く。
つくしの息が俺の唇に触れる。
俺の首に回された腕が俺にしがみ付く動きを見せて瞳を閉じた。
・・・・
・・・・・・?
・・・・・・・・!?
期待を裏切る沈黙。
ここはお前の唇が俺の唇を塞ぐとこじゃねぇの?
パチンと目を開いた俺が見たのはにこっと目の前で微笑む悪戯な瞳。
「キスするって思ったでしょう?」
こいつ・・・
それなら、俺から襲ってやるよ。
「きゃッ」
つくしの両腕を頭の上に片腕で抑え込んで唇を重ねた。
きゃじぇねえだろう。
それ以上の悲鳴を上げさせるつもりはない。
聞こえる声はきっと喘ぎ声に変わるはず。
唇の隙間から入りこませた舌を素直に受け入れて俺の動きを追い掛ける様につくしの舌が動く。
そして口づけはさらに深さを増す。
キスだけで全身に滲む汗。
もう片方の腕は胸の膨らみを捉えて包み込む。
下半身に一気に身体中の熱が集まる感覚。
捕まえているのは俺のはずなのに捉えられているのは俺の方。
慣れてるはずの触れ合いも、いまだに飽きることもなく新しい欲望を煽って俺を放さない。
唇から首筋。
首筋から胸元へと指の痕を追う様にキスを落とす。
吸い上げた肌につける痕。
「あっ・・・」
媚びた声がつくしの唇を震わせる。
抑えようと抗いを見せても漏れてくる甘い吐息。
「我慢するな」
俺しか知らないこいつの媚態。
もっと甘く啼かせたいと思う枯れることない欲望に包まれる。
脚を開いて割りこませた身体。
抜け出せない媚薬包まれていく勃まり。
そこから生れる熱は俺の身体中の細胞を満たしていく。
「溶けちゃう・・・
「溶けてしまわない様にしっかり抱き締めてやる」
限界に近い身体をこれ以上にない高みまで互いに高めて俺は強くつくしを抱きしめた。
お☆様・・・
どうしようかと迷いながら公開にしちゃいました。
これでどこまでの満足度を得られるかな・・・(^_^;)
拍手コメント返礼
still・・・ 様
基本的にはこの二人のイチャコラが基本ですよね♪
これで出産3回は奇跡だな。(笑)
なる 様
たまにはこんなソフトな流れで~
え?
生ころがし?
続き?
きゃーーーーッ。
やっぱりかぁ・・・・(^_^;)
メガネちゃん 様
ころころとまわしちゃったらピンク色の玉が転がり落ちて♪
カランカランと大当たりの鐘の音が聞こえてきました。
まあ、不完全燃焼気味ではございますけどね。
甘いセリフ~
いや~ん~
それは司君に聞いて見なきゃうわかんないですよ?
えっ?知ってるくせにって?
解禁させるのはいつになるかな・・・(^_^;)
akko 様
何をやっても司君がつくしを襲う理由にはなりえるんでしょうけどね。
無駄な抵抗♪
はぴまりのホンワカタイム了解です♪
うさこ 様
満足と言っていただき涙が~~~~。
最近濃厚な追求が多くてね。
これでお花畑から抜け出せます♪
韓国版花男今見てらっしゃるんですな。
私スッカリドラマの内容忘れてしまってますなぁ。
最後しか覚えてない様な気がします。