Virtual Game は恋の鞘当て 1
つくしオトナ育成アプリの攻略法
このアプリが頭から離れない。
結局直ぐにお話作っちゃいました。
続きからお楽しみください。
あ・・・また横道にそれちゃったよ。
こうなるともう一つのお話もメンバーの皆様いっちゃいますかぁぁぁぁぁ~。
恋愛の未体験ゾーン
つくしオトナ育成アプリの攻略法
「あきら、本当に発売始めるんだ。
滋が最初もってきた時は冗談だろって断ったって言ってたよな?」
企画中のアプリの画面が表示されたままのPCを総二郎は食い入る様に覗き込む。
あきらのマウス操作で次々と切り替わる画面の写真。
それは大学構内を歩き回るつくし。
講義中のつくし。
楽しそうに微笑を作る牧野の向ける視線の先には司の姿。
極め付けはバスタオル一枚姿のつくし、それを外す様な仕草を見せて照れくさそうな表情を浮かべるものまで・・・
これってあと30度程度腕を動かせば見れるぞ
「どうやって撮った?」
何処かのモデルの画像を加工したとか?
そんなことも考えながら総二郎があきらに視線を移す。
「これ全部本物」
「ウソだろう。よく撮らせたな・・・」
信じられない表情で総二郎が息をつく。
「俺が撮れるわけねェだろう。
全部滋や桜子、優紀ちゃんが言葉巧みに牧野を誘って撮ったんだよ」
画像をこれ以上見るなというようにあきらはPCの電源を落とす。
「まあ、このアプリで遊べるのは俺達限定ってことで開発したわけだ。
司が喜ぶ画像を司だけの限定だと言えばあいつもそう怒らないだろうしな」
「その司限定が気になるの俺だけか?」
真っ暗に光を落としたPCの画面を眺める総二郎。
「俺も見てねェよ。死にたくねぇし。そこは滋だけがこそっと作ったらしい」
「司さ、ゲームあんまり得意じゃなかったよね。
クリアー出来なかったらどうなるんだろう・・・」
「さすがに牧野の事は俺達よりな・・・理解してるだろう・・・」
類の言葉に顔を見合わせる総二郎とあきら。
その脳裏にはアプリの攻略に手間取ってイラつく司の姿が浮かんでた。
アプリ開発大河原 滋
発売元 美作産業。
つくしちゃんオトナ育成アプリ。
あきらがお前らのために作った限定品だと教えてくれた。
オトナ育成アプリ。
俺が思うとおりに牧野を育成することができるとか。
何時もと違う牧野を楽しめるとか。
言われちゃ興味がわかない訳がない。
エンディングは俺専用の特別バージョンも 準備されてるの言葉に乗せられた。
DL者 F4、T3、葉っぱコンビに松岡公平に西田予定とか。
誰が一番に攻略できるか競争だと言われちゃ引き下がれなかった。
俺が負けるわけねぇだろう。
あいつのことあいつ以上に知ってる俺だ。
そこから暇を見つけてはアプリを立ち上げる。
会社に向かう車の中で初めてのアクセス。
リアルに牧野の画像。
すげ~可愛い顔での第一声は「道明寺さん」
レベル1の牧野は他人行儀。
本当のあいつ最初から俺を避けてたよな。
避けられてないだけでもましというところか。
簡単じゃねぇか。
いつもの俺達のやり取りを入れて行けばいいだけ。
「行くぞ」
「行くって何処に?」
「黙ってついてくれば良いんだよ」
あっ・・・
画面の中のあいつは両脚でジャンプして拳を握る。
まさか!
なんでここで殴られるんだっ!
殴られるたびにポイント購入って・・・
クソッ!
なかなか進まないアプリにキレてスマホを投げる。
しばらくするとそれでも立ち上げてしまうのは最初にすげーかわいく満面の笑みでアイツが「おかえりなさい」って微笑むんだ。
俺に向けられるその笑顔に会いたくて電源を入れる俺って意外と単純。
この最初の画面もしかしてあいつらも見てるのか?
むかつく!
あいつ等のアプリ没収だと集合をかけた仕事終り。
「どう進んでる」
あいつらが車で見つめていたアプリの画面。
最初にやってきた類がうしろから覗き込む。
「司まだレベル10なの?
俺もう100までいってるけど。
そのレベルだとまだデートも出来てないよね? 」
類!
お前のレベルだとどこまでいってるんだ。
場合によっては覚悟しとけよ。
「こいつ、直ぐ寝るから。なかなか進まねぇんだよ」
「えっ、俺の牧野も良く寝るけど30分あれば結構レベル進むよ」
類!
俺の牧野ってどういう了見だ!
お前んじゃねェだろう牧野は俺んだ!
「司、どーだ?うまくいってるか?」
類を睨み付けてる俺のまえに現れたあきら。
「ん?まだ、道明寺さんって呼ばれてるのかよ」
総二郎が俺のスマホを奪ってつぶやく。
「どーゆーことだよ」
「ちゃんと攻略していけば、呼び名もランクアップするんだよ、そのゲーム」
総二郎からスマホを受け取ったあきらがそれを俺に返す。
「そーゆーこと。
道明寺さんから、道明寺くん、道明寺、司さんから司くん、司。勿論、だぁりん️もあるぜ~~」
「まだ道明寺さんなんだ、司。ぷっ」
総二郎の説明に納得しかけていた俺を落ち込ませるには十分な類の態度。
「テメェら、直ぐにそのアプリ削除しろ」
「えっ?いいの?
このアプリ俺達の力を借りなきゃエンディングイケない仕組みになってるから司仕様の御宝映像見れなくなるぞ」
3人がニンマリと俺を見つめた。
くそっ。
もう少し削除は勘弁しといてやる。
一人屋敷に戻ってもアプリとも格闘。
早くレベルUPさせてあいつら追い抜いて終わらせてやるッ。
しかしこのアプリのつくし全然可愛くねェ。
いや・・・可愛い。
この画像どうやって撮らせたんだ。
もの画像だけは永久保存版にしたいくらいあいつのいい表情が詰め込まれてる。
これがあるからやめられねぇ。
やっと牧野の呼びかけが道明寺に変わった。
それでも、アプリのつくしはやたら俺に冷たいし、触れねーし、キスできねぇし、抱けねぇし。
本物のあいつは時々俺を睨み付けるが俺に惚れてるのは分り切っていて、何時でも抱き寄せられる生身の温もり。
キスも出来るしそれ以上のことも拒むのは最初のカタチだけ・・・。
本物がいいよなぁ。
「道明寺・・・スキッ」
アプリの中の牧野が唇を閉じて目をつぶる。
そして・・・
二つの影がかさなり夕焼けの背景がキスを彩る。
緩みそうになった頬を思わず引き締めた。
「道明寺~」
えっ?
おっ?
いきなり背中から聞こえてきた声。
何時の間に来た?
「さっきから熱心になにやってんの?」
後ろから覗き込んできた牧野の視線を避ける様にスマホの電源を切る。
「なんでもねぇよ」
「ならなんでスマホ隠すの?
私には見られたら困るわけ?
もしかして浮気! 」
にこっと微笑みを作る表情の目は笑ってない。
「バカ、俺が浮気するわけねえだろう」
「それじゃ見せて」
「見せてって何を?」
「ごまかさないでよね。何もなきゃ見せられるよね」
「おまえな、それプライバシーの侵害だぞ」
「いつも人のプライバシー侵害しっぱなしの道明寺に言われたくない」
牧野の腕が俺の首を掴んで後ろに引きあげる。
首絞めんなッ。
これ・・・
見られた浮気よりヤバいんじゃねェか?
怒髪天で噴火する牧野を想像。
息苦しさに緩んだ手からスマホを牧野に奪われた。
画面を開いて表示されるのはアプリの画面。
確か・・・
キスしている画像のまんまの様な・・・
「これって何よ!」
ギラとした眼光で牧野が俺を睨んだ。
某メンバーの皆様追加する部分ありましたらよろしくお願いします♪
拍手コメント返礼
メガネちゃん 様
早速トークの内容をもとに編集しました♪
続きですかぁ~~~~
それは某所のトーク次第なんてね♪
司が熱心にアプリ操作してる姿想像しちゃうとね。それもつくしのかわいい笑顔見たさですから。
これ知ったらつくしちゃん許してくれないかな~
ゆきこ様
こまったちゃんクラブ。
命名はかわいんですけど~
私に投下されるものは爆弾級なの~~~~~。
でもそれをおもしろがって受け止めてしまうから自爆まじかかも~
つくしちゃんにばれて終りのはずだったのにその先を求められるのね・・・(^_^;)
腕を見せましょう!
二の腕・・ぽよんぽよんですが見たいですか?(笑)
みわちゃん 様
司は逃げるしかない!
それとも責任は総二郎とあきらに丸投げするかしら?
F3がどこまで見てるかを知ったら司は相当キレますね。
自分より先にいっちゃってるはずですからね。
どうなるの~
うさこ 様
>育成アプリって自分の好きなタイプのお・と・なにする事もできるんですか?
>みんなで『オレのまきのは今こんな感じ~』なんて見せ合いっことかして。
それいいですね?
採用させてください♪
次はこれでいきましょ!
エンディング楽しみにしてるのは司だけじゃなかったのね・・・(^_^;)
ゆみん 様
ポイント制
ポイントを貯めたらレアなものが当たるってやっですな。
その景品が~~~~(笑)
>松茸の天ぷらを頬張るつくしちゃん画像
>更にタイムポイント特典に『すごぉーいっ♪おっきくて入んないかも~っっ♪うふふ♪』動画
司君違うヤル気に充電しちゃってますますレベル上がんなくなりそうですね。
このポイント制も採用したいですね。
あ~話が膨らむ。
全員参加型小説の様相が濃くなってきましたよ。
みさ** 様
先日のさわりだけで拍手。
興味を持っていただけたんですね。
うれしいな~
こうして話は作られたの公開裏話も楽しんでいただけてうれしいです。
今度は某トーク画面の画像でものせちゃおうかな。
akko 様
本物養成(調教)も楽じゃないと思いますけどね。
御さわり出来る分楽しめるのかな(笑)
所詮アプリはアプリですもんね。
Aya** 様
応援ありがとうございます。
なる様
速攻で見つかったらダメですよね~
それにはこのお話を一話完結にしちゃおうとう私の目論みがあったんですが・・・(^_^;)
この続きを皆様お待ちになってるようで・・・(^_^;)
ギャッ!
この状況でゲームは続行できるのか!
確かに興味はありますね。