Rainy Blue 36

司にイラッとししていたのに結局つくしちゃん同様に許してちゃいました。

私も甘いなぁ・・・(^_^;)

司が一番幸せな結末。

いえいえつくしちゃんも幸せなはずです。

PWの御連絡。

本朝10時までに申請された方は返信してます。

さくら様

メールがエラーで送信できませんでした。

再度ご連絡をいただけないでしょうか?

よろしくお願いいたします。

「よっ」

あいつらが顔を見せたのは牧野が部屋を出てから5分後。

「牧野はどこに行った?」

牧野が俺の部屋を出ていくところを確認してこいつ等は部屋をノックをしたようだ。

「悪いが、お前らが喜ぶようなケンカにはなってねェから。

朝食を作りたいと買い物をしてくるって、出て行ったんだよ」

一緒に行くという俺を、「道明寺が側にいるとまだドキドキしちゃう」

頬を赤らめて恥かしそうに瞳を俺から離す牧野が無性にかわいくて抱きしめたい衝動。

たぶん・・・

抱き締めたらそれだけじゃ終わりそうもねェから我慢した。

牧野とひとつになって初めて知った細胞の隅々まで満たされていく感情。

知ったら、忘れられそうもなくて何度も何度もあいつに触れたくなって、ずっとこの胸の中に閉じ込めておきたい感情が今も頭の中を支配している。

離れる辛さを抱き合う前より強く感じてるなんてどこまで俺は牧野に溺れてるんだろう。

俺に感情を残さない明るい笑顔は「行ってくる」と笑って頬に唇の感触を残して出て行った。

まるでそれは俺だけが夢中にさせられてるようで結構ムカつく。

食料品を売るスーパーは直ぐ隣にある。

10分もすれば戻ってもいい頃だ。

そのくらい待つのはどうってことない。

牧野が帰ってくるのには早すぎるタイミングで部屋をノックする音に俺はすっ飛んでいって部屋を開けた。

ヤッパリ一緒に行くとか

一人じゃ寂しいって戻ってきたあいつを想定して開けたドアの先には長身のダチが揃って立っていて俺をがっかりさせた。それでもこいつ等の後ろから牧野が顔をヒョコッと出すんじゃないかと最後亜まで期待してたなんて絶対誰にも知られたくない。

「あ~あ、にやけた顔してるな」

「にやけてねェよ」

無理に頬を入れなきゃ直ぐに口元が緩みそうになる。

見ちゃいられないいって口々に言いながら俺を見るお前らも嬉しそうな顔してんじゃねェか。

「司、良かったね」

類が静かに呟いて俺の前に一歩足を進める。

「今回はいろいろ迷惑かけたな」

類が牧野の側にいるとイラつくのに俺が牧野をを頼めるのは類だと絶大な信頼を寄せてる。

「牧野の初めての男になっても最後の男になったとは限らないから」

ニッコリと微笑む表情の奥から俺を捉える瞳は笑ってない。

「油断しちゃだめだよ」

類!

やっぱりお前は牧野にこれ以上近づくな。

「あんまり無理させてねェよな」

「なにを?」

「なにをって、司とぼけんなよ」

あきらが何を気遣っているか・・・

それは俺をはじめて受け入れたあいつの身体。

スゲー痛がって、俺の与える痛みに耐えるようにしがみ付いてきたあいつの指の痕は今も背中に感触を残る。

それに、血もスゲー出てた。

シーツを染めた朱の色も大したことないってあいつは言って流した痕は見せないと必死で拒まれた。

「牧野は初めてだったんだし、結構きつかったと思うぜ」

「それなのに朝から買い物にやっちゃうんだもんな」

「やっちゃうとか言うなよな」

総二郎に言葉に別な意味を思い浮かべて少し照れる俺。

「牧野の事、大事にしろよ」

真顔になって告げる類と総二郎とあきら。

ギュッと握りあった握手から伝わるのは本気で俺達の事を喜んでるこいつ等の熱い思い。

「ただいま」

両手いっぱいに品物を抱えて帰ってきた牧野が類たちを見てギョッと顔色を変える。

「来てたんだ・・・」

「俺達、邪魔かな?」

類の問いかけに牧野がブルブルと首を振る。

それでいて耳まで真っ赤になってるのが牧野らしくて笑える。

「なに笑ってんのよ」

批判気味の視線は焦ってるのが丸わかり。

「ちょうど食事しようと思っていたから、みんな食べるよね」

俺達の側から逃げるように牧野はキッチンに逃げ込んだ。

「司が、俺たちを追い出さなきゃな」

あきらの声に牧野が追い出さすなと俺にくぎをさす。

「牧野、食えるのか?」

「西門さんのお口に合うかわかりませんけどね」

総二郎の失礼な問いかけにもケラケラと機嫌のいい牧野の声。

「手伝うよ」

「俺が行く」

キッチンに行こうとした類の肩を掴んで引き戻す。

牧野の隣りに立った俺に「出来るの?」と信用してない視線を向けた。

「レタス洗うくらい出来るか」

一番簡単な作業を子供に渡す感じの牧野。

渡されたレタスを手に持ったままどうするんだと悩む俺。

手伝いに来たの?それとも邪魔しに来たの?

そんな表情が下から俺を覗き込む。

「丁寧にやさしく・・・教えろよ」

あいつの耳元に近づいて囁く声。

気が付かない振りで牧野は包丁を動かしてる。

頬が赤く色づいて肌の熱さが牧野から俺に伝わる。

僅かに触れあっていた肩が逃げるように俺から離れた。

拍手コメント返礼

ゆきこ様

もうねぇ~

こうなるとF3も邪魔としか言いようがない。

実際はそっと3人とも立去ってくれてると思うのです。

ですが!

ここは司とF3とのやり取りが見たいと思う欲求の方が強かった。

ルイルイを慰めるのに一緒にお笑い見ちゃうの?

そこは一人で寝てる花沢類の寂しそうな背中をそっと抱きしめて添い寝しちゃいましょうよ♪

もうそれで十分。

類には蹴られてでしょうけどね。(笑)

みわちゃん 様

類の言葉の裏に隠されて本音。

それはある意味宣言されたようなものですよね。

今回の様なことがまたあったら類君遠慮しませんよ。

司大丈夫かしら?

ゆみん様

「いいよ。牧野は休んでな。朝食は俺が作るから」

これはあきらくんかな。

「まだ離れたくない」

つくしちゃんの身体に腕をまわして二度目の眠りにつく類。

「牧野、もう一度俺を幸せにしてくれ」

なんて言っちゃってつくしちゃんの胸元に手を伸ばす総ちゃん

こんな感じかな。

司君起きてからつくしの見られたくないこと見ちゃうからひとりでつくしは買い物行っちゃうのよ~(笑)

やりました的な話で盛り上がってるところをつくしちゃんが聞いちゃったらどうなってたのかしら?

やなぎ 様

こうしてみんな幸せになったのです。

もちろん類君も・・・の、はず。

still・・・ 様

この状況でこの4人の中にいたらいたたまれないでしょうね。

サラリとかわせるまでに大人になるにはつくしちゃんはあとどれだけかかるかな・・・。

ここで類君らしい一言ってなんだろうと考えました。

かなりブラックな発言ですよね。

幸せ絶頂の司君にピリリとくぎを刺す。

この一言は類君ならなおさらグサッとね。

類ならこれくらいシレっと言っちゃいそうですもの~

akko

F3の性格なら本来はここは黙って会わずに二人っきりにして上げるんでしょうけどね。

2人との絡みが見たいと言う要望にお応えしました。

つくしが出て行ったのに気が付いて心配になって司に会いに来た設定。

これならそこからのノリでいろいろ聞けちゃうかなと思った次第です。

Gods & Death 様

あはは、そうですね。

この話で分かったことは皆司に甘いってことでしたね。

うさこ 様

つくしちゃんじゃなくても恥ずかしですよね。

ここは黙って去って欲しかったでしょうね。

今回はみなさんに類のトドメの一言を気に入ってもらえてうれしいな。

類らしい発言いろいろ考えました。

有頂天な司が一瞬ギクッとしちゃう瞬間を演出するのはこれだなと思ったんですよね。

司、お前が牧野の最後の男ってわけじゃないんだぞ1

ある意味ライバル宣ですもの。

朝食のメニューに松茸?

やだ~