特別な夜は特別に 1
クリスマスが終ったら次はつくしちゃんの誕生日♪
大晦日にお正月♪
そして司の誕生日が来たらバレンタインデーにホワイトディーときて類の誕生日が~~~~~。
こうして年が開けて新しい年が始まるのです。
大忙しだ!
来年も温かな拍手をよろしくお願いします。
*「ねぇ、28日て何か予定ある?」
そう聞いただけなのに、振り向いた道明寺の機嫌は悪い。
これでも遠慮して控えめに確認した。
私のこの何処に道明寺の気分を害することがあるのだろう。
ブルブルと震えてる手にはクシャとなった白い用紙が1枚。
「たく、使えねぇんだよ。
何か言ったか?」
私の言ったこと聞こえてなかったんだ。
道明寺の不機嫌の原因は手に持った書類。
たぶん仕事の内容で道明寺の思った報告には程遠い物だったらしい。
こと仕事に関してはパーフェクトをもとめちゃってるもの。
他人にもキビしいけどそれ以上に頑張ってるって道明寺の秒刻みのスケジュールを見ればわかる。
「何でもない・・・」
言葉を濁した先には一緒に私の誕生日を過ごせないかなの声。
道明寺・・・
知ってるかな?
12月28日、私の生まれた日だってこと。
1月31日が道明寺の誕生日だってこと私は知ってるよ。
好きだって気が付いて・・・
離れて知った道明寺が私の中に占める割合の大きさ。
忘れたくても忘れられなくて・・・
会いたくて、会いたくて・・・
しょうがなくて・・・
プロポーズの後すぐに行っちゃって、やっと帰ってきたと思ってもデートする時間もなかなか作れない道明寺で・・・
つかの間の時間に勝手に呼びだされて、たいして話も出来ないまま勝手に直ぐに仕事にいっちゃって・・・
「会うだけでいい」
なんて言葉で誤魔化されてる気が最近してきた。
ねぇ・・・
最近キスしたの何時だったか覚えてる?
抱き締めてもくれないそっけなさ。
私の事もうそれほど好きじゃないのかな?
不安になっちゃうよ。
「おい」
道明寺が視線で自分が座ってるソファーの横に坐れと合図を送る。
それだけで浮き上がる気分。
嬉しそうな顔で座っちゃだめだ。
「なによ」
少し動作を大きくしてストンと腰を落とした。
「もっと」
こっちにこいと言う様に道明寺の手の平が私の側頭部を包み込んで自分の肩に引き寄せる。
コツンと道明寺の肩に触れた瞬間何とも言えない甘い感情が胸の中にあふれてくる。
道明寺の指先が私の髪の毛の中に滑り込んで軽くうごく。
まるでそれはやさしく鍵盤を叩く感触。
トクトクと聞こえる心臓の音と指先のリズムが重なって生れる心地よさ。
聞こえていたリズムは収まって髪を撫でる様な動きに変わってる。
道明寺にもたれ掛る私の度合いは徐々に重くなってる気がした。
「なぁ、いつも悪いな。
俺の都合でお前を振り回して」
粗っぽい何時もの横暴な声が神妙過ぎて、信じられない表情で顔を上げて道明寺を見つめてしまった。
「なんて、顔してんだ?」
左の眉を少し上げた心外な表情が私の視線と交わる。
「道明寺が、悪いとか言うから・・・」
「本当はもっとお前と会いたいんだよ。
人並みにデートしたり、誕生日を過ごしたいしな。
28日は空けとけよ」
悪戯ぽく変わった表情は、どうだと言わんばかりに自慢げに私を見下ろす。
「知ってたの?」
「当たり前だろう。
お前の誕生日を忘れたら俺の誕生日も無視されそうだしな」
ゆっくりと近づいた道明寺の唇が私の唇と重なった。
「お前に、触れると歯止めが効かなくなりそうで怖いんだよ」
唇がかすに触れあう距離で道明寺がつぶやく。
息が触れるたびに身体の奥から湧き上がるジンとした疼き。
道明寺の指先が触れる場所から熱が発して身体を熱くする。
それはまるで導火線を伝わる炎のように着火点を向かって身体を熱く包み込む。
道明寺に触れられたら・・・
止められなくなるのはきっと私も一緒のような気がする。
「誕生日は一緒に過ごそう」
そうつぶやいた道明寺が強く私を抱きしめた。
司君のサプライズ!
つくしの誕生日のプレZントは何でしょう♪
ほとんど私の妄想範囲はネタ切れで~
何かないですかぁぁぁぁぁ~
緊急募集中。
拍手コメント返礼
still・・・ 様
specialdayになるかどうかは司君にかかってるのです。
みわちゃん 様
誕生日前のこの甘さ、当日は・・・
もっと甘いはず・・・。
たぶんね。
うさこ様
そうなの~まだまだ目白押しで~
頭がパンクしそうです。
プレゼントは高価なものより二人の時間♪
スノボかぁ~
ゲレンデで雪が溶ける恋♪
メガネちゃん様
そうなんです。
司が今回大人なの~
どうしましょう(^_^;)
本人にリボン掛けてプレゼント。
つくしより司の方が喜びそうな気がするのは私だけ?
なお 様
インフルエンザ大変ですね。
もう大丈夫でしょうか?
我が家は受験生を抱えてるので戦々恐々ですよ。
つくしちゃんクッキーの逆パターン。
司が作るクッキー。
すごく堅そうなクッキーを想像しちゃった私です。
しにょ 様
プレゼントは俺!
多いですよ~。
たぶん今のところそれが1位だよ~
ゆきこ 様
そうなの大人なの~
思いっきりJで想像して頭の中で動かしながら書いちゃいました♪
婚姻届のお話はまだまだすんなりとはいかない雰囲気で進んでますよ。
正解!
りり様
つくしのために造る世界で一つの香水。
「俺が考えるお前のイメージで作らせた」
この台詞付き♪
香水のイメージだと司よりあきら君を想像しちゃいました。
なる 様
>プレゼントは そうだなぁ… ド派手にと見せかけて 超庶民的な小さな物。
意外性ですよね。それが一番悩むの~
akko 様
聞こえないふり。
そんな芸当が司君にも出来るようになったんですね。
今回はどこか違う紳士の匂い。
そのままでいけるのかなぁ?
花束と2人っきりの時間
それが一番ですよね。
ゆみん 様
一緒にいたいからと同棲の部屋。
すぐに準備しちゃいそうですよね。
誕生日なんて関係なくポイと♪
>司の部屋の隣にチャイム付でつくしのアパート室内再現化(キッチン付和洋室withコタツ)リノベーション
つくしちゃんびっくりでしょうね。
おくら 様
発見ありがとうざいます。
お付き合いよろしくお願いします。
お気に入りは西田さんとか、西田さんとか、西田さん?