恋人はSecurity Police 24

お品書きの時価は高騰？それとも暴落？

どっちでしょう♪

一緒に出勤したかったのに・・・

道明寺に遅れること一時間。

私は道明寺ＨＤ本社ビルにたどり着く。

初めての時よりは歩き方は変じゃないと思うけど・・・

まだ身体中に道明寺の指や舌の感触が残ってるような気がして・・・

私の中で熱くなった道明寺が身体の奥に残ってるようで・・・

初めての時の優しさはほんの一瞬で掻き消えて、情熱的な愛撫が私の全身を目覚めさせ、リボンの解くようにほどけた欲望。

道明寺は直ぐに私を残してさっさと出て行っちゃった。

恥ってなによ！

私の事が恥だとか思ってるとか？

だからさっさと一人でいっちゃったの？

直ぐに私のことどう思ってるのか聞き出してやるから！

あっ・・・

あいつに好きって言われたとあったか？

ない・・・っ

「つくしちゃん、心配したんだから、いきなり秘書さんが連れて行っちゃうからね。

あら、今日はスーツなんてきちゃってるのね」

私を真正面からハグしてきたのは加川さん。

昨日数時間のお掃除のお手伝い。

人手がたらないと困っていた加川さんを見捨てられずについ手を貸しちゃったらなぜだか気に入られた。

会って数時間で数年来の知り合いの感覚で懐かれてしまってる。

これってどうよ？

私も人に偉そうなこと言えないか。

道明寺とは知り合ってまだ１週間でああなっちゃたし・・・

思い出して頬に感じる熱。

ここは気持ちを切り替えなきゃ落着けなくなる。

「一応・・・ＳＰなんで・・・」

私の言葉に意外そうな表情を浮かべる加川さん。

「やだねぇ、この子は、あんたみたいな華奢な子が誰を守るのさ」

「これでも護身術は少しは心得がありますから」

スッと腕を構えて足を後ろ蹴りに回した。

あっ・・・

半分回したところで目の前にはグレーの集団。

「ＳＰっていうのはあんなガタイのいいお兄さんに決まってるんだよ」

そのガタイのいいお兄さんに囲まれた集団の真中には道明寺のお母さん。

つまりは道明寺ＨＤの会長。

ドクンと一つ心臓が跳ねた。

コツンと一つ響く足音に、伸ばしていた膝がガクンと曲がる。

そして踵を合わせる様に床に足をつく。

「はしたない」

鋭く響いた声はそのまま横にいたＳＰに何か小さく指示を出す。

えっ！

おーーーーっ

両脇を抱えられた私は、そのまま会長付ＳＰ運ばれてしまった。

「つくしちゃん！

あの子・・・会長に蹴り入れちゃったよ」

加川さんは私に手を振っちゃってる。

けりはいれてないですからぁぁぁぁぁ。

道明寺の執務室と変わらない広い会長室。

磨かれた広いガラス窓からは明るい日差しが差し込んで部屋を照らす。

薄暗く冷たい感じに思えるのは私の緊張が限界を感じてるから。

「昨日は司と一緒だったのよね？」

確信して聞いてくる声は否定できない威厳を見せてる。

頷くことも声も出ない私。

「それをとやかく言うつもりはないから安心して」

ニッコリと微笑んだ会長はデスクの上で指を組む。

学校で規則を破って担任を通り越して校長に尋問されてる気分はこんなものかな？

退学だけは避けたいそんな気分。

この場合は道明寺との関係になるのかな？

「あの・・・」

唾をゴクンと呑み込もうとして呑み込めない。

「あなたと司の事は私に任せくくれればいいのよ」

「任せるって？」

そうだよ。

会長は結納金をうちの親に渡しちゃった張本人だった。

「あなたには司の妻としていろいろ学ぶことがありますから」

妻として・・・？

学ぶって・・・？

なに？

夜の事ならこれ以上いいですからッ

会長がそんなこと言うわけはない。

「これにすべて目を通して覚えて頂戴」

ドアを開けて入ってきたＳＰがつぎつぎにデスクに置く段ボールが山高く積まれていく。

「時間がないからゆっくりはしてられないの。頑張りなさい」

あの・・・

まだ・・・

結婚するって言ってないんですけど・・・

道明寺には怒鳴って言えるのに会長には言えないままに一つの箱を開ける。

とりだしたファイルはに道明寺ＨＤの系列会社の名前と重役のプロフィール。

パラパラとめくって頭を抱え込んでしまった。

まま様から素敵な贈り物を頂きました。

まま様ファンの方にもまま様が創作されてると安心頂ければ幸いです。

TOPでリンクしてましたまま様のブログは期間限定のご案内でしたのでリンクを外させてもらいました。

ブックマークお忘れの方はご注意ください。

今後ともこのブログ共々暖かく見守って頂ければと思っております。

まま様ごめんなさい～

余りにも鼻血の司君が素晴らしくて載せちゃいました。(^_^;)

一応右クリック禁止の設定にしてますので無断でのＤＬは厳禁でお願いします。

司君♪

どんな思いに浸ってるの♪

素敵と思っていたら我が家の司君にはこちらがピッタリと頂いたのが・・・

恋人はSecurity Police 2２+αで

自分の脱ぎ捨てていたシャツに包まれてるつくしをベッドで待っていた司君。

つくしの姿を見た時の心境はまさにこれじゃないかぁぁぁぁぁ。

「あの・・・ごめん。

着るものがなかったから借りちゃった」

延びてきた腕は簡単に私を掴んで引き寄せる。

「エロい」

耳元で囁く道明寺の声の方がエロいよ。

上記のように書いちゃいましたが、 鼻血流させればよかったかな（笑）

拍手コメント返礼

Gods & Death 様

子守が忙しそうですね。

つかの間の貴重な時間を割いていただき感謝。

ゆきこ 様

ＳＰつくしちゃん嫁取り作戦順調にいってますね。

気を抜くと嫁取り合戦になったりして～

加川さん何時の間にか迷惑役が名わき役になってますよよね。

まい２様からの委託がなければ登場しなかったと思いますのでここはまい２様の勝利♪

> でもって、鼻血ブーの司くん。いやぁ、本当生きてて良かった〜〜（笑）

> 感無量なんだろうなぁ〜〜。

鼻血を流した表情も光悦的に見えてしまう司君を描くまま様は偉大です。

司君はこれから楓さんのところに乗り込めるのか、それとも西田さんに阻止されるのか？

どちらでいきましょうか？

りん 様

どうしてこの展開になったのだろう・・・

最近私も不思議な気がします。

最初から読みなおすの怖いよ～（笑）

akko 様

司君無事につくしちゃんを取り戻せるのか！

一波乱あるかなｌ・・・

終らないぞ！(^_^;)

なる 様

結婚してあげる

司に言えるのはつくしちゃんだけですよね。

あらP 様

この楓さんおっしゃる通り映画の最後の楓さんですよね。

あの大覚寺のシーン好きです。

ゆみん 様

>ぶっっ！…美しいのに… 頬を染めて血が垂れまくるだけで(笑) つい噴き出した私。

私は見惚れました。（笑）

加川さんのインパクト薄まりましたよね。

うさこ様

つくしちゃんの回し蹴り、パンツ丸見え？

司君が目撃したら鼻血流しちゃうかも～

「俺以外見るな」って、イラッとしちゃうかしら？

どちらもあり得ると思えて笑えます。

ちろ 様

拍手コメありがとうございます。

このお話を楽しみにしてる方多いですね。

ただいまの連載の中でも一番人気じゃないかな？

早く結婚させたいと私も思ってます♪