恋人はSecurity Police 26

おはようございます。

連載作品も一通り更新したところでこのお話を集中UPでいきたいと思います。

連載を少なめにする!

これが私の今年の目標です!!

「結婚しない相手と身体を重ねる様な女じゃねえだろう。

それにお前の初体験の相手は俺だしな」

「あのな、言葉以上に身体で表現してやってんだろう。

俺は好きでもねェ女を、ひと晩で何回も愛せるほど暇じゃねェんだよ」

綺麗な顔立ちからあられも言葉。

これが嫌いな相手ならセクハラとわめくこともできる。

今朝まで一緒にいた事実をすべて暴露されて、いたたまれない気分にさせれるのは、言葉の間に好きだとか愛してるの単語が挟まってるから。

こんな文章の流れで聞かせないでよ。

結婚の返事してないからとわめいたところで、私は遊びで抱きあえるようなタイプじゃない。

会ったばかりの道明寺と一緒に寝たってとこだけでも、自分が道明寺を愛してるって認めてるようなものだもの。

だからって、すぐ結婚だなんて思わないわよ。

告白されてデートして互いの事を理解して信頼して、プロポーズをされることをドキドキと夢見て結婚を決める。

ここまでの過程を全部スッ飛ばされてるのだから。

夢がない!

恋人として過ごす甘い時間も経験ないようなものだもの。

「騒がしいと思ったら、あなたがここに来るのは珍しいわね。

明日は雪かしら?」

隣りの部屋から姿を現した道明寺HD会長、道明寺楓。

その立ち姿は一瞬で騒がしかった私たちの空気の色を変える。

赤く燃え上がって上昇を見せた言い合いの熱風は一気に冷えて床に落ちた。

会長に動じずに「手を出すな」と言い放つ道明寺。

ザコンのお坊ちゃんタイプとは一味違う。

つーか、

この親子関係険悪じゃないの?

親子のケンカに挟まれたらそれはそれで私も困る。

「あの!私結婚の返事まだしてませんから!」

険悪な空気を収めようと放った言葉。

二人の視線は私にくぎ付け。

「司・・・今までなにをしてたの?」

険悪さが呆れた色を空気につけたしたみたいにかわった。

チラリと会長から道明寺に視線を移す。

この男・・・

少し緩んだ口角。

不適に見える笑み。

そし気が緩んだように頬が緩む。

なんで、耳まで真っ赤。

まさか・・・

私の頭の中に張り付いてきたのは・・・

身体を重ねる・・とか・・・

初体験の相手・・・とか・・・

ひと晩で何回も・・・とか・・・

羞恥心を煽る様な言葉の数々。

道明寺なら親の前でも言いだしそうで怖い。

「なにしてたって、なにしてたに決まってるだろう」

悪びれない堂々とした立ち姿。

胸まではってる。

その、なにって!なに?

聞けるわけがない。

会長の言ってる意味は違うから!

口開くな!

「これから、もっと将来の事を道明寺と話しあってきます」

道明寺の背中から飛びついて口を手の平で塞ぐ。

道明寺にぶら下がった私の重さで道明寺の背中が反り返った。

すぐさま身体を持ち直す道明寺におんぶされた格好。

どんな格好で会長にはしたないと思われようがこれ以上道明寺にしゃべられるよりはましだ。

「期待して待ってるわ」

冷静な声は私と道明寺どちらに向けられたものだろう。

期待を感じないニアンスを感じるのは気のせい?

そのまま執務室へ消える姿を道明寺と見送った。

「おい」

「なに?」

「いつまでぶら下がってる気だ」

道明寺の首に巻きついた私は床から20㎝は浮いている。

「あっ・・・」

「あ、じゃねぇよ。

胸・・・押しつけてんじゃねェよ」

「わざとじゃないわよ」

道明寺のふやけた声に慌てて手を離して飛び降りた。

拍手コメント返礼

ゆきこ 様

すばやいコメに感謝。

一番ノリ久々じゃないですか?

楓さんあっさりしすぎなですけどね(^_^;)

この後西田さんも控えてるし・・・

ここから誰の思い通りにストーリーは動くのかしら?

あらP 様

楓さんこれで終わり?

物足りなさありますよね。

私もあります。(笑)

ピリッとピリッとさせたいんですけど、もう終わりのとこまで頭の中ではお話が進んじゃってるんですよね。

早く吐き出したい!

すいません(^_^;)

なる 様

このまますべてブチまけられたら、確実につくしちゃん逃げちゃいますよね。

楓さんもあきれ果て結婚を考え直すかもしれませんよ。

危ない・・・(^_^;)

建設的な将来の話今の司には無理かも・・・

うさこ様

なにちがい♪

なにがなにしてどうなったの~

突っ込んだら司君如何答えるかな?(笑)