恋人はSecurity Police 32

今月中に終わるかな?

そんな気持ちでただいま執筆中。

なのに!

F3登場させちゃったよ~ (^_^;)

統一制が無くなってるような気がしてきました。

なくてもしょうがないのよ~

元をただせばポイ捨てのお話から書いちゃってるんだもん♪

責任転嫁中。(笑)

「こんなところでイチャコラするな」

あきらの説教じみた声を発する唇がニンマリと笑う

「仕事の邪魔だ」

「お前らが何の仕事してるんだ」

邪魔なのはお前らだろうがぁぁぁぁぁ。

「あっちで看護師がキャーキャー騒いでたぞ」

総二郎の視線が示した壁の横から覗き込んでた顔がすぐさま顔を隠す。

亀が一斉に甲羅に顔を引っ込める様に。

「あっ」

牧野が掴んでた腕をすぐさま離して顔を赤らめた。

「病室 あっちだよね」

俺のまえを通りすぎた類がそのまま牧野をさらっていった。

「おい」

追い掛けようと身体をひねった拍子に痛む脇腹。

たいした傷じゃねぇって思っても痛いものは痛い。

「司、お前は俺らがエスコートしてやるよ」

両脇から総二郎とあきらが片腕を回して肩を持ち上げた。

それ!傷に響くぞ。

身体が持ち上がると同時に皮膚が引っ張られて縫った傷口も引っ張られる。

「おい、縫ってるんだぞ。やさしくしろ」

「たった3針だろう?」

「この程度じゃ司にはたいしたことじゃないだろう」

「早く追い掛けないと類と牧野は見えなくなったけど」

「放せ」

総二郎とあきらの腕を振りはらって走る。

「あいつ、元気じゃね?」

総二郎の声にクスッと笑みをこぼすあきら。

俺をからかう様に目くばせ。

何時もならぶん殴る。

振り上げそうになる右の拳を左の腕がつかむ。

あいつ等に構ってる暇はない。

「おい、類、勝手に牧野を!」

病室に飛び込んだ俺は言葉を途中で忘れた。

ベッドに座った牧野が類を見あげてる。

類の両方の掌は牧野の左右の肩に置かれて覆いかぶさった背中が牧野の姿を隠して表情は見えない。

牧野の腕が類の腰に回されて・・・

抱き合ってる雰囲気を醸し出してる。

俺から牧野を奪って数十秒後。

速攻でも早すぎだぞ。

「ごめん・・・優しくして・・・」

やさしく・・・

牧野の声が甘えるように喉を鳴らす。

やさしくってなんだよ!

「大丈夫やさしくするから」

類!お前!そのまま牧野をベッドに押し倒す気か!

お前ら俺がいる事に気が付いてないのか!

俺のプロポーズに返事をしないのは類のせいか?

俺の継ぎに牧野と接点が多かったのが類。

類と牧野は2人でいた時間もあった。

牧野は俺と類の仲をカン違いして協力するとか言ったんだぞ。

この何処に類を好きになる要素がある?

わかんねぇ。

取られてたまるか!

「取れたよ」

だからとられねェって。

2人に迫った俺の前で類が身体を起こして牧野から離れた。

「ありがとう」

瞬きを何度も繰り返す牧野の左目がわずかに充血して潤んでる。

「道明寺」

ニッコリと微笑む牧野には何の罪悪感も見当たらない。

「目にゴミが入っちゃって・・・」

指で右目の涙をすくい取る仕草を見せた。

「司、カン違いしてた?」

振り向い類はニッコリと微笑む。

こいつ・・・

俺がいるの分っていてわざとやったな。

「帰れ」

「えっ?なんで?」

類の腕を掴んで入り口に投げる。

丁度ドアを開けた総二郎とあきらにぶつかる寸前で類が動きを止めた。

「帰れってさ」

「折角、見舞いに来たのにか?」

「必要ねェよ。入院なんてしてられるか」

病室に戻る意味なんてなかった。

そのまま牧野を引っ張って早足で歩く。

「道明寺、傷は?」

俺に引っ張られながら聞こえた牧野の声。

「怒りで痛みを感じねェ」

あと数メートルで病院の出口。

ちょっとした動作で痛んでいた縫い口は今はほとんど痛みを感じない。

自動ドアの手間に見えるかしこまった態度の西田が頭を下げる。

病室にいないと思ったら先回りかよ。

「お待ちしておりました」

待てなんて一言もいってねぇぞ。

「体力も残っていそうですのでひとまず軽い仕事を片づけていただきます」

俺・・・刺されたんだぞ。

仕事させる気か!

容赦のない表情はほとんどそれを崩さず「ここまで3時間のロスです」とつぶやいた。

拍手コメント返礼

ゆきこ 様

本当に刺されてるのにみんな冷たいの~

司君かわいそうなのに笑っちゃうんですよね。

かすり傷で良かったよ。

「何処がかすり傷だ! 縫ったんだぞ!」by 司

3時間のロスタイムを取り戻す気でいる西田さんに対抗できるのか!

仕事終ったら西田さんがきっとご褒美用意してくれてますよ。

つくしちゃんのご奉仕って~♪

司よりゆきこ様が楽しみにしてません?(笑)

なる 様

病院での手厚いつくしちゃんの看病は夢と消え無事退院させられた司君。

この後は仕事に追われちゃうのかなぁ~

それじゃ読者がつまんないような気もします。

うさこ 様

つくし様に疲れがたまったら大変だと思う西田さんだったとか?

野獣野放しは危ないぞ。

骨までしゃぶるぅ~

今回類君も楽しんじゃってますよね。

今夜の看護代はおいくらになるのでしょう?

時価が見たい様な気もします。

miho様

西田さんもなぜか意地悪。

「私は道明寺のために生涯をささげておりますゆえ」by 西田。

ゆみん 様

携帯のデーター警告って?

どんなんですか?出るの?

ドキドキ。