Virtual Game は恋の鞘当て 8
久し振りになまころがしの坊ちゃん。
本当に久し振りだぁ~~~。
最近イチャコラさせすぎてますからね。
甘いお話はバレンタインまで封印!
今年はバレンタインもお預けだったりしてね。(^_^;)
私を包み込む温もり。
私を包みこむ腕が誰のものなのか間違うはずもない。
道明寺・・・
頬に感じる胸板。
鼻腔をくすぐる道明寺の匂いを感じながら安心しきってる。
目覚めるのも、もったいなくて・・・
目を開けなきゃこのままずっと道明寺を独り占めできそう。
え・・・?
私の掌・・・
やばっ・・・
もぞっと動かした指先の感触は記憶になる道明寺の・・・
その・・・
股間。
ナマコの弾力。
どこ握っちゃってんだろうッ!
何時から?
どのくらい握ってた?
記憶にはない。
わざとじゃないから。
一瞬頭が真っ白というか、離さなきゃいけないのに指の動きにピクンと反応を見せるからどう動かしていいか迷ってしまう。
離すべきか・・・
離さぬべきか・・・
シェクスピアの小説の一章説に変換するには陳腐だけど今の私には切実な問題。
道明寺は起きてるのだろうか?
気になるけど道明寺をみる勇気がない。
「おい」
ひゃーーーっ
その声にビクンと緊張がはしる。
それに連動して指先が道明寺の・・・あれを・・・握る様に指先が丸まった。
本当にわざとじゃないからッ。
「すげー、たのしませてくれるよな」
たのしませって・・・
たのしませてるつもりはないんですけど・・・
あのまま私は寝入っちゃったわけで・・・
それがまずかった?
道明寺の指先が私の顎を持ちあげて視線が重なった。
寝癖のついた髪は何時もよりクルクルで寝不足気味の瞳がやけに色っぽくて、引き締まった上半身は艶めかしくて・・・
その下は・・・
絹の感触はあるから下着はつけていてくれてほっとしてる。
さすがに私も寝ぼけていたにしても直には触ってはいないって思うけど。
「俺に触れてきたのも足を絡ませてきたのもそっちだからな」
拒めそうもない熱い瞳が惜しげもなく私に注がれて・・・
これ以上は自分じゃ拒めそうもない。
「本当はもっと早くこうしたかった」
身体を入れ替える様に道明寺の身体が私の上に重なる。
道明寺の重みは心地よく私の身体を包み込む。
「ダメっ」
このまま流されたらアプリの仕返しがぁぁぁ。
昨日の滋と桜子との約束。
アプリに夢中になるなんてまだまだ、足らないって。
もっと夢中にさせるためには頑張れって消しかけられた。
なすがままはダメだとか。
少しはじらせることも覚えきゃってあの二人の指導。
お預けさせるのもその後が楽しくなるって言われてオイルでマッサージ寝かせつけろって言われて、寝ちゃったのが
道明寺じゃなくて私で・・・。
そして今・・・。
「ダメじゃねェよ」
「本当にダメだって――――ッ」
司が襲ってきても逃げる!
滋の指示が頭の中で渦巻いてる。
アプリにうつつを抜かす様なやつはしばらく自分で処理させろってまで言われちゃったんだから。
「お前、あいつらになに吹き込まれた?」
両手を抑えつけらたまま道明寺が私を覗き込む。
「らしくねェことすんじゃねェよ」
怒ってないんだ・・・。
諭す様な労わる様に道明寺の手の平が私の頬を包み込む。
「勝手に先に寝るのはお前らしいけどな」
すごく柔らかい微笑を浮かべて包み込む様な優しさを感じる道明寺の声。
ドキン
心臓が落ち着かなくなった。
拍手コメント返礼
うさこ 様
確かにつくしちゃんどんな夢を見てたらナマコって思うんでしょうね。
ナマコこりこり感が好きなんですよね。
見た目は好きじゃないですけど・・・(*^_^*)
自分で処理する気はさらさらないでしょうけどね。
私も見たい(笑)
Gods & Death様
寝ぼけて頬スリスリしてたら・・・
どうなってたでしょう?(笑)
つくしが目覚めるの待ってられないだろうなぁ(^_^;)
ゆみん 様
怒ってないのは寝てる間に何かやってたってこともあり?
あるかも~
司君なにやったの~
気になるぅ~(笑)
akko 様
今度こそ生ころがし脱却!
なるかなぁ~
なる様
『らしくねぇことすんじゃねぇよ』
俺様じゃなく優しく言われちゃったらつくしじゃなくてもオチマス(*^_^*)
ここで拒んだら女じゃないよ~つくしちゃん。
抱きついて押倒すくらいして欲しんですけど・・・
出来るかな?