ウエディングベルは二度鳴らす 13
司君~
つくしちゃん怒らせたらダメじゃないかぁぁぁ。
ここは大人の包容力を見せていちゃこらと新婚さんの甘さでだね~
総ちゃん、あきらくん、類くんたちはあてられて♪
気をきかせて消えるというパターンがあったはず・・・(^_^.)
そうさせないのは誰?
私を煽る某ドSクラブ会員ご一行様!
そう思いたい私です。(笑)
あっ・・・でも・・・
類たちいつの間にか、いなくなってる・・・
とばっちりを恐れての退散でしょうか。(笑)
「ついてこないでよ」
距離を一定に保ったまま俺は数歩後ろからあいつの背中を眺めてる。
「いく方向がおんなじなんだろうが」
怒ってるって感情を張り付けた背中。
それなのについて着てって言ってるみたいに聞こえてくるんだよな。
俺にたてついて言いなりにならないかわいげのない女。
怒ってるつくしもかわいいって思う俺って変わってるか?
すねたお前を落とす瞬間を楽しんでる俺がいる。
「バカ」とか・・・
「もう」とか・・・
口をとがらせて眉を寄せる表情。
俺の言葉に目じりを下げて観念してしょうがないって甘い雰囲気に変わる瞬間がたまらない愛しさを生む。
どうせ、またあきらめて、俺を受け入れて、が喉を鳴らすように甘えるんだ。
せいぜい俺に刃向うお前で俺を楽しませてくれ。
俺の返事も嘘じゃない。
直進200メートルも歩道を進めばそこは道明寺HD本社ビル。
「それじゃ」
振り返ったあいつはにっこり微笑んで地下鉄に向かう階段を降りていく。
くそっ。
地下鉄で移動するのか?
あわてて降りかけた階段の先で腕組みしてあいつが待っていた。
「ついて来てるじゃない。
この先に会社はないよね」
俺を非難する態度はさっきとなんら変わらない。
俺がお前を一人にさせるわけねぇだろう。
俺たち婚姻届を出したばかりだぞ。
この後は二人で、二人だけの時間を過ごして本当の夫婦になったことを確かめ合うってこと必要じゃねぇのかよ。
他人の結婚式を祝うよりそっちのほうが大事じゃねぇの?
「もう・・・」
階段を一歩上がってつくしが俺の目の前に立つ。
一個の段差はますます俺たちの身長差を作ってる。
大人と子供の差。
つくしが伸ばした腕は俺の肘のあたりをガシッとつかんで見上げてた顔はガクッと落ちてため息をついた。
どこ見てんだよ。
なんか腰のあたりに視線が・・・
吐く息もベルトあたりにかかる感じで・・・
・・・って。
俺の鼓動が早くなるようなことこいつが想像してるわけぇねか。
ありふれた男女の揉め事に関わりたくないとでもいうように無関心に通り過ぎるように幾人も俺たちの横を通り過ぎる。
「道明寺って、地下鉄乗ったことあるの?」
「乗る必要ねぇし」
バカにしてるというよりは本気でしないそうな表情が俺を見あげてる。
こいつと付き合ってから、今まで経験したことのねぇようなことさせられてっけどな。
居酒屋で人間の食い物じゃねぇようなもの食べた。
一杯300円もしないようなアルコール酎ハイだっか?それも飲んだ。
バスには乗ったことあるぞ!
それに新幹線!
「聞くまでもないか・・・」
「私と一緒の時に経験してなければするはずないもんね」
しょうがないと俺に向ける満面の笑み。
「一緒に行く?」
「そのほうが二人の時間も増えるし・・・
私もうれしいッ。 キャッ!」
両手で抱きしめたといより締めあげてる格好。
つくしはいつもの胸元より下の俺の腹部のあたりでもたついてる。
「ちょっ!加減して」
腹部のほうが平坦分どうやらしっかり鼻と口を塞いでしまっていたようだ。
真っ赤になった顔はハァーハァーと息を荒げて俺を責める様に見上げてた。
わざとじゃねぇだろう。
睨むな。
段差を降りてつくしと肩を並べる。
「初体験だな」
「はぁ・・・っ」
つくしの息が整う前に俺の目の前で息を吐くのを忘れた表情が出来上がってた。
拍手コメント返礼
ゆみん 様
地下鉄で初体験!
きゃーーーどこで?
いやいやそれはね・・・(笑)
地下鉄でじゃなく地下鉄『が 』ですからね。
『で』と『が 』じゃえらい違いじゃぁぁぁぁぁぁ。
えっ?
痴漢プレイ?
二人とも知らないような世界ですけどね。
置換プレイと司君が勘違いしてのお話ってどうですか?(笑)
置換プレイってどんなプレイ?
かよぴよ様
お久しぶりです。
久々にコメントをいただきうれしいです。
ありがとうございます。
初体験って言葉を司君が言ったら・・・
周りの女性赤面続発しそうですが、つくしちゃん耐えられたかしら?
携帯にしてもPCにしてもなかなかうまく動いてくれないこと多いですよね。
使えなくなると重大事件ですから大変なんですよね。
なる 様
何やってもいちゃいちゃにしか見えない。
F3も同じ思いだと思います。(笑)
このまま一緒に結婚式に登場したら主役を食いそうですよね。
大丈夫かな~。