☆淫らな熱は泡と戯れ ( 雨月の月を~番外編)

このお話はR推進委員会にて12月に公開したものです。

乱暴に突然投げ入れたジャグジーの中から牧野がプッと色気のない顔で息を吐いて顔を出す。

強引に事を進めなきゃ先に進めない時間の無駄を省いただけだ。

そう睨むな。

ベッド以外の場所で素肌を晒すのは慣れてないとか、恥かしいとかの言い訳は聞き飽きている。

俺はお前と一緒に戯れてぇ。

ベッドじゃない場所でも・・・

白く濁っていくつもの泡が生まれてくる浴槽の中で牧野の腕が動く・

逃げようとしたらそのまま強引にまた沈めるぞ。

その行動は起こさずに済みそうだと飛んできたのは牧野の服。

だんだんと軽くなく軽快な動きは肌が露出してきていることを示している。

「ちょっと!どうして道明寺が脱ぐの」

牧野の目の前でシャツのボタンを外した俺に批難じみた声。

「お前が脱げば俺も・・・だろう?」

投げつけられたブラを指で摘まんでユラユラと揺らしてみせる。

「下品」

「投げつけたのはお前」

不機嫌に言い換えされても今の俺は楽しくてしょうがない。

「私は濡れちゃったから仕方ないけど、道明寺は濡れてないでしょう。

あっちの脱衣所で脱げばいいじゃない」

つーことは一緒に入るのは想定内だって牧野も覚悟したってことだ。

「どこで脱いでも一緒だろ」

いそいそとベルトをガチャッと外してファスナーを降ろす金属音が風呂場の中で反射して必要以上に音が大きく響く。

目の前でシャツを脱ぎ捨て、開いたファスナーの間からボクサーパンツに牧野が釘付け。

焦ったような表情が視線を彷徨わせている。

「遠慮せず見てもいいぞ」

全部見せても俺は構わない。

つーか。今までも見飽きるほど見せているけどな。

俺を見ない様に背中を向けた牧野の側に裸になった俺も足を延ばす。

足を延ばしても余裕のあるジャグジー。

足の指が牧野の柔らかい弾力の太ももに触れる。

スルリと滑る感触はお湯の中に溶けたジェルの感触。

泡を押しのけるように動いた俺は腕を伸ばして牧野の腕を掴んで引き寄せた。

揺れる泡は身体の動きに当たって消えて、弾ける感触は肌に軽い刺激を与える。

俺の胸元に押し当てられた背中に牧野の熱を感じる。

頬に触れた唇はそのまま肌をすべって鎖骨にキスを落とす。

胸のカタチを確かめるように牧野の膨らみを手で覆った。

泡に隠れてみえない胸元。

俺に触れられて直ぐに尖端が硬くなってきているのが分る。

指に挟まれて、擦られる穏やかな快感に目を閉じて自然と弓なりになる背中。

上を向いた牧野の唇に俺はすぐさまキスを落とした。

「牧野・・・」

抱き寄せた華奢な身体を自分の太ももに上に跨らせる。

牧野の腕が俺の肩に手をかける。

同じくらいの目の位置で牧野が恥ずかしそうに微笑みをませる。

胸の先端が胸板に触れて身体をわずかに捩るたびにそれが擦れて怪しい刺激となる。

自然と重なる唇。

唇を舌でなめるとそのまま中へと侵入させた。

舌が絡み合うたびに牧野がしっかりと俺の肩に抱きついてくる。

キスだけじゃ物足りなくなるまでのわずかない時間。

俺の手は肩から背中へ、そして腰にと落ちていく。

お尻を撫でた瞬間にビクンと牧野が腰を揺らした。

その動きに煽られるようにさらに指先は脚の間をくぐっていく

「んっ・・・」

秘裂に行きついた指先に直ぐに反応を見せて牧野が吐息を漏らす。

指は花弁のカタチをなぞって、その刺激に浮いた腰は俺の触りやすいように誘ってくる。

甘い疼きに俺も煽られてしまっている。

「気持ちいいか?」

応える代わりに聞こえる甘い声。

大胆に触れる指に淫らな牧野が俺をますます高ぶらせる。

花弁をかき分けて侵入させた指先を奥に誘い込むように媚肉が締め付ける。

「もう・・・やだッ・・・」

「やめて欲しいか?」

意地悪だと言う様に俺を欲する甘い誘いの熱く潤んだ瞳が俺を見つめたまま首を左右に振る。

「入れてほしい・・・」

普段は絶対言わないような声が俺を強請る。

「もう入っているぞ」

俺は意地悪く牧野の中で指を動かした。

まだ足りないと言いたげに俺を見つめた牧野が俺の肩に顔をうずめる。

俺に強請るのは牧野にはここまでが限界らしい。

「俺の、入れてほしいんだよな?」

耳元で囁く俺に牧野がそっとうなずいた。

耳たぶチュッと吸い上げるキス。

「このまま、腰を下ろせ」

秘所に猛ったものは押し当てて囁く。

「でも・・・」

何時もは俺が挿入するのを素直に受け入れるだけの牧野。

自らそれを中に迎え入れるのは慣れてない。

「大丈夫だから」

あてがった猛りは牧野の動きを誘う様に尖端を入り口にこすり付ける。

ソロソロと腰を下に下ろして、俺の猛りは直ぐに牧野の中に呑み込まれた。

牧野の身体を抱きしめ、腰を動かしているとそれ以外はなにも考えられなくなって、

俺を夢中にさせる。

「あっ・・・あん・・・」

甘い声はバスルームの中で反響して淫らに響く。

牧野の中で擦れて与えられる甘い刺激。

お湯が周囲に飛びっているのも気にせずに夢中で注挿を繰り返す。

動きはますます速さを増して俺の猛りを奥へと誘い込んで離さない。

身体も心も解け合う瞬間に俺は牧野を抱き寄せてその奥で熱を放った。

「こんなところで・・・」

「俺も、まさか・・・だな」

そんなつもりでジャグジーにいったつもりはないのに我慢できずに上り詰めてしまった。

まだつながったままの状態の俺たち。

ずっと二人で繋がったままでいたい欲求は一度くらいじゃ納まりそうもない。

「ベッドに行くか」

俺の誘いに牧野がコクリと小さく照れくさそうにうなずいた。

拍手コメント返礼

うさこ様

こんなつもりじゃなかったどんなつもり?

突っ込みたくなりますよね。(笑)

某所に書くとどうしても濃厚さを優先させる私です。

実はここで公開するのためらっちゃうのですよ。

でも公開してしまったぜッ!

なる 様

この様子だと何回戦まで行けるでしょうね。

「もう7回もって・・・手加減なさすぎ」

身体の中にまだ道明寺がいるようでぎこちない歩くかたと腰をさするつくし。

「おい、他人が聞いたらうらやましがられるぞ」

にんまりの司。

なんて会話からまたお話が続いたりしてね。

mizuta 様

委員会に行けたんですね。

よかった♪

確かにドラマの未来型うちだけかな。

弁護士のつくしから離れられないからそれ以外の職業に就かせたくてもつかせられなくてそこがネックですね。

それは他の方に任せて私はドラマの続きで頑張ります♪