UNCHAINED MELODY(前編)

UNCHAINED MELODY

この曲は映画ゴーストの主題歌です。

このお話を書いたのは去年のこと・・・

仕上げた後公開できるのを心待ちにしてました。

と、いうのもこのお話は、あるマスター様から私のお話をもとにコラボしたいというれしい申し出を受けて書いたものだったからです。

それでいただいたお題の曲がUNCHAINED MELODYでした。

しかしながら、ある経過からブログの閉鎖という決断を下されてお話のコラボも無期限延期の状態です。

○○様には連絡しないままにこのお話を公開することを許していただけたらと思います。

連絡したことで重荷を感じたら申し訳ないとの私の考えで公開することに決めました。

私もなんどか経験してますが言われのない誹謗、中傷、言いがかりから立ち直るのはそんなに簡単なことではありません。

創作をやめたいと思うことも何度かありました。

いまだに時々つきものが落ちたように書かなくていいかと思ったり、やめてもいいかなとの思いが心の中に芽をだしそうになることが周期的に襲ってきます。

情熱をもって続けることはそんなに簡単ではありません。

いろいろな経緯を経て結成されたのがレインボークラブなんですね。

期間限定の開催でしたがたくさんのメッセージありがとうございました。

このお話はレイン棒クラブに賛同いただいたたくさんの方にお礼と、こんな企画も実は進行していたと知ってもらいたくて

記事をUpさせていただきました。

本来なら○○様の描くつかつくと一緒にUpしたかったお話です。

誹謗中傷も実は花男を愛しすぎてる結果かもしれません。

自戒の念も込めて。

皆様とともにこの楽しみを継続していけることを願いながら。

 *

「ねぇ、道明寺一緒に映画見よう」

レンタルしたからとテーブルの上に並べた数枚のDVD。

どれも恋愛物って思わせる男女二人の図柄が並ぶ。

折角二人でいられる貴重な時間。

触れあって、抱き合って、キスしてだな・・・

そして足らなく時間。

一日が24時間以上あればいいそんな気持ちにさせる唯一無二の奴は、そんな俺の希望は無視してさっさとDVDをセットする。

テレビに映し出される映像。

「見よう」

ソファーの上に2人ならんで座った前のテーブルには、どこかのコンビニで調達してきたビール缶とお菓子の袋が並ぶ。

「いつもの豪華な食べ物とか贅沢な飲み物より、DVDを見るときはこれが一番なんだから」

ソファーから絨毯の上に腰を下ろして座り込んだ俺達。

俺の肩にちょこんと置かれた牧野の頭の重みが無性に心地よくて、片手に持ったビール缶をにそのまま口に付ける。

今の状況使用人が目撃したら目ん玉飛び出すぞ。

自分の部屋にビール缶が転がって、百数十円のお菓子を食べてる俺達。

こんなのがお前のありふれた生活かよ?

意外と楽しめるんだな。

「恋人が暴漢に襲われて死んじゃうんだよね。

そしてゴーストになって恋人の前に現れる。

襲わせた犯人が親友なんだから。

最後は会えるんだよね」

ストーリー全部説明できる映画持ってくるな。

興味半減。

つーかもともとお前の百面相見てる方がおもしれぇけど。

「あー終わった」

ソファーにもたれかかるよう背伸びをした牧野は無防備で・・・

丁度上を向いた顔は俺の視線の先で・・・

そのまま少し首を動かせば触れ合える唇。

牧野の舌が唇を舐める仕草を見せた。

ゴクンと喉を鳴らしたのは俺。

「イテッ」

急に動いた牧野の頭突きは顎に直撃。

「片づけるね」

顎を撫でる俺のまえでテーブルの上に転がる空のビール缶を一つにまとめる牧野。

食べかけのお菓子の袋は丸めてコンビニのビニール袋に入れて片づける。

「必要ねェよ」

後ろから抱き着いた俺の膝に牧野がすとんと落ちた。

牧野の顎に添わせた手のひらが角度を上に変えて逃げだせない様に力を込める。

二度目の失敗はしないから。

落とした唇の下からくぐもった声が漏れる。

「ちょっ」

言葉を漏らした唇からすべるこませた舌先が牧野の舌を捉えた。

甘ったるい恋愛映画もたまにはいいかもな。

「道明寺、寝よう」

え?

唇が離れた瞬間にたちあがった牧野が俺に手を差しのべる。

牧野にしちゃ積極的。

「おう」

二つ返事で牧野の腕をとった俺。

何時もよりせわしく心臓が動く。

牧野とつないだ手のひらの汗が尋常じゃない。

思わず初めて牧野を抱いた時の自分を思い出す。

牧野に触れただけでいきそうな自分がいた。

何時ものベッド。

身体を寄せ合って抱きしめて、絡みついた4本の脚。

俺の腕を枕に牧野が寝息を立てる。

寝よって・・・

簡単、瞬殺でネタ。

「たまには何もしないで抱き合ったままって、なんだかいいよね」

ベットに身体が落ちた瞬間の牧野の一言。

お前ビール何本飲んだんだよ。

安心した顔で無防備に寝息を立てる牧野。

怒る気にもなれずにしょうがねェと抱き寄せる。

牧野の規則的な寝息を首筋に感じながらもう一度牧野を抱きしめた。

拍手コメント返礼

メガネちゃん 様

いろんなことが重なってそこから絆が深まって新しい何かが生まれる。

マイナスじゃなくプラスの未来に!

そんなつながりがあるからやめられないんです。

頑張れるんです。

いつも感謝。

うさこ 様

悪いことばかりじゃないからやめられないんです。

ダントツに楽しいつながりが多いですからね。

二次を通していただいた喜びや楽しみもたくさんいただいたますもの。

旦那様5歳年下なんですかね。

我が家は同じとなので同等だ言い合ってます。

大事にしてないかも・・・(^_^.)

a 様

応援ありがとうございます。

ゆみん 様

まったり甘々これじゃ生ころがしにはさせられないの~

応援ありがとうございます。

充電期間も必要ですからね。

私もそろそろ残り燃料が少ないような・・・(^_^.)

ヒロコッコ 様

応援ありがとうございます。