UNCHAINED MELODY(後編)

前編はいかがでしたでしょうか?

映画でこの曲が流れると思い出す場面はアレ!アレ!ですよ~。

うちでよく言うアレ!じゃございませんのでご注意を!(^_^.)

もっと甘々でいいかな思いながらあとは○様に好きなように料理してしてもらおうとした作品です。

まだあきらめてない気持ちはあります。

○様ごめんなさい~

気にしなくていいですので、忘れてもらってもかまいません(^_^.)

頭の中で想像して次回のいちゃこらを考えます。

 *

いない・・・

抱き締めたはずの温もりを探して彷徨う手の平。

シーツに残る温もりがアイツが確かにここにいた余韻を残してる。

真っ暗にへやに目が慣れるまでの数十秒。

窓辺に佇む牧野の姿。

長い髪を無造作にまとめて上に結い上げて少しこぼれてる後れ毛。

少し上気した横顔。

身体に羽織ってる白バスローブでシャワーを浴びたばかりだと分かる。

「起こしちゃったかな?」

近付く俺が窓に映し出されれてそれに気が付いたように牧野が振り返った。

「シャワー浴びるなら起こせよ」

背中から腕を交差させて牧野を抱き寄せる。

「ゆっくり入りたかったから」

俺と一緒じゃ無理でしょうとはにかむ表情が男を煽るって知らないのか?

牧野が息を吐くたびに白く曇る窓ガラス。

牧野の右手に自分の手を添える。

一指し指を一本残したまま窓ガラスに押しつける。

「なに?」

俺を不思議そうに眺める牧野を見ながら笑みがこぼれる。

曇った窓ガラスに指で書く文字。

単純な線で書いたカタカナ。

スキ

「えっ?」

戸惑った表情の上目使い。

「お前が、書きたそうだったから」

「書きたいだなんて思ってないから」

「ウソ、俺はお前に告りたかっただけ」

抱きしめた左腕は牧野の弾力のある胸元を一気に抑え込む。

触れあった頬は牧野の冷めた肌の体温を俺に伝える。

「風邪ひくぞ」

「言ってる事とやってる事、バラバラだけど・・・」

バスローブの胸元を割って直に滑り込んだ指先はそのまま直に牧野の胸を鷲塚む。

風呂上がりのお前を目の前にしてこれ以上我慢出来るなんて思うなよな。

擦り落ちて露わになった肩を唇が吸い上げて後を残す。

「あっ」と小さく零れた牧野のせつなげな声。

その声に触発されるように指先は牧野の乳房の先端を摘む。

窓に映し出される牧野の耐える様な切なげな表情が愛しくてしょうがない。

「牧野・・・」

小さくつぶやい唇はそっと耳たぶを噛んだ。

バスローブの下に隠す白い素肌。

俺の手の動きはその素肌を窓ガラスに映し出す。

腕の肘と腰ひもがその全てをさらすのを拒む。

全部取り払いたい衝動と、全部の裸体を逸らすよりも艶めかしさを感じるその容姿は俺の想像を掻き立てるから抗えない。

「こんなとこじゃ、やだ」

最初に抗ったのは牧野の方。

「やだっていうわりには、濡れてるけど」

バスローブの裾から侵入させた指先は濡れそぼった泉を探し当ててた。

汗ばんだ肌にまとわりつく自分のシャツがまどろっこしく感じてる。

直に肌を合わせたい思いも溢れ出してる。

牧野を脱がせるより先に自分のシャツを乱暴に身体から取り払った。

 

拍手コメント返礼

ゆみん 様

このお話の司君色気より純な部分が濃厚なのです。

窓で文字書いて告白って・・・青春♪

マネキン、なつかしいなぁ。

Gods & Death 様

私の場合何かあったらここでストレス発散させてもらってますからね。

一人で紋々は耐えられないタイプのようです。

そういえば去年は何もなかったですね。

このまま続けばいいのですが・・・

うさこ 様

今回の司君は生ころがしさせられません(笑)

いつもこうだとドSクラブはおとなしくなってるかも~

>窓辺でしちゃったら外にいるSPとかに見られちゃいそうなんですけど・・・そんなドキドキなところが更に・・・なんでしょうあね。

あはは、そんなところまで心配してるというのが集中してますね。

葉っぱコンビならすぐさまその場を離れると・・・

窓ガラスきっと外からは見えないものになってるはずじゃないのかな。