ANSWER 18

おはようございます。

春らしくなってきましたね。

卒業式に入学式の季節。

我が家も今年はこの季節を楽しんでます。

学生の皆様、進級進学おめでとうございます。

卒業、入学のリクエストも届いてます。

駿?舞・翼・佑?

卒業?入学?どれ?

駿の入園は書いた記憶がありますがあとは書いてないと記憶してます。

どの辺で書こうかな・・・(^_^.)

思案中。

どんな気持ちで今・・・・

舞のそばに俺がいるのか・・・

なんて・・・わかってないよな?

それが舞らしいと言えばそうなんだけど。

興奮してる舞の横でやれやれってため息をついてる自分がわかる。

舞とわざわざここまで来たのも・・・

手をつないだのも・・・

大内に舞は俺のもの。

そんな印象を与えたいから。

そこのとこは全然舞に伝わってない。

大内だけじゃないこの学校にいるやつすべてに舞に手を出すなって宣言したい。

「慣れてますから」

大内の冷たい態度に動じてない彼女。

にっこりとほほ笑んだ横顔は天使。

彼女に穏やかな雰囲気に牙を抜かれた舞が言葉を失う。

「恭様に会えただけでも幸せですから」

ほんのりと染まる頬はそのまま俯いて目を伏せる。

その動きに長い髪が揺らいで頬を隠す。

ぷっくらとしたやわらかい唇は恥ずかしそうに微笑んで見えない表情さえも彼女は大内が好きなんだと隠しようがない。

時々舞が見せる表情とそれが重なった。

それは俺と舞どっちのほうが上なんだろうか。

いつも舞を目で追ってる俺。

視線に気が付いたように上げた顔が、視線が重なって微笑みを返す瞬間にいつもドクンと胸が跳ねる。

ただそれだけで今日も最高に幸せだって思える単純さ。

本城さんの気持ちはよくわかる。

「舞が口出すことじゃないと思うけど」

「だけど・・・」

「だよな。関係ないよな?

それとも気になるとか?」

扉が閉まらないように片手で抑えながら舞を見下ろす大内。

本城さんを見るより舞が映るその瞳は確かに舞に対する興味を感じる。

「舞は人がいいだけですから」

舞を自分の背中に隠すように押しやって二人の間に一歩身体を押し込んだ。

「舞、もう帰ろう」

「だって・・・」

「俺たちが口をはさむことじゃないだろう」

何か言いかけた表情は振り向いた俺を見て口を閉ざす。

舞の横に並んだまま右手を取って歩き出した。

「佑ッ」

「ここにいてもしょうがないよ」

1秒も大内と舞を一緒にいさせたくないって感情が収まらない。

舞の腕を引っ張ったまま振り返らずにただ歩く。

「早いよ」

何度か聞こえた声に歩幅を舞に合わせる様に狭めた。

「佑・・・怒ってる?」

ふりむくとなんにもわかってないというか気が付いてない無邪気な純な瞳がじっと見つめてくる。

そこには小さいころから知ってる幼なさの残る顔。

「嫉妬してるの気が付かないの?」

思ったよりも意地悪な声。

自分の声じゃないみたいに響く。

舞に悪いと思ったのはほんの一瞬。

今はただ、どうしようもなくこの鈍感すぎる彼女を責めてしまいたい自分がいた。