DNAに惑わされ 48
青葉君に塚原さんを見た!
そんな感想をちらほらいただいてます。
『塚原真美』
『迷うひつじを惑わすオオカミ』に登場したオリキャラです。
なかなかの性格の持ち主。
迷う~が読みたくなって読み返してますとのコメもいただきました。
うれしいですね。
某所でも話題に!
そして行きついたのが塚原さんが青葉君のママだったらという話へ発展。
確か・・・
迷うで塚原さんを和也君に会わせてしまったのよね・・・(;^ω^)
青葉を青池にしとけば丸く収まったのになぁ・・・。
「鮎川さん、いつもそのくらい笑ってくれるといいのに」
俺が笑わせてやったって感じの青葉。
鮎川をここまで笑わせてくれたのは確かにお前の功績。
僕の正体を少しも父さんに無すべつけてないとこがすごいって思ってるのは僕より鮎川のほうかもしれない。
「ごめんなさい」
笑いを必死でこらえながら鮎川が僕を見る。
謝らなくてもいいよとちょぴり拗ねたくなるのは相手が鮎川だから。
「菜花・・・」
頭の中の鮎川を菜花に変換させてつぶやく一呼吸遅れた声。
自然と鮎川の名前が呼べるようになるにはもう少し慣れが必要だ。
「鮎川の親父さん貫禄あるよな」
さっきの舞台あいさつの感想。
鮎川の親父さんをべた褒め。
青葉もしっかり舞台見てたんだ・・・。
それなのに僕には気が付いてなかったのか?
普通こんな時は監督より出演者に目がいくんじゃないのか?
そんなとこが青葉の不思議さ。
青葉にばれたって今日は何度思ったことだろう。
おかげでばれてもしょうがないってあきらめの境地に達した僕は拍子抜けしてる。
「数ちゃん」
聞こえた猫なで声。
それはまるで迷子の子猫を見つけて駆け寄ってきたような雰囲気で聞こえた。
この辺にちっさい子いた?
視線を35度程度下に下げてあたりを見渡す。
腕をとられて身体を斜めに傾けた青葉数馬。
「数ちゃんは目立つからすぐにわかっちゃう」
母さんと同じような年代の女性。
ブランドで固められた装飾品。
派手目の化粧に派手な顔立ち。
シックな装いの多い母さんとは対照的。
目立つのが好きってタイプなのかな?
「目立つのはしょうがないよ」
うれしくてしょうがないって表情の青葉。
その二人だけが作る別世界は他のものを寄せ付けない。
というよりは・・・
近づきたくはないって領域。
「あっ、こいつら俺のクラスメイトなんだ」
一段下に見られてる態度の青葉が僕たちをグーから親指をはみ出させて後方にクイ、クイと動かした。
「数ちゃんやさしいから、お友達連れて来てあげたのね」
僕ら二人を値踏みするようにまとわりつく視線。
それは直ぐに僕らには飽きて青葉に熱い視線を絡ませる。
青葉は完全に顎を撫でつけられてる子猫状態。
「この人、僕のママ、綺麗だろう」
青葉・・・
僕って・・・ママの前じゃ言うんだ・・・。
ママって抱き付かないのが不思議だって思える。
僕たち青葉に連れて来てもらったわけじゃない。
そこ否定しろよ。
いや・・・
相手にしないほうがいいかも・・・
かかわりになるとややこしくなりそうな人種が一人から二人に増えた。
そんな僕らをじっと見つめる視線。
それは父さんの視線と平行に僕らに伸びている。
「あら、パパ道明寺さんと楽しそうにお話ししていたんだ」
「道明寺さん♪」
明るく上に伸ばした両手を青葉ママは大きく左右に振った。
父さんの頬が強張ったように見える。
それは、不愉快だと毛嫌いしてる父さんの感情の現れに映る。
青葉のお母さんって父さんと知り合い?
このまま明るく青葉の母さんが近づいたらやばくないか?
怒鳴りつけるくらいはしそうな雰囲気。
父さんを止められるのって・・・母さんしかいない。
母さんも来てたはずだ。
必死に会場で母さんを探して視線を動かした。
拍手コメント返礼
あーちゃん 様
ここから親を巻き込んで♪
この親がねぇ~一筋縄じゃいかないからどう転ぶのかわからないのよね。
駿君大丈夫かな・・・(;^ω^)
アーティーチョーク 様
ここでまさかの親子二代の絡み。
思いついたら楽しくなっちゃって再登場させちゃいました。
覚えてる方も多いはずのオリキャラ塚原真美。
インパクトあると思いません?
どう展開させるかをいろんな妄想が頭を飛び交っております。