愛を叫べ! 2

大人な司。

キュン、ポッとなりそうな甘いセリフ。

包容力と独占欲をかき混ぜてその中にいれるエッセンス。

順番間違えたら大変なことになりそうですけどね。

後は鈍チンなつくしちゃんの反応が気になるだけのどうしようもない単なるいちゃこらが書きたいだけの物語にはならないように

今日も策を練るのであります。

それにしても最近の芸能会での結婚の話題。

とうとうあの福山さんが結婚。

おめでとうございます♪

ショックで会社を休むとかネットでは騒がれてるそうで、すごすぎる。

結婚がかぶった千原ジュニアが可愛そうだと思うのは私だけかな・・・(;^ω^)

我が家でいつも話題の中心の二人ははまだかなぁ・・・

小躍りして喜んじゃうんだけどなぁ。

なにも手につかなくなるファンの方もいるんでしょうね。

会社につく前にブティックに寄ろうとするから必死で拒んだ。

私にかけられたのはただの水。

乾けば問題ない程度の少量。

私が風邪をひくって道明寺が本気で思ってるとは思えない。

「男が、女に服を贈るのは、それを脱がしたいからだと知ってるか?」

車の後部席で私を見るまなざしは情熱に輝く。

まだ濡れたままのシャツのボタンを慣れた手つきで指先が一つ外す。

わずかに胸元に触れた指先。

その感触を艶めかしく肌に熱を残す。

道明寺の手首を掴んだ瞬間に身体を私から反転させて道明寺が後部席にもたれた。

「そんな、時間はないか」

腕時計をシャツの袖をちらりとめくって確認する素振り。

そして口角をわずかに上げて浮かべる余裕の笑み。

「なんだ、不満そうだな?」

ふてぶてしい態度で足を組む道明寺。

挑発的な言葉が私の中に残した何かを刺激する。

ちょっと足らない熱と甘さ。

そのあいまいなバランスに感じる物足りなさ。

これ以上何かされたら困るのは意識させられてしまっただけ私に分が悪い気がする。

最近道明寺にいいように扱われてるような気がしてきた。

なんだか、長い足を持て余してるその態度までムカついてきた。

完全にからかって遊んでる。

「とにかく、服を選ぶ時間はないから」

「それなら、会社に持ってこらせるか?」

「いらないったら」

「お前、俺の喜びを奪うつもりか?」

「喜びって?」

「お前の服を脱がせる楽しみ」

いつも脱がせてるでしょう!

飛び出しそうになった言葉を口に手のひらを当てて押しとどめた。

それに、家にある私の服のほとんどは道明寺がそろえたもの。

今更買ってもらっても意味がないって思う。

俺の妻としての品位を落とすなとか。

パーティーで一度着たものはほかのパーティー着せられないとか。

どれだけ服を買えば気が済むのか。

自分の服なのにどんな服が衣裳部屋にあるのか多すぎて覚えきれないんだから。

数着を数少ないバリエーションで着まわしていたことをこの数か月で忘れてしまいそう。

会社に車が止まった途端にドアが開けられるのを待たずに車から飛び出した。

「わかってるよな」

閉めようとしたドアは簡単に道明寺の腕に止められた。

片足を車から降ろして地面を踏みしめる黒く輝く革靴がジャリッと音を鳴らす。

「な、なっなによ」

凄みが二割増しの瞳が私を見上げる。

ドアを杖にするように立ち上がった道明寺は一気に私を見下ろした。

そんなに威嚇しなくてもいいじゃない。

言えなくなるのは私を見つめる瞳の奥に私を思う感情が見えるから。

「俺を置き去りにして帰るようなことはするな。

仕事が終わったら事務所に迎えに行くから」

素直に一緒に帰ろうって言えないのにね。

完全命令口調の私に拒否権なしの強引さ。

返事を聞かないままに、YESしか受け付けないって横柄なオーラを発したまま道明寺は私の前を歩いていった。

待ってよ!

なんて、追いかけないから。

そんな私の行動なんてわかってるかのように道明寺は片手を上に上げて背中を向けたまま軽く手を振った。

道明寺の乗るエレベーターは途中下車なしの最上階直行の専用エレベーター。

そのエレベーターに乗る前に周りにSPや部下にすぐに囲まれてしまってる。

歩きながら差し出された書類にペンを走らせる。

入れ替わる部下は一人や二人じゃない。

ひっきりなしに口頭で指示を与える道明寺。

そのあわただしさは私につきあった時間を取り戻すような忙しさ。

あの喫茶店でロスした時間は道明寺とってどれだけのものだったのだろう。

会社のエントランスには道明寺の帰社時間を確認して待っていた人たちも沢山いたんだってわかる。

無理させちゃったのかな?

ほんの数分の時間のロスでも分刻みのスケジュールの道明寺には大変なことだってわかる。

それを取り戻すように部下に取り囲まれたまま道明寺の姿はエレベーターの中に吸い込まれた。

「私のことなんて、気にしなくてよかったのに・・・」

ぽつりと言葉をつぶやきながら自然と笑みがこぼれてしまっていた。

よし!

私も仕事するぞ!

拍手コメント返礼

ゆみん 様

坊っちゃんカッケェ~♪

の、コメに思わずにんまりしてしまいました。

もっと惚れ惚れとする坊ちゃんが見たいとの願望が突然わいてきています。

西田さん・・・

そういえば司のそばにいませんね。

何か別なお仕事・・・司マニュアル作成中とか?

絵梨様

本当にびっくりですよね。

何でもこの二人は離婚なさそうという感じにショックを受けてる人も多いとか昨日お昼に言ってましたね。

確かに帰ったら家にいるんですよね。

そう考えたらすごいわ。

二人の日常。

F4といつでも会えるつくしも相当うらやましいぞ。

その上のこれですからね。

俺様なのも許せちゃうのは司だからですよね。

私ならもっと優しくできるぞ!

「いらねぇよ」By 司

チェリー 様

本当ですよね。

いいなぁ~つくし。

ともとも様

初コメありがとうごうございます。

ここの物語ではいつもの嫉妬丸出しの坊ちゃんじゃなく大人な魅力の坊ちゃんで攻めていければと思っています。

もし話題の二人がねぇ~

そうなったらうちのブログは物語の更新をほっといて座談会を催しそうですよ。

おおきちゃん 様

ファンだというコメうれしいです。

ありがとうございます。

安心してください。履いてますよ。

じゃなくて(笑)

やっぱりハッピーじゃないと花男じゃないというのが私のモットーですのでおバカないちゃこらで最終話を締めくくるパターンが出来上がってます。

これからも安心感たっぷりのつかつくでお楽しみいただけたらと思います。