天使は聖夜の夜に舞い降りる 5 (完)

イブの夜のお☆様はお楽しみいただけてでしょうか?

ドキドキと迷いながら書いてきた初期の頃のお☆様。

書き続けるといちゃこら度もUpすることに気が付きました。

あんまりはじけすぎないようにしなきゃと自重しつつさすがに連日のPW付は無理なのでこのお話の最後はこちらで示させていただきたいと思います。

PWのご連絡

本朝9時まで申請された方にはすべて返信させていただきました。

メールが届いてるか確認をお願いします。

また迷惑メールに振り話訳られてることもあるようなのでそちらのほうもお確かめいただけたらと思います。

「澪、寝かしつけてくるから」

若い奴らは若いやつら、俺たちは俺たちで集まってにぎやかに過ごすクリスマスの夜。

「司と牧野に子供3人は少ないと思ってんだよな」

総二郎が軽くからかうように言って澪の3本の指を人差し指であやす。

「西門さんこそ隠し子がいないのが不思議」

最近からかわれても動じなくなったつくしは母親の強さ。

総二郎は関係のある女の数ならたぶんF4随一の男だと思う。

「俺は女性を傷つけるような遊び方はしないよ」

おい!

こら!

澪をあやしてる最中に言うな!

総二郎に笑いかけられて涎をたらしながら満面に笑う澪。

0歳児を落とすなよ。

睨みつけた俺以上に鋭い視線。

澪とは対照的な笑ってない瞳が俺を見つめる。

なにかやった許さないから!

最近のあいつの目力は俺より鋭い光を宿す。

「あっ、俺も一緒に寝かしつけてやるよ」

総二郎を遮るように身体を入れてつくしの前に立つ。

慌てて機嫌を取るような態度を見せてしまう俺をにんまりと見つめる顔が3つ並んだ。

お前らを喜ばすつもりはねぇよ。

そんなぶつぶつとした声を胸の中で吐き出すクリスマスの夜。

くそおもしろくもねぇ。

「あのね、司までいなくなったらダメじゃないの。

お客様をほっとく訳にはいかないんだだから」

「誰がお客様だ?」

ぐるっとあたりを見渡して皮肉な笑みを浮かべた俺。

類にあきらに総二郎達。

気を使う必要のない。

俺たちがいなくて楽しめないようなやつらじゃない。

「俺の代わりなら、駿も舞も翼もいるだろう」

一人じゃ無理でもあいつら3人がいればどうとでもなる。

「そうじゃなくて、私について来きて戻れるの?」

上目づかいに見つめる瞳。

その周りが照れ臭そうに赤く染まる。

つくしが澪を腕に抱いてることなんて忘れてしまいそうになる。

「期待してるのか?」

この状況でそう聞ける俺のほうが高揚気味。

グボッとつくしの肘鉄が俺のわき腹にのめりこんだ。

凶暴なのは相変わらず。

逃げようと思えば逃げられるのにそれを素直に受けてしまう俺は惚れた弱み。

「慣れてるから気にしなくていいよ」

最初に声を発したのは類。

「牧野がいなくなると上の空になるから司を連れていってくれ」

俺たちに興味ねぇだろう!

あきらだって自分の嫁さんしか見てねぇし。

「こいつらはほっとけ」

「え?でも?」

澪を抱いたまますまなそうな表情であたりを見回すつくしの背中を押すように腕を回した。

「じゃあ、な」

子供たちまで慣れた素振りで手を振ってくれてる。

「澪は私が寝かしつけようか?」

小走りにかけてきた舞が澪を抱こうと腕を差し出す。

「それじゃ僕も一緒に行こうかな」

さっきから舞のそばにはあきらの息子の佑がそばに張り付いてる。

ハイエナの群れの中に子ウサギを置いていく気分にさせられる。

「お前らはここから出るな」

俺の威嚇に動じない澄ましたその顔をあきらそっくり

つくしにしがみつく小さな手のひら。

胸にぐいぐいと顔を押しつけて左右に軽く振る姿は澪のおねむの時間が近づいてるんだと俺でもわかる。

駿や翼がつくしの胸に顔を押しつけるのを見ると無性に腹が立ったものだが澪だと目じりが下がりそうな甘い気分にさせられる。

部屋を出てパタンと閉まる扉。

クリスマスの飾りつけ艶やかさの届かない廊下。

ところどころにつるされたやどぎりの枝がクリスマスの装いを残す。

「あいつら、絶対笑ってるよな?」

「それもいつものことだと思うけど」

後ろを向く俺の襟をつくしがつかんで背を伸ばしながら引っ張られた。

傾いた身体の身体ごと密になるつくしとの距離。

「やどきりの下だから」

じっと見つめてきた大きな瞳が閉じた瞼で隠される。

重なった唇は甘い感触。

離した唇を柔らかい澪のほっぺに軽く落とす。

「いつまでキスさせてくれるかな?」

澪と俺を見比べるように見るつくしの笑顔。

ホンワカと胸の奥から温かくなる思いは俺の体中を包みこむ。

このままベッドの中に崩れ落ちたら最高のクリスマスの夜になれるようなそんな気がした。

拍手コメント返礼

りり様

いつまで、何年経ってもこの二人は~♪

末っ子はどうなるんでしょうね。

周りにはますますイケメンが増え続けていそうな気がします。

そしてジュニアたちの恋♪

今年はあんまり進まなかったな・・・(;^ω^)

アーティーチョーク 様

菜花は「2話』でしっかり駿君と楽しんでますよ。

すずなはただいまの連星中のお話と絡んでくるので今回は翼くんはあんまり書いてないんです。

息子と娘じゃ司パパ態度が違うでしょう。(笑)

息子はライバルですからね。

早く彼女作れって思ってるんじゃないでしょうか?