Unfair 15

週一の更新と歌いながら随分とほったらかしでした。

はぴまり好きな皆様にはお待たせして申し訳ありませんでした。

ようやく今年初の更新です。

・・・で、ストーリーはどうなってたんだっけ?

すっかり頭がつかつくにおかされております。(笑)

読み返し必須!

千和行くよ」

同僚の明るい声のトーンよりテンポのいいはずの呼びだし音のはずがなぜか暗く響く。

あんまり待たせるとそれだけで威圧的な声が返ってくる。

大丈夫電話だけで私のことが見えるわけじゃないんだから。

「お前何してんだ」

いきなりの不機嫌な北斗の声。

声だけでも大人の男性の低めの声は魅力的ですらりとかっこよく伸びた鼻筋をすぐに思い浮かべたら最後すぐにでも帰りたくなる。

って!

今日は私が北斗を待たせる番なんだから!

「随分と楽しそうだよな」

え?

楽しそうって?

なんで?

「男と楽しそうな写真をSNSにUPしてあるから見れるんだよ。

ついでに場所もわかる」

SNSって・・・

Fa〇ebo〇kとかL〇NEとか?

何もしてないはずだけど?

慌てて確かめたスマホ画面。

確かにSNSはやってるけどUPした覚えはないはず・・・

言葉を失った。

バツイチの彼から送られた参加者みんななの写真はSNS経由。

飲み会の楽しさを示す文章付き。

いいねとかされちゃってるから北斗のSNSにも表示されちゃったんだ。

「ちょっとさき行っちゃうよ」

ここで北斗が現れたら万事休す。

同僚には私が結婚してることも祖の相手がうちの社長だってことは極秘情報。

いきなり怪しい感じで北斗の姿を探す私は不審者化しちゃってる。

「私、ちょと用事を思いだしちゃったから」

私の苦しい言い訳にもしょうがないと呆れた表情。

千和に合コンは無理か」

納得してくれちゃって手を振ってあきらめた同僚に大きく手を振る。

早く行って!

切実な願い。

そして私はあたりの暗闇に北斗の姿を見つけようと目を皿にする。

「へぇ・・・合コンだったのか。

俺への当てつけにしちゃ上出来だよ」

足音も立てずに近づいた影はすでに私の身体を暗く覆う。

真後ろに立たれてる気配はわかるのに振り向けない。

「本当に食事会だと思ったの。そうしたら男性が数人いて!」

「それを合コンというんじゃないのか?」

感情を押さえた北斗の声。

焦ってふりかぇた私の身体が体勢を崩して傾いた。

ここで転ぶのは超恥ずかしい。

落ちかけた身体は北斗の力強い右腕に助けられた。

ふわっと浮いた身体は垂直に戻ることはなく北斗の腕に支えてもらわなきゃいけない角度で止められてしまってる。

条件反射みたいに北斗の肩に捕まるように回した腕。

これじゃ自分から北斗に抱き付いてるようなものだ。

「たく、おとなしく家で待ってられないのか」

ここ数日どこで何してるのかわからない北斗に言われたくない。

カチンと頭の中で切れた音がした。

「北斗のせいでしょう。

ご飯作って待ってるのになかなか帰ってこないし。

会社では私との関係知られたくないから無視してるし。

北斗の部屋に一人でいて楽しいことなんて全くないもの」

一気にまくしたてる私を黙って見つめる北斗。

「言いたいことはそれだけか?」

ゆっくりと動く唇の動きは閻魔大王の最終通告を聞く罪人のように私をドキリとさせた。

拍手コメ返礼

スリーシスターズ 様

はぴまりにも流れていただきうれしいです。

我が家ではぴまりを知った方とはぴまり検索で訪問されて花男も好きですとコメントを残される方。

最近ははぴまり検索で訪問されてる方が少し多い感じがします。

北斗が俺様なのは司に共通してますがドS度が違いますからね。

そこがいいのかな。(笑)

このお話は千和ちゃん脱処女してる設定で書いています。

まあも様

まあも様も読んでくださってたんですね。

うれしいなぁ~

ぼちぼちと忘れたころに更新となるかもしれませんが花男ともどもよろしくお願いします。