門前の虎 後門の狼 22
受験シーズン真っただ中。
高校受験の皆様も受験生を持つ親もファイト―。
影ながら応援してます。
明日から学校が受験のになる我が家の娘、今日は大掃除のあと午前中に帰宅予定。
そして明日、明後日と休みになるそうです。
なぬ?そうすると土日になるから4連休!!。
楽勝じゃん。
さて、明日は更新できるかな・・・(;^ω^)
数秒ごとに組みなおす脚。
時計の針はちっとも進まない。
念力で動かすか?
睨んでも動く訳ねぇか。
「おい、少しは落ち着け」
「俺は十分落ち着てるよ」
あきれ顔の総二郎に不機嫌になる声。
「牧野がいないからって俺が気になるわけねぇだろう」
気にしてる態度があいつらにバレバレなのは自覚してないふりで答える。
「同窓会っていっても男もいるわけだろ?ほとんど合コンみたいなもんだろう」
「中学の頃の淡い恋心があのころより大人になった異性に対してまた目覚めるってパターンはよく聞くけどな」
聞いてない素振りを見せながら聴覚は総二郎とあきらの会話にもっていかれてる。
どう見ても牧野の好意を寄せていた男は少なくても一人はいる。
俺が愛した女がモテねぇはずがねぇんだ。
ほかのやつが好きになってなにもおかしくねぇ。
あいつに自覚がないから俺が落ち着かなくなる。
あっ・・・自覚があったらあったらやべぇか・・・。
牧野の性格じゃ冷たくあしらうとか無理だ。
真剣に考える必要なんてないのに相手のこと思いやって悩むタイプ。
あいつが気が付く前に俺が排除するほうがダントツに手っ取り早い。
だから俺が苦労すんじゃねぇか。
総二郎とあきらには面白がられているしな。
「お前ら、俺に何をさせたい」
イライラはすでにあたまのてっぺんまで来てる。
「それは・・・まあな・・・」
二人で顔を見合わせて意味深な笑みを浮かべた後であいつらは俺を見た。
「司がぶち切れて、牧野を無理やり迎えに行って、そして牧野にボクられるとこ」
「司を殴り倒せるの牧野以外にいないもんな」
腕を互いの肩に回してなにが、牧野以外にいないだッ!
「殴らせねぇよ」
わなわなとふるえる拳を何とか握りしめて耐える。
俺の代わりにこいつらを殴らせてぇッ!
怒鳴ったここで俺の負け。
ここは大人の態度で余裕を見せて牧野を待つ。
いつもこいつらにあおられてこいつらがおもしろがる態度はとらねぇぞ。
たった2時間のこと、あっという間に過ぎて牧野は「ただいま」って俺のもとに帰ってくる。
もう30分は過ぎた・・・
って・・・まだ30分かよ。
ちらりと見た壁にかかる時計、壊れてねぇか?
牧野と二人で過ごす部屋。
俺たち以外に総二郎やあきらがいると狭く感じる。
こいつらいると邪魔。
邪魔・・・
何か足らなくねぇか?
類・・・
一人足らねぇぞ。
「おい、類は?」
「類なら、同窓会がどんなのものか見たいって、この部屋につく前に牧野を追っていったけど」
「あれ?司は知らなかった?」
知っていたら類を浮かせるようなことを俺がするか!
お前らわざとだろ。
俺を怒らせるために類を止めずに見送った確信犯じゃねぇか。
「司、牧野の様子見に行きたくなったんじゃねぇの?」
「行かねぇよ」
類がいれば最悪あの同級生の男の田畑ってやつは心配いらねぇしな。
ドスッとソファーに落とした腰。
落ち着かねぇ・・・
ムズムズする腰が何度もうきあがりそうになる。
「司・・・
お前に我慢は似合わない」
ぽつりと俺の耳元でつぶやく総二郎がポンと俺の肩を叩いた。
拍手コメント返礼
スリーシスターズ 様
気が付くと1,2週間ほったらかしで更新が止まってることあるんですよね。
いくつも連載を書いてると出来上がってる部分までは続けて書かなきゃわすれちゃうというところがあるものと、ここから先どうする?と話が浮かばないものと別れちゃうんですよね。
類君の本音はどこなんでしょうね。
ここから先が本当の楽しみ~♪
ありがとうございます。
無事に誕生日が過ぎました。
祝ってもらってもうれしくもない誕生日に、子供から初めてのバイトで買ったとプレゼントをもらいました。
うちの旦那からは何もないのに・・・(;^ω^)
久々にうれしい誕生日となりました。
インフルエンザ大丈夫ですか?
こちらも流行の警戒が出されてます。
今のところ我が家は大丈夫そうですがこればかりはわからないですものね。
お大事にどうぞ。
ゆみん様
もう♪相変わらずの楽しいコメ♪
天才総ちゃん!あきらきゅん
この二人にかかればつくしちゃんにはどうしようもないのですよ。
>つくしちゃんの慈悲深さを過信して3人で坊っちゃんをそそのかして~もぉ~(^w^)遊情なのか!性春なのか!?なんなのか~♪
友情じゃなく遊情!
青春じゃなく性春!
簡単には変換できないーーーー。
でも理解はできる見事な変換に脱帽。
司+つくし愛(尽くし合い)に溢れる3人の遊情と拉致気味に送る性春に乾杯!