復活LOVE 16(完)

今週は更新が滞り申し訳ありません。

決して地震の影響ではございませんのでご心配なく。

地震で一週間がたとうとしてますがまだまだ小さな揺れを感じています。

今までの一生で感じた地震より多い数かもしれません。

震度3や4は地震に数えない。

そんなことを熊本の知り合いがメールで書いていました。

いつ大きいのが来るのか!

そんな不安もありますが、日常は日々変わりなく過ごしています。

お見舞いメールにコメントありがとうございました。

お待たせしました♪

まずは相葉君恋模様私のもとにしっかりと届いております。

本編前にお楽しみください。

2nd LOVE SP相葉の恋模様 【青の時間】      ゆか様作

番外編 繋がり行く日々

🎵

こんなに好きになる幸せを

君に出会って見つけたよ

🎵

「…はい、出来たわよ。」

「お母さん、ありがと」

今日は諒のお宮参り。

私はお母さんに着物を着付けてもらった。

警察学校の寮からGWの一時帰宅が許された真が、昨日帰宅。

今朝は早くから用意して、私の実家にやって来た。

「…なぁ、蘭。

これ、変じゃない?大丈夫かな?」

鏡の前でさっきからずっとネクタイいじってる。

「ふふっ、大丈夫だよ。かっこいいよ」

着慣れないスーツにネクタイ姿に、本人的には納得言ってないみたい。

肝心の諒は、先ほどからお父さんが相手してくれてるというか、相手したいみたい。

相葉のご両親とは、向こうがお参りでいつも行く神社で待ち合わせ。

「じゃあ、行きましょうか」

神社の駐車場からは待ち合わせ場所まで、少し距離があった。

諒もオフホワイトの洋服に、レースがついた靴下を小さい足に履かせて、真が抱っこしてる。

真が歩く少し後ろに、着慣れない着物と、履き慣れない草履を履いて歩く私。

…私、真と結婚して、諒も産まれたんだなぁ…

真が警察学校の寮に入っているのもあり、私が実家でそのまま住んでいるのもあり…

なんか結婚してる実感が…ないよね。

「…はぁ」

やっぱりスーツでもよかったかなぁ…

と、足元を見た。

「ほらっ」

え?

下から手が出てきた?

顔を上げると右手で諒を抱っこした真が、手をよこせと言わんばかりに差し出していた。

「危なっかしくて見てらんない。

ほらっ、手繋ぐ方がコケないだろ」

むぅ〜!

「大丈夫だもん」

「いいから、ほらっ」

真が私の手を繋いで…

「…着物姿、凄い似合ってる。

ヤバいくらいかも…」

ボソッと周りに聞こえないくらいの声で言うって、それは反則だからっ!

言った真も照れてるけど、釣られて私も顔が赤くなるのがわかる。

家族…なんだよね。

くすぐったい感覚…。

お宮参りは、諒もぐずることなく無事に済んで、その後相葉のご両親も交えてお店で昼食をとり、阿笠の自宅に戻ることに。

節句もあるので、相葉のご両親にいらっしゃっていただいた。

「諒くん、相葉のばーばですよ〜♡

いやん、食べちゃいたいくらいかわいい♡♡」

お義母さん、ハートマーク飛びまくりです。

「諒、大きくなったら、お前も警察官になるんだぞ」

お義父さん、親子三代ですか⁈

相葉のご両親は、うちの親に負けないくらいに孫バカかもしれない。

「…うちの親、どんだけ孫バカなんだよ」

真が恥ずかしすぎるとボヤいてた。

「ふふっ、うちの親もヤバいよ」

「両親sをメロメロにする諒は凄いなぁ…まぁ、気持ちはわからないことないけどな」

激しく同意。

メロメロになる気持ちはわかる。うん。

「蘭〜!

着物汚すといけないから早く着替えなさい」

母から催促の言葉が来た。

「はーい。

あ、真、悪いけど諒のことお願い。

泣いたらオムツかミルクだから、声かけて」

「わかった」

ふうっ…着物って大変だ。

コンコンコン

「はい?お母さん?」

「俺。入っていい?」

着物をかけて片づけていたら、真が私の部屋にやって来た。

扉を開けると開口一番に

「…なんだ、脱いじゃったのか。

俺が脱がしても良かったんだけど」

ニッと笑う真に、思わず赤面してしまった。

「…真のスケベ」

「男はみんなスケベなの。

諒を産んでるのにその台詞はないだろう?」

「…もう!ところで諒は?」

「両親sが代わる代わる見てる。

ってか、相手したいみたい。

俺の出番は、うちの両親が帰宅するまではないかな」

そう言いながら、部屋に入って来て

…いきなり抱きしめられた。

「…ま?真?」

「…諒のこと…任せっきりにしてごめん。

…ありがとうな」

え?

「産まれて退院の際も俺は寮にいたし…帰ってきてからさ、お宮参りでバタバタしていたから、

お前に言ってなかったなぁと思って。

あと…

早くギュッってお前を抱きしめたかった」

かぁぁっと顔が熱くなる。

…うん…

…私もそうだよ

私もおずおずと真の背中に手を回した。

…ホッとする

…真がいる…

「…私も…早く逢いたかったよ…」

抱きしめられていたのが緩み、

真の顔が近づいてきて…

私はいつものように目を閉じる。

…触れていた唇から熱が離れて、空気を感じたとき

コツン

とおでこを優しくぶつけて真が言った。

「ただいま、蘭」

いつも嬉しい言葉をくれるあなたに

「…おかえり、真」

笑顔のお返しをした。

むむッ!

これは!

相葉さんもやりますなぁ~

続きはもちろんありですぞ。

目の前で、真剣に聞いていたその顔は落雷でもあったような驚きの表情を見せる。

すげー面白れぇ。

俺も最初聞いたときは驚いた。

感情を抑える訓練はつくしよりできてるから開いた口を閉じれないようなへまはしてないはずだ。

つくしに会う前の執務室。

コンコンと鳴るドアのノックの音。

深々と頭を下げた相葉に浮かぶ微笑み。

結果は聞く前からわかった。

「再婚します。

蘭と・・・」

報告しろとは言ったがこんなに簡単に行くとは正直思ってなかった。

誤解は解けました。

そんな報告でもこれ以上俺とつくしがトラブルに巻き込まれることはないと思ってた。

そのあとの相葉の様子が変で・・・

言いにくそうな表情が照れ臭そうに笑う。

相葉のそんな顔は二度と見られないと思ったのが率直な感想。

二度と見たいとは思わねぇけど。

そして次に聞いた言葉が「諒に弟か妹ができるみたいで・・・」

はぁ?

さすがにそれは予想外。

お前ら関係は戻ってんのにここまでもめてたってこと?

俺ならその時点で二度と離さねぇぞ。

つーか。

その前につくしとは別れねぇけど。

「よかったな」

そんな言葉を相葉にかけたことは覚えてる。

そのままつくしのもとに向かった。

この結果を聞いたあいつはどう反応を見せるのか。

そればかり想像して口元が緩む俺。

通りすぎた社員から隠すように口元に右手を持っていく。

口元を押さえとかなきゃポーカーフェースは保てそうもなかった。

「おい」

遠慮なく開けたドアの先にはデスクでいかにも仕事をしてるって感じのつくし。

デスクから顔を上げて俺を見つめるその顔は迷惑そうにゆがむ。

また来たの?

そんな視線。

今日は二度目だからな!

まだすくねぇぞ。

それに今日はお前を呼びつけてねぇし。

「よかったな。

相葉は再婚を決めたらしい」

つくしにとって何がよかったかわかんねぇけど、・・・

こいつは人の幸せを素直に喜べる気質を持ってる。

自分のことのように喜ぶこいつを理解できねぇとこもあるが、つくしが笑顔を見せるんなら俺はどっちでもいい。

考えたら俺は相葉のためというよりつくしのために今回も動いてたような気がしてきた。

「ほんと!

良かった~」

デスクから飛んできたつくしが俺の手を握ってぶんぶんと上下に振った。

そのはしゃぎ方はまるで子供。

昨日までお前が爆弾だったってこと忘れてるだろう?

「もう一つ・・・

子供が生まれるらしい・・・」

「え?」

誰に?

そんな疑問符をはりつけた顔が俺を見上げる。

「相葉とその元妻・・・」

だんだんと下に開いていった下唇。

そのまま顎が外れたように下に下がったまま開いたままの口元。

思わず俺は自分の手のひらでつくしの顎を持ちあげた。

「よかったな・・・」

「それはよかったけど・・・

どうして?」

「どうしてって?お前子供のつくりかた知らないのか?」

知らなければ実施で・・・

肩を抱こうと伸ばした腕は触れる前につくしが振って逃げられた。

「そんなの知ってるわよ」

そりゃそうだ。

俺を非難するように見上げた瞳。

そして膨らむ頬。

相変わらずの反応で染まる頬。

「だったら・・・

どうして、私が相葉さんとの関係を疑われたの?」

それは俺が聞きたい。

寄りが戻ってれば今更お前と相葉のこと疑う余地なんてねぇもんな。

「その辺は詳しく聞かなかきゃ!

千葉さん知ってるかな?」

こいつの関心が別なとこにいってる間に・・・

今度は逃がさねぇから。

グイと伸ばした腕はしっかりとつくしをとらえた。

「ちょっ・・・

ここ会社ッ!」

デスクの上の書類がつくしの身体を押し倒した衝動で床に落ちる。

「子供のつくり方教えてやろうか?」

片手で緩めるタイ。

「バカなこと言わないでよ」

「ちょっ!」

つくしに覆いかぶる俺を押しのけようとつくしの腕が必死に俺の肩をおす。

白い襟首に触れる唇。

ククっと震えて盛れる声。

もう無理ッ。

つくしから離れて起こした身体。

腹を抱え笑う俺がいた。

誰が来るかわからないとこで本気で襲わねぇよ。

執務室に呼びつけたほうがよかったか?

そんなことを思いながらデスクから慌てて降りるつくしを見ながらまた笑いがこみあげてきた。

拍手コメント返礼

りり 様

日々の更新確認うれしいです。

もう張り切ってがんばれそうです。

弁護士Jのドラマも楽しめそうですよね。

あっ・・・

類の記憶が・・・(;^ω^)

akko

ご心配おかけしました。

4月はいろいろと忙しくなることも多くて・・・(;^ω^)

なかなかPCの前に座れず・・・

スマホでブログも打てるようになるといいんですけどね。

なんせ時間が遅くて思うように打てないんですよね。

連休が過ぎるまではこんな状況になると思います。

歩くみかん箱様

無事再婚が決まりましたが、つくしちゃんはしっくりきてないでしょうね。

結果がよければいいってことで落ち着くかな。

この後の説明・・・

つくしちゃん質問できるかしら?

スリーシスターズ 様

今回はつくしちゃんでしっかり司が遊んでますよね。

このパターンも楽しくなりそうな気がします。

次回もどこかで使おう♪

某ドラマとのコラボ♪

題名が定まらずうろうろしております。

チェリー 様

ご心配おかけしました。

暖かいお言葉に感謝。

相葉君今回惜しいことしてますよね。

でも本当に覚えてないってことはないような気もしますが・・・(;^ω^)

そこはあんまり考えずに行ってしまいました。

春には春らしい話がいいですよね。

ラブラブもの行きたいですね♪

葉っぱ様

まだまだいろんなところで九州内も支障が出てますよね。

少しでも早く日常が取り戻せることを願いながら!

葉っぱ様も御無事でよかった~。