ANSWER 42

派手なオーラー全開で並ぶF4。

見たい♪

絶対ガン見するはず。

事が大きく動きだしそうな予感がしてるのは佑君だけじゃないかも~

真央ちゃんが事務所を独立するらしいとのニュース。

とうとう噂が本当になるのかな?と期待してしまいますが・・・(;^ω^)

また肩透かしってことは・・・あるかも。

一瞬でその場を支配する空気感。

舞台上の役者がそろう緊迫感。

どこからどう切っても金太飴状態。

誰でも主役をはれるオーラは遜色なし。

この人たちが俺たちの親だと思うと誇らしい反面、恐怖。

まだまだ、ジュニアの領域からは出れそうもない。

同じ思いを舞や翼が思ってるかどうかは愚問。

ゆらりと動いた人影は雰囲気にのまれることなく独特の存在感で小さな記録媒体のUSBメモリーをデスクの上にコトリと置いた。

「坊ちゃん…

代表を坊ちゃんと呼ばせてもらっていたころの、表に出せかったことの処理はこちらにすべて残ってるはずです」

道明寺HD秘書課室長 西田秘書。

道明寺家の生き字引的存在だと俺は思ってる。

この部屋にいたんだ・・・。

存在感を消されたというよりは消していたって雰囲気でコツコツと靴音を鳴らして後ろに位置を引く。

遠慮したって言うより後ろから静かに事の成り行きを見守る構えに見える。

「牧野が現れるまで司は手が付けられなかったからな」

USBメモリーは父さんの手から舞の父さんの手に渡って、そのメモリーをPCに差し込こんで操作し始める。

「一度キレると収まるのを待つしか手がないって感じだったもんな」

PC画面を横から西門のおじさんが覗き込みながら視線を上下させる。

「警察沙汰にならなかったのは西田秘書の手回しのおかげだからね」

あまり興味なさそうな声は花沢のおじさん。

そんな情報残しててもいいのか?

俺の横で舞の顔色が変わるのがわかる。

翼のほうは青ざめた表情にわなわなと唇を震わせてるのがわかる。

「何やったんだよ」

震える唇から吐き出す怒りを込めた声。

「知らねぇから西田に調べさせたんだろう」

落ち着いた声は翼を落ち着かせるどころか刺激してるのがわかる。

「槇・・・」

「槇って名前あるか?」

4人が一つのPCの前で顔を突き合わせてる。

「警察沙汰になりそうな奴のとこにはないな・・・」

そこに行くつくまで十数分。

「抜けてるんじゃねぇよな?」

「私の仕事を疑うので?」

舞の父さんと西田秘書の間に漂う緊迫感。

冷たい空気が静かに流れてる気がした。

「私の知らないところで坊ちゃんが何かしでかしたところまでは責任は持てません。

それでも求められた以上の仕事はしてるつもりです。

つくし様の赤札の件も私の耳に届いたのは数日後でした。

そのあとの下ばきを隠したりの小学生のような悪戯まではなかなか把握してませんから」

「知ってんじゃねぇかッ」

舞の父さんが舌打ちした音が響く。

それ以上追及はできないってしぶしぶ認めたって感じだ。

この二人のやり取りに他の3人は必死で笑いをこらえてる。

和やか空気が流れてる。

そんな気分には毛頭なれない俺たち。

すずだけはどう反応していいかわからないようで助けを求めるように翼を見つめてる。

槇の親父さんの話はどうなってる?

一つ上の学年。

槇 伸一郎。

20年近くたっても恨まれてるって相当な事件だって思ってる俺たち。

学校を退学に追い込まれた学生の中に入るんじゃなかったのか?

退学した学生の名簿くらいすぐに西田秘書なら用意できそうなんだけど。

「彼は退学ではなく転校した記録は残ってます。

代表が英徳に入学して半年経った頃のことのようです」

しっかり調べたついてる顔の西田秘書。

「その転校の理由に司が絡んでるってことだよな?」

父さんの言葉に顔を見合わせる4人。

「あのころの司は目が合ったってだけでいちゃもんつけてたからなぁ。

司はなった相手のことなんて一つも覚えてないだろうけど」

「あの頃の俺は殴られる痛みなんて知らなかっただけだ」

これ以上しゃべるなって威嚇する視線を舞の父さんは西門のおじさんは向けた。

「そうだな。

牧野をかばって腕を折った頃からおとなしくなったもんな」

「そうそう、あの後類がフランスから帰ってきてな。

牧野と類がっ」

バシッ

突然響いたのはデスクを叩いた音。

その音に一瞬で静まる執務室。

「蚊だ」

デスクの上を叩いた手のひらから叩いた蚊を払う仕草を見せる舞の父さん。

絶対黙れの命令的動作だってこの場の誰もが自覚してる。

「もう少しこの件は調べるから、お前らは別の部屋で待ってろ。

西田」

連れて行けの指示に従うように西田秘書が俺たちを促す。

「父さん!」

反抗的に噛みついたのは翼。

ここから動かないと強情さを見せる。

「代表は嘘なく翼様に伝えられると思いますよ」

二人の間を取り持つような西田秘書の声にようやく翼が部屋のドアの前に歩きだす。

「隠したりしないよね」

「隠さないって言ったらお前は納得するのか?

俺の話を聞いてどう結論付けるかはお前次第だろ」

ドアの前で立ち止まった翼を見つめる冷静な視線。

もしかしたら・・・

俺たちは・・・

道明寺司に試されてる?

そんな気分にさせられていた。

拍手コメント返礼

ごえもん 様

なんだか主役がJrからパパスターズに変わりそうな勢いです。

それがまた楽しいと思っていただけたら嬉しいんですけどね。

さてここにはどんな過去が隠されてるのか!

面白い展開をご用意しておりますのでお楽しみに♪

りり 様

さてさてこの結末の真相はいかに!

暗くなるのは防ぐつもりでいます。

解決するのはおっしゃる通りつくしちゃんかも~

スリーシスターズ 様

自分の過去の失敗など本来子供には聞かせたくないのが親の本音。

こうも簡単にばらしちゃってもいいのかどうか疑問が残るところでありますが、司にしてみたら大したことじゃないのかしら?

つくしちゃんのほうが子供たちが知ったと聞いたら衝撃受けそうな気がします。

私も2話の親父ギャグに見せる佐田さん役の香川さんの演技があまりにも自然すぎて笑えました。

今回のこのドラマは久々にはまって見られます。

風間君も存在感ありましたしね。

3話も楽しみです。