0.1% までの恋(すべての恋を終えるまで) 2

無謀とも思える今回の試み。

某グループの二人のドラマとのコラボ。

2つのドラマを一つの話でコラボさせるのも難しいのよ~

そんなことができるのも二次の醍醐味かもしれないと思えています。

実は『世界一難しい恋』は私の住む居住区では放送されてないんです。

これで書こうとしてることでもかなり無謀なんですけどね(;^ω^)

いつも一部地域をのぞいてはの中に入ってしまう我が家。

ドラマの放送が終わったあたりでお昼の平日に放送が始まるんだろうなぁ~

そのころにはまだこのお話は終わってないかもしれません。

さてどんな絡みを見せてくれるのかはまだまだ未知数であります。

 *

新装オープンの都内メープルホテル。

優雅をコンセプトに一流ホテルの品位を求める。

派手な煌びやかより落ち着いた気品。

人の姿が移りこむまで磨き上げられた大理石で敷き詰められたエントランス。

コツコツと響く靴音の音色でさえ心地よさを生む。

後ろから聞こえていた西田の足音がカタリと止まる。

俺の斜め45度先で足を止めた女性。

唇に軽く浮かべる笑み。

そしてきっちり15度のお辞儀をみせる。

そのあとで動いた視線は俺を捉え西田に見せた笑みの数倍の微笑みで深く頭を下げる。

「お久しぶりです」

落ち着いた声を発した女性に無言のままで会釈程度の頭を下げた西田に身体を半身斜めに向けて「誰だ?」と小声で聞く俺。

冷静沈着な雰囲気はこの女と西田をつなぐ。

西田とこの女・・・

同じ匂いを瞬時に感じ取った俺。

「鮫島ホテルズの社長秘書の村仲舞子さんです」

鮫島・・・

あのリゾートホテルチェーン?

それより競争相手にもなりはしないホテルの秘書のフルネームを記憶してる西田に感心する。

「その後ろにいるのが社長の鮫島零治・・・」

社長は『さん』付じゃねぇのかよ。

競争相手に容赦してないのは俺より西田のような気がする。

俺は鮫島なんちゃらなんてホテル相手にしてねぇし。

「初めまして、お噂はかねがね聞いていました。

いつかはお会いしたいと思っておりました」

それは媚びない色をにじませた瞳。

「どんな噂だ?」

「やり手だという噂を」

それはそっちもだろう。

俺のほうが経営者としては上だと思うけどね。

なんか・・・

俺たちの会話より俺たちの横のピリッとしたした空気感が俺たちの会話を断ち切る。

向かいあって飛び散る視線。

微笑みを浮かべたその表情を無表情が受け止める。

ピリピリとした空気感が漂う。

ホテル同士につながりは俺たちより秘書のほうが情報を集めてそれらを総括してホテルの経営に生かすことも少なくない。

西田が社長の鮫島よりその秘書を気にしてるのがなんとな面白い。

いつも西田にやりこまれてる俺が西田の弱みを手に入れられるとかねぇかな。

「西田、この後時間あるよな」

「30分程度は」

何も確認せずに西田から瞬時に出てくる俺のスケジュール。

こんな場合は時間がなくても西田は俺の意図を組んでスケジュールを組みなおす。

今もきっと脳内で時間の枠を組みなおしてるはず。

「少し、話をしないか?

今後のホテル経営についての意見が聞きたい」

「こちらこそ、ご教授していただければ・・・」

気難かしく眉をひそめていた鮫島の瞳が輝いてじっと何かを観察するように俺を見つめる。

初対面から数分過ぎたあたりでいつから差し出されてたのか一枚の名刺に気が付いた俺。

それを受け取ってスーツのポケットに無造作に押し込んだ。

「俺の名刺だ」

俺の横から西田が差し出す金箔の名刺。

無駄なとこにお金を使うとつくしが愚痴るやつ。

これだと誰も捨てねぇんだよ。

俺様の名刺を捨てるやつがいるとも思わねぇけど。

西田から受け取った名刺を鮫島も俺と同様に無造作にポケットに押し込んだ。

捨てられたわけじゃないのに名刺をゴミ箱に捨てられたような気分。

媚びを売るようなおおげさないただき方で受け取った俺の名刺は大抵は俺の目の前で財布とか名刺入れとか大事にしまわれる。

俺に対抗するような態度。

ムッとした感情よりなんとなくこの男が面白く思えてきた。

それと・・・

鮫島のとこの秘書と西田を見たいつーか、観察したいつーか・・・

知り合っても損じゃねぇ。

そんな気がした。

拍手コメント返礼

スリーシスターズ 様

お早いコメと思っていたら一番拍手ありがとうございます。」

瞬時の差だったのとお知らせもいただきます。

更新はTwitereで更新をお知らせしてるのでフォローしてる方からのゲットお知らせをいただくことも多いのです。

更新意欲の原料力です。

明日は9時講師に予定での予約ですのでお見逃しなく♪

私も大野君ドラマは見てないんですよ。

地方放送はないんですがケーブルテレビを契約してるので鹿児島の放送局で見れるのは見れるんです。

今日は見れそうです。

正座してみよう。

私の場合そこに小説ネタを探してるので楽しめないのえすよね。(;^ω^)

kachi 様

見てないのに書くってある意味すごいですよね。

ネット情報とか、ドラマの感想とかで意外と想像できるものです。

智君ファンのかたの感想が下地になってますけどね。

それを読んで鮫島秘所に西田さんと同じ匂いを感じた次第です。

家族的愛情を感じるですよね。

さてここからどう転がるのかまだ分かりませんがお付き合いくださいませ~

りり 様

コラボ面白いと思っていただけます?

そう感じてお付き合いいただけたら嬉しいな♪

地元放送局では見れないですがケーブルテレビを契約してるので見れるのは見れるんです。

今日ようやく見れそう。

意地でも今日は見るぞ!

見れるといいなぁ・・・