復活LOVE 番外編 1

復活LOVEしちゃった相葉くんの若かりしころの恋模様。

別れた理由は軽く流しちゃってます。

復活が大事だったから~

ゆか様からはまだまだSP相葉の恋模様 青の時間をいただいています。

頂き物は大事に大切に使わせてもらいます♪

ゆか様の番外編に合わせて私めも短編をお届けいたします。

もう数話お付き合いをお願いします。

2nd LOVE SP相葉の恋模様 【青の時間】   ゆか様作

番外編 家族になろうよ 1

「諒~!待てー‼︎」

「や~!」

「嫌じゃないっ!危ないでしょっ!」

新芽が芽吹く、5月の週末。

私たちは家族3人での生活をスタートさせるべく、新居に引っ越しした。

真が警察学校を卒業した後に同居予定だったのが…

卒業間近に配属先の警察署での実務を3カ月過ぎた頃に、また警察学校に戻って研修を2カ月受け、その後にようやく配属先の警察署に再度戻り現場に行くのが発覚。

なんだかんだと、諒が1歳すぎるまで別居婚となった。

「こら。

諒、蘭にも言われてるんだろ」

ひょこひょこと、走りまわる諒をひょいと抱き上げた真

「ぱー」

ニカッと笑うわが子。

「諒…ぱーじゃなくて、パパな」

まだちゃんと言えないかーと、クスクス笑いながら諒の顔を見ながら言った

「…はぁ、男の子って体力有り余ってるね。

子どもの相手は体力勝負だわ…」

「頑張れよ、蘭」

「…週末はパパにお願いしたいです」

「いいけど…俺、シフト制だから、必ず居るとは限らないよ。

ただ、平日休みの時は俺がみるよ。

学生は勉強が仕事だからな。

いざとなったら、阿笠の家にお願いしてもいいし」

そうなのだ。

昨年の秋に私は復学した。

まだ諒が7か月の0歳だったし、預け先も見つからないからと休学を延長しようかと思っていた矢先、学内保育園の存在を知った。

しかもタイミングよく空きが出たので、無理を言って入れて貰った。

1学年下の子たちと同級生になり、不安はあったが、先生や周りの友達にも恵まれ不安は杞憂に終わった。

真と実際に、一緒に住んでみてわかったこと。

とてつもなく、マメ過ぎる。

諒のお世話はもちろん、時間があれば私の論文まで目を通して、指導が入る。

大学時代はかなりの上位者だったらしく、同じ大学にいたにもかかわらず、まだまだ知らないことだらけ。

おまけに料理男子。

私より美味しく作る!

「親があれ(料理教室の先生)だからね。

小さい頃から見てたら当たり前に」

さらっと言っちゃう。

これって、俗に言うイクメン

なんでもこなしちゃう。

…なんで、私なんだろう…。

2nd LOVE SP相葉の恋模様 【青の時間】

番外編 家族になろうよ 2

「ご馳走さまでした。美味かった」

「…ほんっとに思う?」

「思うよ?…どうしたの?

って…諒が遊び食いになってる。

俺がかわるから、お前ゆっくりご飯食べなよ」

「あ…ごめん」

真は私と諒の相手を代わり、あーんと言いながら諒にご飯を食べさせていた。

…なんか、私だけこんなイライラしてるみたい。

やだな。

「お疲れさん、珈琲入ってるよ」

食後しばらくして、諒を寝かしつけてリビングに戻ると、真が私に声をかけた。

「…ありがと」

2人して、ソファに並んで珈琲飲んでるとき

「…お前さ、なんかあった?」

いきなり何?

「なんで…そう思うの?」

「なんとなく?

つーか、俺、なんかした?」

…何もしてない。真は普段通り…なのに

なのに…

「…何もしてないから…イライラしてるかも…」

「なにそれ?」

「自分でもわかんない。

けど、真みたいになんでも出来ちゃう人にはもっとわかんないよ」

ヤダ…これ完全に八つ当たりだ。

「…あ…ご、ごめん。

今の私、八つ当たりしてる…。

今日はもう寝るね。一晩頭冷やす…」

飲み終わったマグを片付けようと立った時、真は私の手を掴み、見上げるように言った。

「蘭、整理整頓しなくていいから、頭の中にある事全部出せ」

は?

「頭ん中、思ってる事そのまんま言えっつーの」

「…なんで…」

「なんで、じゃない。

それでなくても、お前自分の中に溜め込むんだから。

とりあえず吐きだしなよ。

それから一緒に考えよう。

お前さ、忘れちゃった?

俺の言ったこと」

お前の苦労は俺が背負う。

俺への八つ当たり上等だ。

愚痴でもいい。

蘭の事ちゃんと理解したいからと言ってくれた…

「言いたいことはわかった。

…が、蘭…お前どんだけ俺を信用してないの?

ってか、1人で考えるから負のループ入りすぎ、メッ」

コツンと軽く頭を小突かれた。

自分の中がぐちゃぐちゃすぎて、話しながら涙が出た

「…だって…」

はぁーと呆れてるため息。

「…わかってねーな。

俺がどんだけ惚れてるか。

まぁ、これも引っくるめて蘭だからしゃーねか」

「軽く…言わないで。ほんっとに…」

「正直、俺だって毎日離れてる間、気が気じゃないんだよ」

なにを?

「…お前自覚ないだろうけど、俺と付き合う前、学内でお前のこと狙ってるやつ山程いたんだよ。

しかも、今その大学に復学してるワケだし…

周りがみんな、飲み会だの、サークルだの、学生生活楽しんでる中…

お前…諒と俺の相手と、学校との往復ばっかだし…なんつーか」

…いつか…お前、どっかいっちゃうんじゃないかって思ったりしてるし、

と弱々しい声で言われた。

こんな弱気な真、初めてみた…かも。

恥ずかしい事まで言わすな、と真っ赤な顔で言って横を向いた。

不安だったのは、私だけ…じゃなかったの??

耳まで真っ赤に染まった真を見て、なんだかホッとした。

「…バカ…誰が、子持ち相手するのよ」

…なんか、自分がウジウジと悩んでいたことが、杞憂だったことに笑いが出た。

「泣くか、怒るか、笑うか、どれかにしろっ…ったく、仕方ないなぁ」

全部…と言おうとしたら、口を塞がれた。

いつもの優しいキス…じゃない

情熱的なキス。

口の中を攻められて…息が…

「…んっ…はぁ…」

…続か…ない…

「…はぁ…」

頭の中…真っ白になる…

触れたい…よ…

「…蘭…ごめん…抑えきかないかも」

「…え…?」

「…俺がやばい…ってか、その顔反則」

…蘭の中で繋がりたい…

そういって、

更に深く…深く…

「え!

いつのまにそんな修復できたんですか?」

思いもよらぬ先輩の告白に酒を吐き出せずに器官に入りこませた俺はゲホッとせき込んだ。

「俺も覚えてなかったんだよ」

照れ臭そうにというか気まずそうにつぶやく相葉先輩は頭を抱えながらもこの前とは打って変わって幸せオーラを放出中。

覚えてなかったって・・・

子供で来てるのに?

やっちゃったら覚えてません?

童貞じゃあるまいし・・・

「ベッドには一人だったし・・・

直ぐにシャワー浴びたし・・・」

「やっちゃった日は特定できるんですね」

いつもなら先輩をたてる俺も冷たい口調になってしまう。

「あのなNY出張で休暇があったの1日だけだったじゃないか。

それにやっちゃったを強調するな」

「先輩はその日を有効に使ったんですね」

俺の休暇はなぜかつくし様の買い物につきあわされてつぶれた。

先輩の悩みを解消できたのはうれしいが、ことが進みすぎでしょう。

つくし様に経緯を聞かれてる俺はどこまで話せばいいんですか。

「なんかさ・・・

あの時のこと思いだせないっていうと、蘭が拗ねるんだよな・・・」

「思いだせばいいじゃないですか」

「思いだせないから悩んでるんだろう」

そう言って両肘をテーブルについて頭を抱えこむ相葉先輩。

「千葉・・・

思いだす方法ねぇかな」

知りません!

本気で怒鳴りたくなった。

平和ボケ。

この言葉が今の先輩には一番似合いますよ。

酒のつまみにはなりそうもない会話。

バーボンのロックを口の中に流し込んで強烈なアルコールが喉の奥を刺激する。

こっちは飲まなきゃやってられません。

俺は灰原さんとの食事をキャンセルして先輩につきあってるんですからね。

俺がどれだけの思いで灰原さんとの約束取りつけたと思ってるんですか。

この貸しは100倍にして返してほしい。

「それなら、もう一度一緒に寝れば思いだすんじゃないですか?」

「え?」

顔を上げた相葉先輩が俺をじっと見る。

「あのな・・・

一応・・・

そっちの関係は順調に行ってる」

何を想像してるのかはっきりとわかる鼻の下の伸びた表情を浮かべる相葉先輩。

先輩の夜の事情聞きたくねぇし。

「それなら・・・

たいして変わらないんじゃないんですか?」

先輩たち大学からの付き合いだったはずだよな?

「あのな、やっぱりそこに行きつくまでの手管とか言葉とか・・・

その気になるまでの段階があるだろうが!」

「それ、忘れてるの先輩ですよね?」

俺の言葉に勢いついてきた先輩の口が動かなる。

「だよな・・・

俺がバカなんだよな・・・」

コツンとカウンターの上に先輩の額が落ちて苦しそうに漏れた声。

「一生・・・愚痴られそうだよ・・・」

「一生愚痴られても幸せでしょう?

最初の時は5年でしたっけ?」

「千葉っ!てめっ!」

復活した相葉先輩が俺の襟首をつかむ。

半分うつろな目・・・

先輩!俺より酔ってるじゃないですか~

殴られる!

覚悟して目をつぶって数秒・・・

俺の頬に痛みは襲ってこなかった。

えっ!

おっ!

薄目を開けた瞬間にきつく上半身を締め付ける力。

椅子の上から落ちそうになる。

相葉先輩のうでが俺を抱きしめてた。

「そうなんだよ、蘭の愚痴を一生聞けるんだよな。

もう5年じゃ終わらせない。一生聞く」

ふやけた声の相葉先輩を嫌がるように俺は先輩の両腕で引きはがす。

俺に寄り掛かりそうになる相葉先輩の頭を腕を思いきり伸ばしてつい立てたままグイッとまたバーボンを流し込む。

俺のほうが先に酔ってやる!

拍手コメント返礼

歩くみかん箱様

これ、愚痴じゃないですよね。

聞かされる千葉くんもいい迷惑と思いつつ喜んでるんでしょうけどね。

ドラマがなかなか見れない時期ってありますよね。

私もあんまり見るほうじゃないんですよ。

日曜劇場も久々に視聴してます。

半沢も下町も見てなかったからなぁ。

ドラマ見てなくても基本はつかつくなので楽しめるように書くつもりです。

スリーシスターズ 様

幸せボケの相葉さん。

つきあえる千葉さんって良いコンビなんですよね。

番外編はもう少し行きますよ。

>代表とSPの恋バナの会話♪

どんな雰囲気になるんでしょう。

想像したら笑えるなぁ♪

司が俺が一番幸せアピールしそうですけどね。

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