0.1% までの恋(すべての恋を終えるまで) 7

つくしちゃん・・・

鮫島社長と二人でお茶してるのも司にしたら十分浮気ですから。(;^ω^)

わかってないなぁ~

ここは失礼しますと楓さんと席を立つべきだったのよ~

楓さんにあとは任せたいわれたら動けないでしょうけどね。

楓さんが無駄なことをするはずがないと思ってるそこのお方!

そうですよね。

道明寺にとってマイナスになることをこの方がするわけないのよね~

深読みされると困るのにいろんなところを考えてお話が進まなくなるの~

このパターンに自分を追い込む私はM気質なのかもなぁ・・・(;^ω^)

 *

話なら聞きますよ。

言っちゃった・・・。

後の祭り。

ここはほかの方にとか、仕事で時間がないと断って席を立つべきだとわかってるのに、迷子になった子猫みたいな助けを求めるつぶらな瞳で見つめられるとね・・・。

話なら聞ますといった時の嬉しそうな表情が傲慢な態度と口調とうまい具羽いに調合されてダメだッて言えない雰囲気。

雰囲気にながされちゃいけないのに、鮫島社長から感じる不器用に同情したくなる。

誰かさんのほうが100倍は尊大で我儘で横柄でだけど見捨てられない気分にさせられるのはきっと道明寺と重ねて見ちゃったせいだ。

この責任は道明寺にもあると思う。

そんな言い訳は聞いてくれらないだろうけど。

今日本にいないことが少しは私を安心させている。

「とりあえずここを出ませんか?」

気もそぞろに席から腰を浮かせた鮫島社長。

ここから居場所を移すのは大丈夫なのだろうか?

人目を気にしてるように鮫島社長はあたりを見渡す。

「ここには秘書も一緒に来たんです。

どこで誰が、何を聞いてるか見てるかわからないし」

「私は聞かれても、見られても構わないと・・・」

下手に異動するよりこの明るい雰囲気のお昼のレストランのほうは下手に勘ぐられる心配がないって思う。

鮫島社長の視線が止まった先の私の目に飛び込んできた二人の姿に私の声が止まる。

落ち着きのある仕事のできる感じの女性とその横に見つけたよく知ってる顔。

女性は鮫島さんの言った秘書かな?

そして西田さん・・・

なんでここにいるの!

道明寺の出張に同行してないのはなぜ?

お義母様についてきた?

でもお義母様を呼びに来たのはお義母様の専属の秘書だったし・・・

まさか!私を見張るために道明寺が置いていったとか?

そんな姑息な真似を結婚したばかりの道明寺がするとも思えない。

それでなくてもSPが守りについてるんだもの、私の束縛感は半端なく日常に息づいてる。

今日はSP張り付いてないと思ったら西田さん。

もしもの時は西田さんが私を守ってくれるのかな?

西田さんなら道明寺の機嫌を損ねることをそのまま報告はしないと思うけどね。

「秘書の村仲に見つかったらいろいろ煩いし、場所をかえてもいいですか?」

西田さんに見られていたら私も煩わしい。

ここの意見は鮫島社長と一致してる。

「たまには息抜きも必要ですよね。移動しながらお話もできるし。」

「気が合いますね。鮫「なんかつくしさんと話してると、楽しくなってきました。それじゃ早速車を回させます」

「じゃ~ぜんは急げ!ってことで早速行きましょう。あ!移動は車じゃなくて、町を歩きながら行くんですよ。」

車じゃ尾行されやすい。

足の速さなら西田さんを簡単に負ける自信がある。

道明寺に追いかけられて逃げられた経歴も持ってる。

歩くじゃなく走るがせいかいなんだけどそこは笑いでごまかした。

「え!車の方が早いのに、どうしてですか?」

「いいから!いいから!実行あるのみ!すぐにわかりますよ♪」

納得できない鮫島社長が席から立ちあがった私を見つめる。

「自分が納得できなくても女性の意見に合わせるのも女性とつきあう上では大事なことですよ」

「あっ・・・」

慌てて立ち上がった鮫島社長は意外と素直。

人の話は聞くとなんだ。

道明寺も不満そうな表情を見せながら私のことはしっかり聞いてくれてる。

それを素直に行動に見せないってとこがおもしろくもあり可愛いって思える。

二人で乗りこんだエレベーター。

落ち着かない様子で視線をきょろきょろと上に向ける鮫島社長。

下降していく階の数字を目で追いながら息を小さく吸っては大きく吐く。

ポケットに入れたままの手が微動してるのもわかる。

初めて道明寺と二人きりになった時、落ち着けなくて、何を話ていいのかわらなくて言葉を探した。

どこを見ていいのわからなくて、道明寺が気になるのに見れなくて、チラりと道明寺を見ては視線をエレベーターの扉に戻してた。

恋愛下手鮫島社長と一緒にいながら道明寺とのデートのこと、思いだしてしまってる。

「あの・・・蚊でもいました?」

「え?」

「首筋が少し赤なってるような気がして・・・」

鮫島社長が落ち着かなかった理由って・・・

たぶんそれは虫の付けた痕じゃなくて・・・

虫よりも大きくて、かゆみより熱を感じるもので・・・

いつも付けるなって言ってるのに!

「大丈夫です」

手のひらで隠す首筋に残ってる道明寺の痕。

もう!

大人の男性が気がつかないなんて!

さすがにここを訂正する勇気は私にはなかった。

*今回まい2様のコメントを拝借してお話を一部付け加えております。

拍手コメント返礼

スリーシスターズ 様

おっ(^^♪

さすがですね。

この会話の下りをしっかり記憶していただいたのですね。

コメントを採用するのはよく使う手法で~♪

楽しませていただいてます。

コメントからなるほどと方向性を変えることもしばしばなんですよね。

この辺は柔軟なのか優柔不断なのか・・・(;^ω^)

>戯れの恋~にもまい2様おもしろいコメ残してますよね。 次のお話にまた組み込まれるかも楽しみです。

あはは、れいの合〇教育の~♪

東宮との対面は御簾を隔てて互いの顔が見えずの設定ですよね。

お楽しみに♪

>つくしちゃん、今回は?だらけですね。 司くんそっくりの大翔、何故か鮫島社長の相手をするはめになる、司くんに同行しなかった西田さんは村仲さんと一緒だし。

みんなの思惑がねぇ~

一番わからないのは楓さんかな?

99.9は視聴率が・・・

バレーの影響かしら?

後半も面白かったですけどね。

ピタゴラスイッチがぁ~

よくNH○がOKしてくれたものだと思っちゃいました。