0.1% までの恋(すべての恋を終えるまで) 9
おはようございます。
我が家の常連さんには、いつもコメントでいつも楽しませていただいてます。
その中でもまい2様のポイ捨てにいつものっかる私。
いろいろ楽しませていただいてます(笑)
秀悦した作品も多くて、本題に関係ないのに私の妄想を刺激してくれちゃいます。
今回は西田さに関するコメをもとにショートにしてみました。
本編前に笑ってもらえたらうれいいなぁ。
もう♪
何でも来い!!
「あの・・・
あのままお二人で行かせてもいいのしょうか?」
鮫島社長秘書 村沖舞子 35歳。
秘書研修で私が教え込んだ教え子にあたる。
私が認める有能な秘書の分類。
今も何かと相談を受けつきあいが切れないのは同じ傲慢の分類に入る我儘で憎めない社長の秘書という点がかぶッてるからかもしれない。
まぁ・・・
司坊ちゃんに比べれば鮫島社長は初級者だろうが・・・。
「君のところの社長なら害にはならないでしょう。
お二方とも男女の問題を起こすようなタイプではないでしょうからね。
恩を売っておくのも悪くない」
「それは誰にですか?」
私の考えを読もうとするところは本当に抜け目のない教え子。
「さぁ・・・」
彼女の問いには答えずコーヒーの味を楽しむ。
つくし様たちが席を立つのを見て私たちも店を出る。
「それにあの方々は?」
二人に気さくに話しかけてきたのは松岡公平・・・と、代表・・・
あのすっとボケたような表情が代表にできるはずがない。
最近代表とそっくりな男性がいると報告を受けた深山大翔だと見当がついた。
「あの二人はつくし様の弁護士仲間ですからほっといても大丈夫です」
「え?でも、あの男性、道明寺様じゃないんですか!」
さすがに村沖も驚きの表情を見せた。
「もし代表だったら・・・
速攻でつくし様を拉致していきますよ」
嫉妬丸出しですから。
「つくし様が自分意外の男性といてもにこやかに一緒に話してるなんてありえません」
「そうなんですか?」
村沖は疑心暗鬼に首を傾げたままつくし様たちを眺めている。
松岡公平まで一緒とは・・・
代表がこの場にいたらどうなるのか・・・
【坊ちゃまへ】
安心して出張をしててください。
深山様のおかげで坊ちゃまの存在感は、しっかりとつくし様の心にあります。
鮫島様ご持参のキンコンカンのおかげで、坊ちゃまとの・・・///💛秘めごとも思いだされている様で!
あぁ~~!わたくしまでへんな想像を・・・。
坊ちゃまのお相手はつくし様しか、つとまりません(⋈◍>◡<◍)。✧♡
帰国された暁には、つくし様に寛大な・・・これ以上は口が裂けても言えません!
以上取り急ぎご報告です。 by西田
頭の中でペンを走らせる。
こんなメールを打てるはずもない。
・・・が。
最近お二人の毒されてると自分が感じる部分を楽しんでしまってる。
「あの・・・
笑ってませんでした?」
「私がですか?」
「ほかの人がわからない表情でも私は見逃がしませんから」
私をまっすぐに見つめる村仲秘書が静かに笑みを浮かべた。
司君がいなくての西田秘書の愛情はあふれてる・・・
の、かな?
*「お前たちは誰だ!」
上から見下すような声を発したのは鮫島社長。
公平に阻まれたのが気に食わないって感情が鮫島社長に見える。
道明寺にしてもだけど上に立つ人間て、傲慢になるのだろうかと思わずにはいられない。
なんだか、私の周りすごいことになってる。
鮫島社長に公平に深山さん。
F4に囲まれてるときとはまた違う緊張感。
この3人も結構目立ってるって思う。
それに、このホテルの社長が鮫島さんだから、従業員が通るたびに立ち止まって頭を下げられちゃってる。
無反応な鮫島社長の代わりに私はさっきから何度頭を下げてるだろう。
「この二人は私の友達です」
私の声によろしくと手を差し出したのは深山さん。
鮫島社長が深山さんをガン見したのは言うまでもない。
「道明寺・・・代表?」
深山さんから差し出された手を握ることもできずに固まった鮫島社長。
どういうことだ?
説明を聞きたいって顔が私に振り向いた。
「心配しないでください。
別人です。
この人 斑目法律事務所の弁護士さんですから」
何が心配かといえばたぶんこの中で一番焦ってるのは私だ。
道明寺そっくり深山さん。
深山さんから感じる印象は道明寺とはかけはなれているが、これだけそっくりだと落ち着けない。
今にも目がつりあがって軽く口角を上げた口元から怒鳴り声が聞こえてくるんじゃないかと身構えそうになる。
「弁護士・・・」
鮫島社長の声は驚きを隠して自分を落ち着かせようとしてるようなつぶやき。
「ちょっと、相談を受けたから・・・」
公平に対するいいわけ。
「さっきデートって言ってなかった?」
鮫島社長の言ったデートの時間がなくなるにしっかり反応を見せたのは深山さん。
口を尖らせてとぼけた表情で私たちを指さして一歩前に進みでてきた深山さん。
そこ・・・
突っ込むんだ・・・
公平は聞き流してくれたのに・・・
「鮫島さん、好きな女性をうまく誘えないみたいで、どうすればいい女性が喜ぶか教えてほしいってことだから。
本当にデートするわけじゃないの」
声を殺しながら絞り出す私。
「つくしが教えるの?」
無理じゃないのか?
そんな表情の公平が私を見つめる。
気の毒だと言うような表情を私から鮫島さんに公平が向けた。
私だって自分が恋愛下手だッてわかってる。
それでも公平よりましだから!
自分もまだ彼女いないよねッ。
「短時間でも二人だけで時間を過ごせば、それは紛れもなくデートでしょ」
つかみどころのない表情で深山さんがつぶやく。
「僕は真実だけを追及するタイプですから。
もう少し深く掘り下げてみませんか?」
掘り下げるって何を?
鮫島さんの腕をとった深山さんが私たちの前を歩きだす。
「俺たちも一緒に行ったほうがいいよな?」
二人の後ろ姿を眺めながら公平が私に視線をおとした。
こうして私たち4人は一組になった。
拍手コメント返礼
スリーシスターズ 様
この状況を報告したら坊ちゃん仕事にならないってこと西田さんわかってるでしょうね。
絶対こんなメールは送信しないでしょうね。
明石さんをからかう感じでつくしちゃんで大翔君に遊ばせたい!
さてこの4人組どうなる?
これじゃやっぱりつくしちゃんのまわりにいい男があつまる状態になってしまいますね。
F4だけじゃ足りないのか!