0.1% までの恋(すべての恋を終えるまで) 10
セカムズいよいよ今夜最終回。
二次はなかなか更新できてないから終わらなかったなぁ・・・(;^ω^)
一部地域をのぞくの私の居住地では先週のお昼16時から放送がスタートしました。
月曜から金曜まで放送があるので来週が最終回になります。
今日は第四話放送。
こんなに早く放送されるということは人気がある証拠だと思います。
(いつもはもっと待たされる)
この話も早く終わらせたい・・・
坊ちゃんいつ日本に帰国するのかな?
もう帰路についてたりして~。
*胸に輝く弁護士バッチと検事のバッチ。
なんとなく・・・
こそっと外したのは気恥ずかしさから。
弁護士二人に検事一人・・・
そしてホテルの社長。
ファーストフードの店には制服姿の若い子が目につく。
窓から離れた奥まった席でもなんとなく目立つ気がする。
私も数年前までは制服姿で優紀とよく恋バナとかしちゃってたよね。
ほとんどF4の横柄さを語っていた気がする。
F4の話題から突出してビー玉の王子様、花沢類に会えた、会えないの話を嬉々と話してた。
それが道明寺の話題一色になったのはいつからだろう。
好きって感情を自覚するまで随分と優紀を相手に話しこんだ気がする。
4人掛けのテーブル。
私と鮫島社長が並んで座って私の前には深山さんその横に公平が位置をとる。
目の前に道明寺がいる見たいで落ち着かない。
深山さんは私の正面から顔をやや斜めに向けて鮫島社長の話を聞いている。
長いまつげにくっきりとした眉。
どこをどう見ても道明寺がそこにいる。
くるっくるのくせっ毛じゃないストレートのサラサラヘアーで何とか別人だと自分に言い聞かせること繰り返してる。
そうしなければ落ち着けない。
「なんだ、告白まだなんだ・・・」
「一応俺は社長で、あいつは部下だ。
特権を使って迫ったって思われても困る」
「一歩間違えばセクハラだもんな」
男女雇用機会均等法第21条
事業主は、職場において行われる性的な言動に対する女性労働者の対応により、その女性労働者が労働条件に不利益を受けたり、就業環境がその性的な言動により害されることのないよう雇用管理上必要な配慮をしなければならない。
恋愛感情がなければ告白も立派にセクハラとして成立する。
鮫島社長が告白をためらう気持ちも分かる。
「まず、出身は?」
リュックから取りだしたノートを広げて右手にペンを握る深山さん。
留置所の接見の姿を見た気がした。
そこから二人の出会いとか・・・
二人の接点とかの話を鮫島社長からうまく聞きだす深山さん。
「どっちに、しても告白しなきゃ始まらないですよね」
「いわなくても俺の気持ちを理解するとか汲み取るとかあるだろう?」
「そんな態度見せたんですか?」
道明寺が最初に私に見せた好きの態度。
理解できなかったなかったなぁ・・・。
突然車に押し込まれて眠らされてる間に着飾れたり・・・
横柄な命令口調で告げられた日時と待ち合わせ場所。
あれがデートの誘いだと自分じゃ気が付けなかった。
待ち合わせにすっぽかした私を雨の中濡れながらずっと待っていてくれた道明寺。
普段の英徳に君臨する王様の我儘な姿はそこには全くなくて・・・
萎れた花みたいな道明寺がいて・・・
私を見つけて不安そうな瞳が輝いて「おせーぞ」って怒鳴った道明寺が、私が来ないことを心配していた素振りを見せてくれて・・・
あの時キュンと胸が鳴ったことを覚えてる。
長い時間私を待ち続けてる道明寺なんて全く予想してなかった。
道明寺のことを理解できるまで随分とめんどくさかった気がする。
「わざわざ行く必要のない銭湯に行ったり、飲まなくてもいい牛乳を飲んだり・・・
フィットネスではあいつの利用する時間まで待ったり・・・した」
「一歩間違えればストーカーですね」
さらりという深山さんに心外だという表情を鮫島さんが見せながら焦ってる。
悪戯を見つけられてどう謝っていいのかわからない子供のような表情を見せる鮫島社長は私より年上とは思えない素直さ。
仕事じゃ道明寺も鮫島社長も部下にも敵にも隙を見せない剛腕、冷酷だと評価されてる若き経営者。
西田さんにしても、鮫島社長の秘書さんにしてもほっとけないて思えるのはこんなとこなのかもしれない。
道明寺っていろんなタイミングで私を好きだって待つすぐに伝えてくれた気がする。
プロポーズも忘れられないけど、私が結婚で迷っていた時「俺はお前と人生を歩んでいくことに、なんの迷いもねぇけどな」って、言ってくれた。
あの時の私は不安でいっぱいで道明寺の気持ちにうまく答えられなくて・・・
今の私なら私も迷わないって言えるって思う。
「どんな、顔して言ったんですか?」
私の顔を下から覗き込む深山さん。
・・・・?
やたらにんまりしたワクワク感をのぞかせる表情。
もしかして・・・私・・・
無意識に声出していた?
「俺はお前と人生を歩んでいくことに、なんの迷いもねぇけどな」
口元を引き締めて背筋を伸ばした深山さんの声。
「その顔じゃねぇの?」
「教えただろう。お前とつくしの旦那うり二つだッて」
腕組みをして少しうつむき加減から顔を上げた公平が深山さんに顔を向ける。
「あっ・・・そうか・・・」
フッと口元を緩める笑みは柔らかくて道明寺が私だけに見せる気を許した甘い表情を思わせる。
「鮫島さんの場合は、君を愛するのになんの迷いもない。なんて言ってみるとか?」
「え?」
深山さんの言葉に鮫島さんの表情が強張る。
額には冷汗も浮かんじゃってる。
「覚悟を決めて!」
「いわなきゃはじまらない!」
深山さんにつられるように私も後押し。
「告白できない恋もある」
静かに聞こえてきたのは公平の声。
切実さが伝わるような表情と声。
「公平・・・
そんな相手いたの?」
「・・・いるよ」
私を見つめる公平のまなざしが熱い。
そんな公平にちらりと視線を送った深山さんが戻した視線と私の視線がぶつかった。
なんとなく・・・
気まずそうな気配が私たちを包みこむ。
やっぱり・・・
公平って・・・
ソッチ系の人だった?
人の好みにとやかくいうつもりはないけど・・・
ショックは隠せない。
深山さんと公平・・・
道明寺に似てる深山さん・・・
想像したら・・・・
想像するなっ!
まさか公平!
深山さんじゃなく道明寺に好意を持っていたとか?
ある?
嘘っ!
自分の考えを打ち消すようにぶるっと首を横に振っていた。
拍手コメント返礼
やなぎ 様
良いタイミングで読んでもらえてよかったです。
今回遊んじゃってますからね。
公平の告白が自分に向けられたものだと気がつかないばかりか、とんでもない勘違いの方向に行っちゃってますからね。
この報われない恋の行方はますます面白さが前面に出てくる気がします。
りり 様
楽しみが終わっちゃいますね。
まさかの前半での2回のキス~
尻にひかれてしまった鮫島社長が可愛かったな。
司が現れたらお話終わっちゃいますね。
スリーシスターズ 様
拍手コメ投稿エラーにもめげずのトライ、ありがとうございます。
>今回のお話はつくしちゃんの回想シーンも大翔のノートをとるシーンもドラマのシーンを思い出して、松潤と真央ちゃんへの脳内変換が凄すぎてずっとニヤニヤしちゃいました。
実はファイナル見ながら昨日は書いていました♪
つくしちゃんどこまでBL妄想膨れててるのでしょうか?
想像しちゃだめだぞ~
>まい2様とのうさぎ様とおーじ様のコメントは毎回楽しみです。ひ~様との掛け合いも絶妙で! ひ~様のブログはどこを読んでも楽しいですね♪
このコメはお二人に見てもらわねば。
読んでね~。
サッカー勝利おめでとうございます♪