0.1% までの恋(すべての恋を終えるまで) 11
終わってしまいましたね。
どちらも続編があるような終わり方で~
99.9のほうでは小ネタが満載でツィーターのほうでも盛りあがっていました。
出てきた雑誌に書かれていた。
世界で一番飼い方の難しい鯉!?
おっこれはセカムズかぁ
真央大学
おやゆび姫殺人事件
Excuse me? 大翔のセリフはつくしも言ってましたよ。
佐田家族の旅行先はNY
何気にやばいとこついてませんか?
それに気が付く真央潤ファンがすごすぎです。
待ちに待った発表聞けるといいなぁと盛りあがったのは言うまでもありません。
*「おい大丈夫か?」
あっ・・・えっ・・・
公平の問いかけに今意識を取り戻したようなどこか上の空な私。
「ショックだったか?」
不安そうな公平を初めて見た気がする。
「そりゃ・・・ちょっとは驚いたけど」
ちらりと視線を向けた深山さんは公平も私も気にかけてはいないみたいに鮫島社長と話しこんでる。
「僕も、女性とつきあったことないですから」
その言葉に一気に全身の血液が心臓の中に流れ込んで私の心臓を激しく動かす。
いつから男性と・・・
聞けるはずない質問をごくりと飲みこむ。
私の考えは間違ったなかったみたい。
同性愛を否定するつもりはないけど・・・
やっぱりヤダ。
大学から知ってる公平と道明寺とうり二つの深山さん。
知らない相手なら笑って応援するって言えるはずだ。
「おい、つくし?」
私の目の間で公平の5本の指が左右に振られてる。
頬の熱くなった私に同化するように公平の顔が赤くなってる。
「私は気にしないから」
建前で出た言葉。
自分の器の小ささが初めてわかる。
「人の趣味をとやかく言う権利は私にはないから」
「趣味って?」
怪訝そうに首を傾けた公平。
「告白できない恋もあるって公平が言ったよね」
ちらりと深山さんに移した視線をそのまま公平に戻す。
「え?」
私と同じように深山さんをちらりと見た公平がその視線を私にもどした。
そして・・・
気が抜けたようにガクッとテーブルにうつ伏す公平。
そして震えるように両方の肩が笑った。
「鈍感なつくしにしては珍しいって思ったんだ」
ククっと吹き出した声は確かに私に呆れてる。
「ちッち違うの?」
どもる私の声にも公平は顔を伏せたままで、まだ笑ってる。
「さすがにそれは予測してなかった。
俺も検事としてはまだまだだな」
ようやく顔を上げた公平が私に微笑む。
「どちらかといえばこいつよりつくしのほうが好きだぞ、俺」
あっけらかんとつぶやく公平はいつも公平で屈託ない笑みを浮かべてる。
「変に勘違いさせようとしたの公平だから」
「俺は勘違いさせるようなことを言ったつもりはないよ」
そして聞こえたのはため息。
一息を入れるように公平はコーヒーカップを口に運んだ。
「しょうがねぇか」
小さく独り言のようにつぶやいた声はあきらめにも似たつぶき。
じっと見つめる私の前で、深山さんが公平の肩を慰めるようにポンポンと軽くたたく。
真顔になった深山さんまで公平の横でため息を小さくつきながらコーヒーに口をつけた。
3人と別れた後にどっとした疲れが私を襲う。
帰るなりベッドに倒れこむ私。
いろんなことがありすぎた一日。
まぁ・・・
仮想デートでも鮫島社長とデートのまねごとをしなくてすんだわけだし、道明寺に不機嫌に眉をひそめられる状況はなくなったことには安堵できる。
でも・・・
公平には恥ずかしい勘違い。
もう、顔を合わせられないような失態。
否定はしたけどあの二人が一緒のところを見たらまた思いだす危険性はある。
会わないときは会わないのに、会いだすと頻繁に遭遇してしまう。
しばらくは事務所から出ないようにするって手もある。
そんなことを思いながらウトウトとする気持ちよさの中に落ちていった。
拍手コメント返礼
スリーシスターズ 様
つくしちゃんの勘違いでもうちょっと引っ張ろうと思っていたのですがドラマも終わったしそこまで長く書くつもりはないからとの結論で勘違い長続きさせませんでした。(笑)
もう終わりというご意見もちらほら。
BLに妄想を走らせていたのはつくしちゃんだけじゃなかった様です。
ドラマの小ネタ探し、違ったドラマの楽しみ方見つけちゃいましたよ。
みなさん何度リピしてみつけるんでしょうね。
最後の唐辛子飴もTOGARASIとなっていたとかの情報もいただきました。
続編も期待しちゃうな。
りり様
事件ものならたくさんお話作れますよね。
原作がない強みもあるからいろいろ遊べそうですしね。
ドラマの続編に私も期待してます。
やなぎ様
映画の雰囲気の二人、あれはつきあってるだろうと感じた一人です。
10年愛応援しちゃってますよ。
真央潤好きはうちの常連さん多いですよ。