ANSWER 45
最近ジュニアのお話はカメ更新で申し訳ないです。
楽しみに待ってますといただくたびにドキドキとしています。(笑)
恭介君出してくださいのお願いも・・・(;^ω^)
もうすこしお待ちくださいね。
言わなきゃ、収まらない。
何を?
自分がどう怒りをぶちまけようとクッと片方の口角を上げてかるく笑われるだけのような気がする。
それでも、文句の一つも言わなきゃ収まらない。
なに邪魔してんだよ!
親父には関係ないだろう!
そう言えば気分的にには少しはおちつく気がする。
「翼・・・」
「翼!道明寺!」
後ろから何度も自分を呼ぶ声に部屋を飛び出して10メートルは歩いたところで気が付いた。
振り返って見えたのは怒ったようなすずの顔。
怒ってると思ったのはほんの一瞬、不安そうな瞳が俺を見つめてる。
俺の後を追って追いかけていたのは佑でも舞でもなかった。
そのことにほっとしたような、気まずいような、そんな感情が俺の胸の奥で渦巻いてる。
「舞たちと待ってろよ」
命令的な俺の口調に反論するようにつかつかとすずが俺の近づいてくる。
「ことの顛末はわかったからもういいんじゃない?」
「いいわけねぇだろう」
感情のままに吠える俺にすずが唇をキュッと噛むのがわかった。
「ごめん・・・」
結局俺の親だけじゃなくかかわっていたのはすずの父親も同罪。
その引け目がすずにもあるみたいだ。
すっと動いたすずの指先がギュッと俺のシャツの裾をつかむ。
モジッと動くその指先が何度も俺に謝るすずの気持ちを映しだしてるように思えた。
今更自分の感情のままに最上階執務室までいくことなんてできそうもない。
「翼とこのまま会えなくなるんじゃないかとすごく心配になったけど・・・
ほんと、どうしようもないね」
視線を上げて俺を見上げてくるすず。
唇が震えながらも必死で笑みを作ろうとしてるのがわかる。
「今回の件は俺もお前も悪くないから」
謝るな。
そんな気持ちですずを抱きよせた。
無抵抗な身体はすっと俺の胸元にすいこまれる。
ぐすっと鼻を啜るような音が小さく聞こえた。
すずのことが好きだと気が付くまで本当に自分の気持ちがわからなくて・・・
ただ好きだと俺の外見だけで近寄ってくるやつとなんとなくつきあっていた俺。
別れようといわれてもなんとも思わなかった。
すずだと違うんだ。
すずとは連絡が付かないだけで心が浮足立っていらついて不安になった。
もうつきあえないっていわれた時、何が何だかわからなくて・・・
わかりたくなくって・・・
自分の身体半分がもぎ取られていくような感覚に立ってるのが不思議に感じた。
こんなに必死になったの初めてかもしれない。
「ほっとしたら、涙が出ちゃった。ごめん」
俺の胸元をすずの両手が押してすっとすずの視線が上に向いた。
「どんな邪魔されても俺たちが勝つ」
「勝つって・・・勝負じゃないから」
くすっとすずが小さく笑みをこぼした。
「誰にも邪魔せねぇ」
誰に宣言するわけでもなく声を上げる。
「ちょっと、声が大きいよ」
慌てて俺を止めるようにすずが焦ってる姿がうれしくなってきてる。
「何騒いでんだよ」
佑と舞がようやく部屋から出て来たようだ。
「もう、こんなとこにいる必要ないわよ。
パパには勝手にやらせておけば、そのうちママから愛想がつきたっていってもらえばそれでおとなしくなるって思う」
俺の怒りより舞のほうが上っぽい。
舞の考えた父さんへの仕返しの計画は結構爆弾級かもしれない。
母さんに宣言されて慌てる父さん。
想像できるから俺の気分も晴れる。
俺がどんなに悪態をついても父さんをやりこめるはずはないから。
「佑と舞も邪魔されないようにするためにしっかり防御する必要ありかもな」
「そうよ、防御が最善の攻撃になるからね」
楽しそうに笑う舞。
舞が一番強敵かもしれない。
そう思った俺と佑の視線が偶然にぶつかった。
拍手コメント返礼
りり様
つくしに詰め寄られたら司君すぐにでも撤退しそうですよね。
スリーシスターズ様
お気に入りは翼くんでしたか。
一番司に似てる気がするんですよね。
たぶんほっとけないタイプ♪
金田一少年に明石さんでていたんですね。
そのころは全く潤君に興味なかったからなぁ~
金田一見てないんですよね。
レンタル店に借りに行ってこよう。
楽しみなドラマ終わっちゃいました。
どちらも続編希望したい。
ごえもん 様
つくしだけじゃなく舞ちゃんとセットで家を出ていくのっていかがでしょう?
司どうするかしら?
アーティーチョーク 様
別居、離婚を盾にしても意外と司落ち着いてるかもしれませんよ。
「お前、俺と別れて生きていけるわけねぇだろう」なんて発言聞けるかも?
うんうん、翼もやっぱり司の息子ですよね。
愛したら一筋~