0.1% までの恋(すべての恋を終えるまで) 15

司VS鮫島社長。

鮫島社長がつくしちゃんに気のないのは明白なんですけどね。

司君どうしようもなく独占欲が強いやつですからね。

つくしちゃんのすべては俺のものなんでそこのところ鮫島君わかっているかな?

恒例の・・・

いつから恒例?

まい2様のコメ。

今回も楽しませてもらっちゃったぞ~

鮫ちゃんが来たーーーー!

嵐の予感がぁぁーー!ぐふふ( *´艸`)♪

から始まる楽しすぎるコメ♪

つくしさんには大変にお世話になりまして、公私ともに上向きになりました。

特にプライベート!

デートの心持を手取り足取りご指南いただいたおかげです。

やっと・・・///好きと気持ちを伝えることができ、彼女も、たぶん・・・///だと思います。

つくしに世話になった?

好きだと告白?

世話・・・なんの世話だぁぁーーー?

つくしさんを通して深山さんと知り合ったんですが・・・

道明寺さんって、双子じゃないですよね?

西田!

聞きまつがいじゃないよな?

出張疲れで耳までおかしくなったのか?

お・・・俺は・・・めまいがしそだぁぁー!

こんな展開もあり?

 *

「アポイントも取らずに押しかけたことを許してください。

仕事抜きで会いたいと思ったもので」

ソファーから腰を上げてにっこりとほほ笑みを見せる鮫島零治。

仕事抜きで俺と話す内容なんてねぇだろう。

それもこんなに早い時間。

と、いっても10時前。

執務室で報告の書類に目を通したら少しばかりの時間を利用してつくしの事務所に顔を出そうと思っていた。

その貴重な時間をつぶされた格好だ。

「先日偶然、うちのホテルで代表のお母様と奥様にお会いしました。

実にかわいらいい方ですね」

かわいいの表現はお袋じゃねぇよな?

ピクリと動いたこめかみが細胞レベルで嫌な予感を察知してる。

他人のホテルで何やってんだ?

部下から報告を受けたのはこれか。

でも一番大事な俺以外の男とあっていたって報告受けてねぇぞ!

相葉!千葉!

お前らがそんなヘマをするとは思えない。

俺に報告できなかったことがあると思ったほうが自然な流れだ。

「何か、気に障ることでも言いましたか?」

俺の不愉快さを察知したような表情を鮫島が見せる。

「いや・・・何でもねぇ」

妻を可愛いとほめられて気分を害したなんて思われたらシャレにならないしな。

「お聞きしたいんですが、・・・

どうすればお金に惑わされず媚びない女性を手に入れることができたんですか?

最近好きだと意識した女性が実はそんなタイプで・・・

出会った時はなんだこいつって思ったんですけどね」

照れたように頬を染めて口元を緩めてみせる鮫島。

なんだこの生意気なちんちくりん。

牧野を初めて見た時の俺の印象。

気が付けば気になっていた。

最初は俺もつくしに感じるもやっとした感情が何なのかわかんなくていらついたんだよな。

それは高校の頃のガキの頃の話。

・・・・で。

目の前で頬を染める男は30を過ぎたホテルの経営者。

見せる純情な仕草は幼さを残す。

こいつのホテルを傘下に入れるのは楽なんじゃね?

「バカで、わがままな自己中でも惚れてもらえるのは奇跡みたいなものです。

つくし様も心が広いと私は感動しましたけどね」

テーブルの上にコーヒーをお気ながら西田がつぶやく。

「惚れてるよ。

バカで、わがまま自己中の道明寺に惚れてる」

「俺に惚れてるだろう?」

強気で攻めた俺に泣きながらそう言い放った牧野を強く抱きしめた俺。

それは、俺が日本を離れる日の出来事。

西田の言葉からは思いだしたくもねぇ。

俺たちの大切な思い出をお前が口にすんじゃねぇよ。

「自己中でも惚れてもらえるんですね」

スーツの内ポケットから取り出したメモ帳に鮫島はペンを走らせる。

書くなっ!

「つくしと会ったって、どの程度?」

「程度って・・・?」

ペンを動かす鮫島の動きを止めるように右手をぐっと俺の右手がつかむ。

「頼みを聞いてもらったんです。

つくしさんには大変にお世話になりまして、公私ともに上向きになりました。

特にプライベート!

デートの心持を手取り足取りご指南いただいたおかげです」

はぁ?

デートの手ほどき?

つくしが?

手取り足取り指南した!?

腕を組むとか・・・

こいつの首に腕を回したとか・・・

身体を寄せあうとか?

なんか・・・

ありえねぇし似合わねぇピンク色の妄想。

それは今朝まで俺に見せたあいつの媚態と重なる。

「やっと・・・///好きと気持ちを伝えることができ、彼女も、たぶん・・・///だと思います」

彼女もたぶん!

彼女って、つくしじゃねぇよな!

グニャリと俺と鮫島の右手の中で手帳が折れ曲がる。

「西田、俺は出張で耳がおかしくなってんじゃねぇよな?」

「おかしくはなってないと思います」

相変わらずの起伏のない落ちついた声が俺の後ろから聞こえた。

「そのデートの手ほどきの内容を詳しく教えてもらおうか?」

俺は地獄の底から響くような声で鮫島を脅していた。

拍手コメント返礼

スリーシスターズ 様

司も朝までいちゃこらしてたんだからドーンと構えたらいいんですよね。

本当にねぇ~

確かにいいスパイス(^^♪

まだまだ楽しいスパイスを辛く絡めて料理してもらいましょう。

腕を振るうのは深山君だったりするかも・・・

新作いろいろ考えます。

駿君のお話も準備中ですしね。

題名が決まったら直ぐにでもUPするんですけどね。

いつものごとくこれが一番悩むんです。

8月中に新作の連載が始められたらと思っています。

りり 様

深山君ここでは恋愛専科変更してもらうとかありですか?

刑事事件専門だと無理があるからなぁ~。