0.1% までの恋(すべての恋を終えるまで) 23

おはようございます。

さぁ!早くこのお話終わらせなくっちゃ。 ← 何度目の宣言だ~

終わるのだろうか・・・(;^ω^)

更新が以前の半分のペースなのでなかなか終わらない。

一日2~3話Upしていたころの精力がない。

来月はいよいよ7周年を迎えます。

よく続いてるな・・・。

何か企画をと考えています。

こんな場面が見たい!

なんてリクに合わせてお話を作るというのはどうでしょう?

もう1か月きっちゃってるんですけどね。(;^ω^)

 *

「おっ、見えるッ」

「見えますか?」

「少しは・・・」

完全に目隠ししたはずのブラインド。

わずかに下まで閉まらずに5㎝上で止まっている。

執務室から代表が飛び出してそのあとを程よい時間を計算して迎えに出向いたのは今から10分前。

居場所が予測できるのは秘書としてはありがたい。

身体をブラインドのごとく収縮させて膝を腰をたたんで身長を低くしたのは代表ではなく鮫島社長。

「道明寺さんが椅子に座って、その上に・・・座った・・・」

感動で高揚してるその顔が実況しながら後ろを振り向く。

代表の膝の上につくし様が座らせられたという状況を把握する。

その声につられるように腰を屈めたのは甲斐弁護士。

つくし様・・・・

しっかり最終チエックしていただけないでしょうか。

詰めが甘いのもあの方の魅力といえば魅力なのですが・・・・

そこはつくし様に対応する坊ちゃんも一緒といえば一緒。

代表が直ぐにつくし様に触れたがるのは特に珍しいことじゃない。

周りを気にせず抱き付くのは海外生活も長いということで納得してもらうほど海外に活動を移してるわけじゃない。

つくし様を自分のものだと見せつけるための行動とも言えなくもない代表の独占欲。

おかげで夫婦仲は円満の噂には事欠きません。

「つくしちゃんじゃなくても拒めないかも・・・

俺でも座りたくなる」

つくし様以外が座ったら・・・

それは無理でしょう。

座る前にぶん投げられる甲斐弁護士を想像。

「俺にあれ、できるかな?」

羨望と願望が交わる表情で鮫島社長が想像力をかきたててるのはわかる。

「無理だっ」

2分後ガクッと肩をおとした鮫島社長。

その顔を見ながらぷっと声を吹いたのは深山弁護士。

「あっ、君が見本を見せてくれ!

姿、形はそっくりだから雰囲気はしっかりつかめるかもしれない」

「俺?」

きょとんと口を丸くして人差し指を自分に向ける深山弁護士。

代表の醸し出すニヒルな色気というか・・・

人を威圧する雰囲気・・・・

あれはなかなか真似できないというか・・・

顔が似てても雰囲気が違う。

どこかとぼけたような人を食ったような雰囲気はまた代表とは違うオーラ。

それに背中に背負ってるリュックが・・・

ほんわかとした雰囲気まで背負ってるから一味違う。

「誰を座らるんですか?

ここで女性といったら・・・」

一斉に視線を向けられたのは松山弁護士。

「えっ?私?

無理です」

反転させた姿はコツコツとパンプスの歩く音を刻んで自分のオフィスの中に消える。

消えたその部屋の透明な窓から気になるようにその姿を見せた。

「座ります?」

来客用のソファーに座った深山弁護士が声をかけたのは松岡公平。

「あぁ」

そう言って座ったのは深山弁護士の隣の空いた席。

「そうじゃないんだよな」

ぼっとつぶやく鮫島社長は深山弁護士のもう片方に空いた隣に座る。

3人掛けの長椅子が横並びで埋まった。

なんとなく和む雰囲気。

真ん中が代表ならあり得ない状況。

「これなら、膝に頭かな?」

深山弁護士の膝に頭を載せる鮫島社長。

「何かが・・・違う・・・」

どう見ても気分が悪くなった鮫島社長が深山弁護士に倒れたようにしか見えない。

「ギャッ!

何する!」

驚く表情で深山社長の膝から飛び起きた鮫島社長。

その右手が左耳を抑え込んでる。

「どいてほしかったので」

さらりと人を食ったようなとぼけた口調で深山弁護士はつぶやく。

どうやら鮫島社長の耳に深山弁護士が息を吹きかけたようだ。

耳が弱いのはうちの代表だけじゃないということか・・・。

「くくっ・・・」

押さえこんでいた笑いをこらえきれないように松岡公平が声を上げた。

「見られないものを見てる気がする・・・」

そう言ってまた松岡公平は笑い声をかみ殺す。

そろそろ個室から代表に出て来てもらわなければ収拾がつかなくなりそうな気がする。

大きく息を吐いて私は代表を呼び戻すためにドアの前に立った。

膝の上の体勢からあまり進展がないことを願いながら。

 

拍手コメント返礼

スリーシスターズ 様

この四人自然とコントを繰り広げてくれそうな気がします。

甲斐君もいい味出すんですよね。

そこを西田さんが語るってなかなかのものだと勝手に思って書いてみました。

この四人の収集をつけるのはいったいだれだろう?

7周年リク。

つくしちゃんの嫉妬かぁ~

司はつくしちゃんに惚れてるモード全開ですからね。

出し惜しみしないしなぁ~

年齢はどのへんで行きましょう。

結婚前?後どちらがご希望ですか?

りり 様

このお話のオチが思いつかずずるずると更新しています。(;^ω^)