ある日の一コマ(つかつく編22)
FIGHT!! 16からの続き一コマ
ある日の一コマ(つかつく編 21)につづく勘違い的なお話の第2弾です。
*使用人:「おかえりなさいませ」
司: 「俺が帰ってきたのつくしに知らせるな」
使用人:「いいんですか?」
司: 「こっそり帰って驚かす」
使用人:「わかりました」
前触れなし表れて後ろから抱き着く。
キャーっとおどろいてふりかる表情が嬉しそうに変わる表情がたまんないんだよ。
カチャ。
ゆっくりドアノブを回して・・・
話し声?
誰か来てるのか?
壁が邪魔でソファーに座ってるはずのつくしの姿は見えねェし・・・
つくし:「大丈夫?」
大丈夫って・・・つくし以外に誰かいるのか?
壁に沿って一歩足を進める。
部屋の明かりが足元を照らす。
つくし:「この辺?」
「硬くなってるけど・・・」
足音を消すようにゆっくりと体重を移動。
ふわっとした絨毯に沈む靴。
慎重ぎみに足を進めなくても足音なんて消えている
なのにこの緊張感。
つくし:「気持ちいいの?」
「ダメよッ」
「そんなに触らないで」
硬くなってる!
気持ちいい!
ダメっ!触らないで?
何やってんだ!
つくしの隣に類!総二郎!あきら!
いたらどうすんだ!
つくし:「あっ・・・」
「冷たいッ」
「ヤダッ、もっ」
「白いの拭かないとべたべただよ」
なんて声あげてんだよッ
昼間の情事つーか夕方だぞ!
司: 「おい!」
つくし:「あっ、帰ってたんだ。おかえり」
「?」
「怖い顔してるけど、何かあった?」
司: 「何かって・・・」
「・・・」
この部屋にいるのって・・・。
駿とつくし?
駿: 「おかえり♪パパ」
司: 「あっ・・・ただいま・・・」
つくし:「今度はなに気の抜けた顔してるの?」
司: 「気の抜けたって・・・」
「なにしてたんだ?」
ドキドキさせる会話してるし・・・。
すげー心臓に悪い会話してたんだぞお前らッ
変な妄想してしまったじゃないか。
その相手が駿じゃ、俺はバカだぞ。
言えねェ~つーかバレタラ大笑いされそう。
つくし:「なにって、折り紙」
折り紙で硬いとか気持ちいいとかあるのか?
つくし:「駿がノリを出し過ぎて固まって硬くなってるのを無理に色紙につけるんだもん」
「べたべたノリを触ってそれが気持ちいいみたいなんだよね」
「駿の両手を見てよ」
司: 「確かに糊がべったりだな」
確かに白いし・・・濃厚な白い液体
俺の想像してたのはもう少し薄いか?
つくし:「その手で私を触ってくるんだもん」
「嫌でしょ」
駿: 「キャッ♪」
つくし:「駿!キャッじゃないわよ。嬉しそうな顔しないの」
司: 「お前も楽しそうじゃん」
ドキリとした心臓はつくしの向ける表情に別な意味でドキリとしてる。
駿・・・
まだ寝ないよな・・・。
拍手コメント返礼
b-moka 様
司と駿クンとの張り合い。
こんな張り合いならつくしは楽しいだろうな~と思っています。
似てるものって何がある?
糊!
思いついたら速攻で書き上げてました。(笑)