ある日の一コマ(つかつく編 10)

今回は新婚編とでもいうところでしょうか(>_<)

*

つくし:「朝だよ」

司  「ん―つ、気のせいじゃねぇか?」

 

つくし:「気のせいって・・・」

    「雨も降ってるみたい」

司:「ならもう少し寝てろ」

つくし:「寝てろって・・・もう眠気なんて覚めてるし」

司:「俺がまだ起きたくねぇんだよ」

  「たまにはゆっくりベットで1日中過ごすのもいいんじゃねぇか?」

つくし:「キャーツ!押し倒すなッ」

    「起きる!」 

司:「うだうだ言うな」

つくし:「うっ・・・そんなに抱きしめられたら動けない」

司: 「これがいいんだ」

   「お前抱いてると気持ちいいし落ち着くだ」

つくし:「なに、すり寄ってるのよ。子供みたい(//////)」

    「なんだか安眠枕になってる気がする」

司:「ここ数日忙しかったからゆっくり寝ていたい。寝不足だしな」

つくし:「寝不足って言う割には元気そうだけど。たまにはこんなのもいいね」

司:「こんなのって?」

つくし:「抱きしめてもらってるだけで幸せな気分になれる」

司: 「・・・」

   「その言い方は気にくわねぇな」

つくし:「ん?」

司:「なにもしない方がいいって聞こえるぞ」

つくし:「なっ、なななにうつぶせにするのッ」

    「手も束縛しないで、動けない」

司:「眠気覚めた。責任取れ」

つくし:「起きればいいでしょう」

    「あっ・・・やっ」

    「どこ触ってるッ」

司:「なにもしない方がいいか?」

つくし:「聞くなッ」

司:「熱くなってる」

つくし:「・・・んッ」

薄く開いた唇からこぼれる甘い吐息

体温が重なって・・・

まじりあって・・・

同じ熱さになる感じがたまらなく愛しい。

このベットの中から抜け出せそうもない。