逆襲のファンタジー 11

いよいよ最初に翼君の元に現れるのはだれなのか!

予想は当たってたでしょうか?

さてどうなるのかしら?

大雨程度で終ればいいけどなぁ。

PWの御連絡

本朝8時までに申請されたかたには返信してますのでご確認をおねがいします。

現在、LINEは全キャリアにおいて18歳未満のID検索が不可能になっているそうです。

年令確認をする必要があるようです。

設定方は こちら

「もう、目移りしちゃうな」

両手に抱き締めた男の子と女の子のダッ〇ーのぬいぐるみに頬を寄せる光景はお店の中のあちこちで見かけることが出来る。

大人でもそれが浮かないのが夢の国の力。

「その割には手当たり次第に買ってますけどね」

「こんなに大勢で遊園地に来るのって久し振りだよ。楽しまなきゃ」

「大勢といっても私と滋さん二人なんですけど」

「あれ、みんなは?」

「もうとっくに散らばってます」

誰を追いかけるか迷ってるうちに俺は取り残された。

だから遊園地の護衛なんて嫌だったんだ。

それもばれない様にターゲットには内緒って・・・

もともと今日の配置は俺はつくし様で、仕事のスケジュールが空いたと思ったら、人手がいるの西田秘書の一言でこっちに回された。

いつも俺とタッグを組む千葉は休みだしなぁ。

それも灰原とデート。

隠してたつもりでもバレバレ。

デレデレの顔で空いた時間に遊園地のチケットをひっきりなしに取り出してみてれば誰でもわかる。

同じ場所のあいつを探して合流させるか。

なんて意地悪な考えも頭を持たげてる。

この二人を護衛してればそのうちこの二人につくし様が合流すると踏んだのにいまだにその姿は現れない。

司は駿くんと一緒だしほかの子供達もそれぞれ心配ないし、つくしに連絡を入れて久々に女子で盛り上がろうといった計画はどうなってるんですか?

さっきから俺が見てるのは二人の止まらないショッピング。

値札を見ることなく買い物を続けるのは、金持ちだよな。

「ねぇ」

え?

ようやく買物を終えた二人が突然お俺の前に立つ。

「確か・・・司のところのSPだよね?千葉?」

「相葉です」

どっちでもいいけどって表情で見られた。

「お休みなの?」

「滋さん、お休みなわけないじゃないですか。

ここに男一人でさっきからずっといるんですよ。

私達にまでSPを配置するってさすがですね」

いや・・・

別に・・・

俺は・・・

あなた達を護衛してたわけじゃ・・・

「ハイ」

ガシッと持たされたのは購入された品物入りの袋。

両手がふさがってしまった。

「つくし様と合流しないんですか?」

投げやりな言い草になってしまってる。

つくし様の載せたヘリ南東の方に降りたと連絡が入ったのは10分前。

ここから数ブロック離れた別なエリア。

「つくし着いたの?」

「先ほどついたはずです」

「なんだ、早く教えてくれればいいのに」

いや・・・

俺が側にいるのは秘密でしたから・・・

「司と合流してるのかな?」

「お二人の居場所は離れてますから、まだ会ってはいない筈です」

代表には青色のキャラクターの帽子をかぶったベテランの俺の一つ上の先輩がついてるはず。

俺のシマシマ虎の被り物よりはましだと思う。

どっちももう良いおっさん。

彼女ずれでもなくて、子供ずれでもない俺達にこんな恰好。

別な意味で目立つ。

30歳過ぎてんだぞ!!!

「そうなんだ」

見合った彼女らの瞳が怪しく光った気がした。

「つくしを私たちが連れまわして司に会えないようにしちゃう?」

おいおい・・・

それ、俺達にとっては冷や汗ものだ。

今日はこれ以上疲れたくない。

「牧野つくし様。3歳の男の子翼君がお待ちでございます。

サービスカウンターまでお越しください」

頭の上のスピーカから流れたアナウンスの声。

「牧野つくし?」

キョトンとなった顔が何かに気がついたように瞳が輝く。

懐かしい名前ですね。

二人の婚約時代から俺はそばにいるんだよな。

感傷に浸ってる場合じゃない。

なんで牧野つくしの呼びだし?

道明寺つくしの呼び出しは気がつく人は気がつくはずなのでその対処?

3歳になったばかりの翼様にそんな配慮が出来るはずがない。

間違って親の名前を覚えてしまってるんだな。

「牧野つくしだって~」

「たぶんあの3人が牧野って今でも呼んじゃうから翼はそのまま覚えてるのね」

向かい合って手を叩いて喜んでいる二人。

「司が青スジたたてて走ってそうだよね」

「さっき、みんなが集まって、父親の態度をとっていた道明寺さんは滋さんばっちり撮ってましたよね?」

「今度は、別な角度の道明寺さんがが撮れるかもしれないですね」

俺・・・

見たくないです。

「今の呼びだしの場所ってここの近くじゃない?」

二人が店の中から窓を突きぬけて視線を伸ばす。

道を挟んだ向かい側。

千葉!?

思わず相棒の名前を叫びそうになった。

拍手コメント返礼

こ茶子 様

お久しぶりです。

子供がいない!

子育てした方なら有りますよね。

ちょっと目を離したすきにいなくなるちびっこ。

うちの娘は迷子の呼び出しのお世話になったことはないんですけどね。

いつも応援ありがとうございます。

こ茶子様のお話も楽しませてもらってます。

やっと来週から落着けそうなのでお話読みに行けると思います。