エイミーの恋愛レポート

 皆様こんにちわ。ご機嫌如何ですか???
私はヒッタイト帝国第二皇女エイミともうしますわ。
ココで少し私の家族構成を紹介いたしますわね。
まずは、お父様。お父様は近隣諸侯まで賢帝と名をはせるタバルナ(皇帝)カイル・ムルシリ。
お母様は、女神イシュタルの化身と評判のタワナアンナ(皇妃)ユーリ・イシュタル。
そして賢帝と女神の第一子として又皇太子としても将来を期待されているディルお兄様。
第二皇子のピアお兄様は武官としてこの得長官の座を約束されているの。
第一皇女のマリエお姉様は、お母様譲りの黒髪黒い瞳象牙色の肌をしてらしていて、しかもとっても美しいの。
帝国中の殿方の憧れの的ですの。
でも活発なお母様とは正反対のおしとやかな方なの。(引っ込み思案というか消極的というか)
そして、シンお兄様。シンお兄様はとっても頭の良い方なの。
私、シンお兄様にお勉強を教わった事がありますの。
そして今の末っ子は私。
私とピアお兄様はお父様譲りの琥珀色の髪をしているの。
瞳は、ヘイゼル色なの。シンお兄様は、黒髪に白い肌なんですの。
さあ本題に入らせていただきますわね。
この頃マリエお姉様の様子が変なんですの。
何かこう誰かに想いを寄せている様なんですわ。
誰なのかしら・・・??
でもお姉様ってすッごい消極的な方なんですのよねー・・・。
まあ、お姉様ならどんな方でも選り取りみどりだとはおもううけれど。
デモ!
かわいい妹としてはお姉様には本当の恋をしていただきたいわ。
皇女としてはでなく普通の娘としての。
よーし!!お姉様に聞かなくっちゃ。
私の性格はお母様譲りですの。
一度きめた考えはつらぬきとうしますわ。
「マリエお姉様ー。何処にいらっしゃいますの????」
私は後宮中に響く声でお姉様を呼びましたの。
「なあに??エイミ。大きな声を出して。はしたないわよ。そんなに大声をださなくったってわかるわよ」
お姉様はお部屋で書物をお読みになっていらしたのね。
にしても何かヘンだわ。
そういえばなんか今日のお姉様いつもと違うわ。
いつもならもっときつい口調で起こられるに・・・・???
なぜか今日のお姉様は、いつもより優しい口調だわ。何かいいことでもあったのかしら???
「お姉様。私お伺いしたい事がございますの。」
「なにかしら???わたしが答えられることなら答えるわよ。」
ふーん。
ならもう単刀直入に聞いた方が早いわね。
私まどろっこしことって嫌いよ。
「お姉様。お姉様には好きな殿方はいらっしゃいますの???」
「イ・・いきなり何を言うのよッ!!エイミッタラ!!!/////////」
ふふやっぱりね。
お姉様かなり動揺してらっしゃるわ。
私のよみはあたったのね!!!!
「誰ですの?お姉様!!!教えてくださいませ!!もしかしてギュゼル様のところの次男のオニキス様???それともハレブの伯父様の長男のジムナスティ様??」
私は身近にいる皇族の方の名前を挙げましたわ。
それもルックスのよさもふまえて。
お姉様ってファザコンの気がありますから。
顔とかもお父様に引けを取らない方に想いをよせておっれるかも知れないわ。
「-・・・誰にも言わないって約束できる????もちろん!!お父様やお母様ディル兄様ピア兄様シンやハディたち後宮女官にもよ!!!!」
「できます!!!ですからお姉様教えてくださいませ!!さっき申し上げた方のなかにいらっしゃいますの????」
よーし!!ここまできたらとことんききだしちゃうんだから!!!