☆ 愛してると言わせたい 26 + α

『愛してると言わせたい』side storyの第5段です。

第5段と言っても 26 の合間のお話という感じでしょうか。

実は一度は書くのをやめて没にした作品なんです。

時間がなくてここ数日はUPがなかなかできなかったので、ちょいと表に出すかと急きょUPしてみました。

少し自信がない作品でありますが、たっぷりとUPできるまでの時間つぶしに読んでもらえればと思います。

消化不良気味ですが新年早々の御目汚し(^_^;)。

お年玉と思っていただけたら嬉しいな♪

 *

抱きしめる様に伸ばした腕。

ふと唇に触れる肌。

朝の冷気に冷たくなった頬に、鼻先をわずかに押し当てる。

わずかに開いた瞳の先に直に映る緩やかなカーブを描く額。

伏せた睫毛。

すらっと伸びた鼻筋。

かすかに聞こえる呼吸音。

存在を確かめる様にもう一の自分の鼻を・・・

唇を・・・

弾力のある頬に押し当てる。

嫌がる様につれなく背中を向け寝返りを打たれてた。

背中ごと抱きしめて足を絡める様に牧野の身体に巻き付ける。

身体ごと全身で体温の温もりを感じてる。

目覚めた時に・・・

俺に抱きしめられたまんまのお前がどんな反応を示すのだろう。

記憶が戻んなくてもかまわない。

ただ・・・。

ただ・・・。

欲しても欲してもやまない思い。

だから・・・

お前からもう一度愛してると言わせたい。

*続きの部分からはR18 禁です。

年齢に満たない方はお控えください。

成年でも、そのような表現がお嫌いな方はお戻りくださますようお願いいたします。

我慢できなくて、抱き寄せてしまってた。

壊れちまうと思える様に高鳴る鼓動。

牧野に聞こえてしまってないだろうかと不安になる。

俺を見あげた牧野の顎をそっと指先で持ち上げた。

唇に触れる牧野の温もり。

「ダ・・・メ・・・」

唇の中の言葉を飲み込む様にわずかに開いた口元から舌先を忍びこませた。

「んっ……」

熱い熱を伝える口づけ。

ぎこちない感じに舌先が触れ合う。

離れそうになるその舌を逃さない様に吸いついた。

ギュッと胸元で握りしめられていた牧野の拳が指先から力が抜けていくように緩やかに開く。

力の抜けた身体がおれの腕に預けられてきた。

すべてを投げ出すように・・・。

「嫌ならいくらでも殴るなり、蹴るなり、外に放り出すなりしてくれてもいい」

否定の言葉に対応する心の余裕なんて全くないはずなのにそうつぶやいたのは精いっぱいの強がり。

俺の指の動きをけん制するように動ごく牧野の指先から力が抜けた。

俺を受け入れてると喜優する心のうち。

こいつにはどう伝わるのだろうか・・・。

その指先をそっと自分の手の中に包み込む。

それを合図の様に口づけは激しさを増す。

そっと触れた胸元。

膨らみを手のひらで包み込む。

指先でもみしだきながらわずかに牧野の口元から洩れる吐息に煽られていく。

抱きかかえた身体をベットへと運んで横たえた。

少し体重を乗せる様に預けた身体。

その下で閉じた睫毛がわずかに震えて潤んでる。

初めて牧野を抱いた時もこんな不安を与えていたのだろうか?

あの時は俺の方もいっぱいいっぱいで・・・。

牧野の気持ちを推し量る余裕なんてどこにもなくて・・・。

ただ欲望を押しつけていただけかも知れない。

今なら、こいつの不安が手に取る様に分かる。

戸惑いを押しやる様に何度となく唇を揺らすようにキスを落とす。

シャツを脱がし半裸にした胸元に指をはわせた。

「どう……みょう……」

とぎれとぎれの息使いに俺を呼ぶあいつの声は弱弱しくて、今にも消え入りそうで儚く心の奥に染みいる。

緊張を解きほぐす様に指先は乳房をなぞる。

軽く弾じいた瞬間に背中がピクッと弓なりに反応した。

「・・・キ・・ス・・して」

自然に漏れだす甘い声を隠す様に牧野が俺の背中へと両手を回してしがみつく。

キスの代わりに牧野のパンティの上からゆっくりと指先でなぞる。

牧野の顔の横にもう片方の手をついて身を支えながら、そのままゆっくりと体を伏せていった。

反射的に閉じた牧野の瞼をそっと唇で触れる。

「やッ・・・」

パンティーの中に滑り込ませた指の動きをとがめる様な響きのある声。

その声を呑み込むように唇を塞ぐ。

離れた唇は頬を滑り耳朶を噛む様に唇を移動させた。

花弁に触れる指先は十分すぎる潤いを感じ取っている。

身体をささえながら身を重ねてる腰を牧野の脚に擦りつける様に動いた。

俺の高まりを生地の上からも感じとった牧野はかぁっと頬を赤く染めた。

指先で先端の孔をゆっくりとこじ開ける様にゆっくりと差し込しこんで愛撫する動きにわずかに苦しそうに眉をしかめる。

奥からじっくりと漏れだす愛液がジュクッと微かな水音を立てた。

「大丈夫だから・・・」

牧野に言っているのか自分に言い聞かせてるのかわかんねぇ感情。

自分を奮い立たせるように自分自身を牧野の潤い始めた花弁に当てがってゆっくりと潤いの中へ沈めてく。

「あっ・・っ」

悲鳴じみたわずかな声も甘い嬌声へと変わる。

その声に促される様に俺の動きも激しさを増す。

深く・・・

果てしなく・・・

永遠に・・・

つながっていたい感覚を探る様に身長に入り込んでいたはずなのに最奥まで届いた瞬間に打ち寄せる快楽の波に飲み込まれる。

たまんねぇ想いをすべて打ちつける様にこいつの身体の中におぼれてる。

無我夢中で打ち果てた。

やっぱ・・・

最後まで冷静には対応できねえらしい。

拍手コメント返礼

里ちゃん 様

満足頂けてうれしいです。

あいーしおー 様

pwご利用ありがとうございます。

子供に隠れて・・・

私もこそっとしながら隠れて書いちゃってます。

読むのも書くのも大変なんですよね。(笑)