ごめん それでも愛してる 14
あきらも司と同じ運命?
あきらには司みたいにSにはなれなくて・・・← 本当か!(*^_^*)
*「帰るって、お前の部屋キャンセルしたぞ」
「空室がないか聞いてみればいいから」
立ち上がって葵の腕をつかむ。
「やっぱりまだ無理・・・」
「もうしばらくこのままでいい?」
俺を見つめる葵の瞳は切実で・・・。
このままってこのままの関係?
でも俺と付き会わないって言ってる訳じゃないよな?
司達がいなければきっと抱きしめていた。
急かすな!
急ぐな!
あの手の女は素直にその気にさせるの難しいぞ~、特に経験のない司にはって・・・。
昔、司に言った言葉。
経験があっても何にもならねぇ。
簡単に手が出せる女じゃない。
「だったら、今夜は俺と司が一緒で牧野と葵が一緒の部屋でどうだ!」
「なんだとーーーーッ」
鼓膜が破れる様な大音響の司の声。
「勝手に決めるな」
「私はいいけど・・・」
俺に食い下がる横で牧野は小さくつぶやく。
「お前自分の言ってること分かってるのか!」
今度は牧野に食いつく司。
忙しい奴。
「俺はそんな趣味はねェぞ」
「趣味?」
司の声に怪訝な顔の牧野。
「あきらの奴、俺を寝かせねェなんて言うんだぞ」
司が俺を指さして叫ぶ。
俺もそんな趣味はねえよ。
「俺が司を襲うことは天地がひっくりかえってもない」
俺もまだ死にたくねェしな。
プッーーーー。
「良く、そんな変なこと考えつくね。美作さんが道明寺ってありえないよ」
牧野は完全に噴き出した。
葵は・・・。
顔が真っ赤だ。
「ベットルームは一つじゃないんだからここでも問題ないだろうがぁ」
諦めずに食い下がる司。
「司・・・」
小声で話すために司の肩に腕を回す。
「好きな女と一緒の部屋でなにもできずに朝を待つってつらいよな。経験してんだろ?」
「へ?・・・まあ・・・なっ」
力んでた司の肩から力が抜けた。
「俺はあんまし経験ないんだ。たまには俺の頼みも聞けよ」
「この貸しは大きいぞ」
俺らが今までどれだけ司に振り回されてきたか・・・。
今日の貸しくらいじゃ足らないと思う。
そう思いながらも「悪いな」とつぶやいた。
拍手コメント返礼
hanairo様
司君は役に立たない様な気もしますが・・・
次の日は葵はどこでで寝るんでしょうね♪